キャンプの主役ダッチオーブン、ロッジとユニフレームどっちがいい?
2018/05/05
キャンプでは、遊ぶことと同じくらい、食べることはとっても重要です。
アウトドアでの食事は特別おいしいですからね。
なんといってもまずは、BBQが定番ですね。ステーキの固まりを切りながら、焼いていくなんてのも、野生的でいいし、釣り堀で釣ったニジマスを塩を振ってその場で焼いたりするのも、おいしいですよね。
でも、さすがにBBQだけでは、単調になってしまいますから、丸鶏のローストチキンのようなダイナミックで美味しい料理にも挑戦したいですね。
そこで登場するのが、ダッチオーブンです。
今回は、そんなダッチオーブンの老舗として有名なメーカのロッジと、メンテが楽なユニフレームの2大メーカを比較してみます。
男らしいダイナミックなダッチオーブン料理で、家族みんなの喜ぶ顔を見たいですね。
キャンプにはダッチオーブンがオススメ!
ダッチオーブンとは、元々はアメリカの西部開拓時代にオランダ人が売り歩いたといわれる鋳物の鉄鍋です。
鍋が分厚いので鍋全体の温度が均一になり、蓋も重いため食材からでる水分が蓋と鍋の隙間の埋めて水封といわれる密閉状態になります。
これは圧力鍋のような機能を実現しています。
また、蓋の上に炭を載せることにより、上下からの加熱が可能で、まさしくオーブンとなるわけです。
このような鍋でどんなものが作れるのでしょうか?
まずは、丸鶏のローストチキンが最も有名ですね。
これは、買ってきた1kgぐらいの丸鶏のお腹ににんにくを一杯詰め込んで爪楊枝で蓋をして、あとはじゃがいもや人参と一緒に、ダッチオーブンにいれるだけの簡単料理です。
また、キャベツを4つに切ったものをゴロンといれて、ベーコンを載せて、コンソメを少しれて、あとはダッチオーブンに任せるだけで、キャベツのローストができます。
もっと簡単なのだと、とうもろこしを皮付きで買ってきて、皮を敷いてからその上にとうもろこしを置いて蓋をするだけで、最高のとうもろこしができます。
ちょっと変わったところでは、アルミホイルを敷いた上にスモークチップをのせて、あとはチーズやかまぼこや鶏肉等、好きなモノをのせて蓋をしてあとはダッチオーブンにお任せです。
チーズの燻製は癖になりますよ。
この他にも沢山レシピがありますので、万能鍋と考えていいです。
ポトフなどの汁物ももちろん問題ありませんし、ピラフだっておいしくできます。
弱火で時間をかけてじっくり作るのが得意なので、ダッチオーブンに料理は任せちゃいましょう。
基本は、具材をセットして熱源さえ準備できればあとは、待つだけですから。
まさしく男の料理をつくる道具という感じのダッチオーブンですが、現代では、素材やサイズや形状もいろいろな種類が出てきています。
さて、どんな種類があるのでしょうか?
ダッチオーブン、ロッジとユニフレームのどっちがオススメ?
ダッチオーブンの老舗メーカといえば、ロッジ(Lodge)です。
100年以上の歴史があり、ダッチオーブンの専門メーカです。
材質は伝統の鋳物で、使っているうちに真っ黒になってきますので、よくブラックポットと呼ばれます。
使い始めは銀色なのですが、使い込むうちに油が染みこみ黒い皮膜ができてブラックポットになるわけです。
ダッチオーブンといえば鋳物であり、ロッジというのがブランドであり、定番です。
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ただ、鋳物のダッチオーブンは使い終わってからの手入れに手間がかかります。
洗剤や金のたわしで洗うとせっかくの黒い皮膜が取れてしまうので、重曹とササラや亀の子たわしで洗うことになります。
また、すぐに錆びるので作ったものを鍋のなかに置いたまま一晩置くというような使い方はできません。
なお、鋳物製のダッチオーブンのメーカには、ロッジ以外にもコールマン(中国製)、ロゴス(中国製)、キャプテンスタッグ(中国製)等があります。
ダッチオーブンを趣味のモノとして購入するのであれば、ロッジが絶対にオススメです。
実際に使ってみた経験からも、ロッジのものは鋳物がいいと思います。なんというか木目が細かいというか地肌が綺麗なんですね。
でも、初めてのダッチオーブンを買うのであれば、キャプテンスタッグのものでも充分に役に立ちます。
機能的に特に劣っているわけではありませんので。
私も初めて買ったのはキャプテンスタッグの12インチのダッチオーブンでした。
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結局は、ロッジのものがどうしても欲しくなり、コンボクッカーを買ってしまいましたが。
やっぱり、ロッジは黒光りの感じがいいんです。美しいんですね。
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さて、鋳物のダッチオーブンはメンテが面倒ということもあり、日本製で黒皮鉄板を使ったユニフレームのダッチオーブンがメジャーになってきました。
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こちらは、洗剤でゴシゴシ洗えるので、キャンプ場で後片付けするときは、メンテが本当に楽です。
洗剤で洗えるため、ダッチオーブンに臭いが残らないのもいいです。
また、蓋と鍋の接合部は、機械加工しているため、鋳物性より高い密閉性を実現します。
鋳物では熱いときに水をかけると割れてしまうこともありますが、こちらはそんな心配は無用です。
黒皮鉄板ですので、見た目もブラックポットに近いのも人気かもしれません。
さらに最近では、ステンレスのダッチオーブンも登場しています。
日本製のソト(SOTO)のダッチオーブンです。こちらは、ステンレスなので完全にメンテフリーです。
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カレーを作って、そのままにしておき、次の日に、そのまま、あたためて食べることも可能となります。
ステンレスですから、錆とは無縁です。実用性では一番かもしれません。
一方で、ブラックポットにはならないので、銀色のままです。味のある趣味のモノというよりも、実用性を重視の方に向いています。
お値段も一番高いですが、家の中でも普通に使えるし、キャンプにも使えるし、便利ですね。
お父さんの趣味のモノというよりは、お母さんの調理道具の一つという感じですね。
私の独断と偏見で言わせて頂ければ、ダッチオーブンをお父さんの趣味のモノとして買うならロッジがオススメ。
とりあえず、試しに使ってみようというかたはキャプテンスタッグで充分です。
実用性を最も重視するのであれば、ソト(SOTO)のステンレスダッチオーブンがオススメです。
キャンプ用というよりも、家庭の重い鍋をアウトドアに持ち出す、という感じです。
そして、趣味性と実用性をバランスさせたのが、ユニフレームの黒皮鉄板のダッチオーブンになると思います。
実際には、この3つを見くらべてみて購入を決めることをオススメします。
実際に持ってみて、触ってみて、いいと思ったものを買うのがいいです。
私個人としてはロッジが一番ダッチオーブンらしくて好きですが、ユニフレームも実際に触ってみると、結構いい感じなんですよね。
ダッチオーブンのサイズはどれがオススメ?
家族4人でキャンプにいくなら、10インチのディープタイプが定番です。
ただ、欠点といえば、10インチでは1kgの丸鶏のロースチキンは小さすぎて出来ないということぐらいです。
やっぱり丸鶏料理をやりたのであれば、12インチとなります。
12インチはとても重いので、基本はお父さんが料理をすることになるでしょう。
お母さんが料理するなら、10インチでしょう。12インチでは重すぎます。
また、コンボクッカーという10インチのスキレットと片手鍋が一体となったタイプのものもあります。
スキレットとしても使い安いサイズでいろんな使い方に対応できます。
ちなみに、我が家はキャプテンスタッグの12インチダッチオーブンと、ロッジの10インチのコンボクッカーを使っています。
丸鶏のローストチキンをやるとき以外は、だいたい10インチのコンボクッカーを使うことがおおいですね。
まとめ
●お父さんの趣味のモノならロッジ(Lodge)のダッチオーブンがオススメ。ブラックポットを目指して使い込みましょう。
●実用性重視で、家庭でも沢山使うなら、ソト(SOTO)のステンレスダッチオーブンがオススメ。メンテフリーです。
ブラックポットにはなりません。
●鋳物の鉄の良さと洗剤での丸洗いができることを両立しているユニフレームもなかなかいいです。
趣味のモノと実用性のちょうど中間の位置付けですね。
●サイズは何を作るのか、誰が使うのか、を考えながら、現物をみて決めるのが良いでしょう。コンボクッカーも便利ですよ。