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雹(ひょう)被害にあった我が家の車!車両保険を使うべき?

      2022/11/06

先日、我が家の周辺で雹(ひょう)が降りました。
ちょうどその時、我が家の軽自動車は屋根のない外の駐車場に置いていたため、雹(ひょう)の被害にあってしまいました。

その車は、車両保険には入っていたので、反射的に保険会社に連絡して雹(ひょう)被害にあったことを伝えました。
しかし、よく考えてみると、本当に保険を使ったほうがお得なのでしょうか。

今回は、そんなひょう被害にあったときの対処法について自分の経験を踏まえて、お伝えします。
同様の被害にあわれた方のご参考になれば幸いです。

 

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雹(ひょう)被害ってどんな感じ?

雹(ひょう)って、当然ながら突然降ってくるんですね。

その時も「すごい豪雨が降ってきた~」と思ったら、しばらくして突然、雨が雹(ひょう)に変わりました。
我が家の軽自動車は外の屋根のない駐車場に止めていたので、もろにその雹(ひょう)に襲われたわけです。

妻がその軽自動車を運転して自宅に帰ってきたときには、まだ車が濡れていたせいもあってか、一見被害は全くないように見えました。
しかし、翌日、車の表面が乾いた状態で、もう一度車をよく見てみると、ルーフには数え切れないほどの無数の凹みがありましたし、軽のボンネット(小さいですが)にも10箇所以上の凹みを見つけることができました。(ちょっと写真ではわかりにくいかもしれせんが、微妙に歪んでいます)

 

幸い、車両保険には入っていたので、ほぼ反射的に保険会社のホームページから事故報告をしました。
雹(ひょう)の被害者は多数のため、保険会社も対応が追いついていないようでした。

ちなみに私は一般車両保険に入っていましたので、雹(ひょう)被害も保険の対象になるはずです。
車対車に限定した保険の場合は、雹(ひょう)被害は保険の対象にならないので、一般車両保険に入っていて、ほっとしました。
やっぱり、個人的には車両保険は「一般」をおすすめします。

 

私の車両保険の設定は、こんな感じです。

車両保険95万円で設定していますので、これ以上の修理費がかかると全損扱いとなって、免責の5万円も払う必要がありません。
それ以下の修理の場合は、免責の5万円が必要となります。

 

車両保険を使わなくてもいいんじゃない?

しばらくしてから、少し冷静になって考えてみると、保険を使うと等級が下がってしまうし、事故有計数適用期間が1年に増えてしまうため、翌年の保険料金も上がるし、等級も上がりにくくなってしまいます。

ちなみに、保険料の割引率は等級によって変わってきますが、この割引率には、「事故有の割引率」と「事故無の割引率」の2種類があって、当然ながら、「事故有の割引率」のほうが割引率がぐっと小さくなっているわけです。この「事故有の割引率」の適用される期間がこの「事故有係数適用期間」ということです。

 

私の場合は、現在の契約では、9等級で、事故有係数適用期間「0年」です。

 

今回の雹(ひょう)被害は、1等級ダウン事故とみなされるので、私の場合だと9等級から8等級に格下げとなり、事故有係数適用期間は「0年」から「1年」に増えることになります。
つまり、翌年の保険金額がぐっと高くなり、翌々年にやっと9等級(事故無の割引率)で、事故有係数適用期間が0年に戻るわけです。

そう考えると、「本当に車両保険を使う必要があるのかな?」と思うようになりました。

ルーフとボンネットに凹みはできたものの、車を使うという意味では普通に動くわけで、移動手段としては全く問題がありません。
ただ、見た目がちょっと悪くなっただけです。
まあ、軽自動車ですし、この車の外観には特にこだわりがあるわけでもなく、まあこのままでもいいかなって感じがしてきたわけです。

そこで、保険会社に電話して、保険を使わないことを伝えておくことにしました。
そうしないと、勝手に保険を使ったことにされて、来年から保険料が上がるような気がして心配だったからです。
それまで被害にあってから1ヶ月以上経っていましたが、保険会社からは全く連絡がなかったので、こちらから連絡しました。

「雹(ひょう)被害で事故報告しましたが、保険使わないことにしたいのですが。」と伝えると、オペレータが言うところによると、「実際に修理しなくても修理査定分から免責金額を差し引いた分をお支払いすることもできますよ。」とのこと。

「えっ?そうなの?」

こちらとしては、修理しなくちゃいけないと思っていたので、保険を使わないと言ったんだけど、修正しないで修理分のお金を貰えるなら、そのほうがいいじゃんと思い直しました。
修理査定は保険会社の人が自宅にやってきて査定してくれるそうだし、手間もかからないなら、それがいいなということで、その場で査定をお願いしました。

数日後、保険会社の人がやってきて車の修理費査定をしていきました。
査定の結果、「ボンネット」「ルーフ」「右ドア」は交換になるとのことでした。

後日、メールで送られてきた修理費概算額は、「576,620円(税抜)」でした。
免責の5万円を差し引くと、結果的には「526,620万円(税抜)」をもらうことができることになります。

これは魅力的です。

 

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結局どうしたの?

これは、保険金をもらったほうが得だとは思いましたが、それを確認するために、単純に損得計算をしてみました。
ちなみに、等級による割引率は以下の通りとしています。


【ケース1:保険を使わない場合】

まず、保険を使わずに、雹(ひょう)被害をそのままにして乗り続ける場合。

この場合は、事故がなかったことにするわけなので、なにも変わらず、次年度の契約では、現在の9等級から10等級に上がるし、事故有係数適用期間も0年のまま。当然、次年度の契約の保険金は少し下がることになります。

現在の保険料は約4万円(割引率43%)ですので、来年度の保険料をざっくり予測すると、
次年度の保険料=40,000円÷(1-0.43)x(1-0.45)=38,596円 となります。

約1,000円安くなるということになります。

 

【ケース2:保険を使う場合】

次に、保険を使った場合。

この場合は、等級が「9等級」から「8等級」に下がり、事故有係数適用期間が「0年」から「1年」に伸びるため、次年度の保険金は上がることになります。更にその翌年、つまり次次年度には、元の「9等級」に戻り、事故有係数適用期間が「0年」に戻ることになります。
つまり、2年後にやっと元に戻るわけですね。

次年度の保険料=40,000円÷(1-0.43)x(1-0.21)=55,438円 となります。
つまり、約15,000円高くなるということになります。

以上の結果から、保険を使った場合の保険料の増額分よりも、修理代としてもらえる金額のほうがはるかに大きいので、これは保険を使うほうがお得ということになりますね。

以上のざっくりした検討結果から、今回は車両保険を使うことにしました。
当たり前といえば、当たり前の結果かもしれませんが、やはり車両保険は不測の事態が起きたときには役に立つということを確認できました。

 

まとめ

●雹(ひょう)被害のような場合、修理しなくても修理分のお金を保険金としてもらう事ができる。修理代金の見積もりは保険会社がやってくれる。

●保険を使うと次年度の保険料が高くなるので、その分と修理分としてもらえるお金を比較して、保険を使うかどうかを決めるのがいい。

●雹(ひょう)被害の場合、ちょっとした凹みではあるものの、修理としては交換作業となる場合が多くその分、、修理費も嵩むので、保険を使うほうがお得になる場合が多いだろう。

 

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