初詣!岡山で屋台や出店が多い神社や寺は?絶対お薦めの4選
初詣っていいものですよね。
厳かな雰囲気の中でお参りをすることで、今年1年が良い年になるような気がします。
そんなお参りをした後には、やっぱり屋台のでおいしいものを食べるのが楽しみですよね。
ということで、今回は岡山県で屋台や出店が多く出る神社やお寺をご紹介します。
最上稲荷(さいじょういなり)
最上稲荷は、日本三大稲荷の一つに数えられ、1,200年もの歴史があり、地元では「最上さま」として親しまれています。
正式名称は、「最上稲荷山妙教寺」といいますので、正確には神社ではなくお寺なんですね。
ただ、明治の神仏分離令の際に、特別に「神仏習合」(神道と仏教が融合したもの)が許されたという仏教の流れをくむお稲荷さんということになります。
したがって、お寺でありながらも立派な鳥居を構えていたり、注連縄(しめなわ)があったりするんですね。
ご利益は、五穀豊穣・商売繁盛・開運等があります。
最上稲荷の初詣には、約60万人の参拝客が訪れます。
これは岡山県ではダントツのトップです。
ただ、境内が広いため身動きができないほどの混雑にはなりませんよ。
初詣の参拝時間は、三が日は昼夜連続でご祈祷が行われています。
ここのおみくじがちょっと変わっています。
通常だと「凶」は滅多にでませんよね。
しかし、ここでは約半分が凶・半凶・大凶となっているんですね。
つまりは、2年に一度は凶を引く可能性が高いわけです。
ですから、ここで凶を引いてもそれほどショックを受ける必要はないでしょう。
凶を引いた時が最悪のときで、これからは良くなるしか無いと考えるのが健康的です。
最上稲荷の初詣の屋台は、物凄くたくさん出店します。
参道入口のアーケード街の入り口から、お店や屋台がズラーッと並びます。
たこ焼きやりんご飴などの定番屋台もありますし、ちょっと変わったところでは、太宰府の梅が枝餅、ホルモンうどん等の屋台もあります。
最上稲荷の名物を売っている店もたくさんあります。
名物の定番といえば、「ゆずせんべい」や「ご縁まんじゅう」ですね。
ゆずせんべいは、甘い煎餅で柚子の香りがする煎餅でお土産に最適です。
ご縁まんじゅうは、5円の形をした餡入りの饅頭で、食べ歩きにもピッタリです。
縁起が良さそうなものをお正月から食べるのは嬉しいものですよね。
うどんや蕎麦のお店もたくさんありますね。
アーケードの中にも外にも屋台があって、とにかく凄い数は圧巻です。
なにを食べたらいいか本当に迷ってしまいます。
■最上稲荷 基本情報
所在地:岡山県岡山市北区高松稲荷712
TEL:086-287-3700
営業時間:拝観時間:9:00~16:30/窓口時間:5:30~16:30
アクセス:JR桃太郎線で備中高松駅下車、タクシーで5分
参考URL:https://www.jalan.net/kankou/spt_33201ag2130014619/
瑜伽山蓮台寺(ゆがさんれんだいじ)
瑜伽山蓮台寺は、733年に創設されたお寺で、1300年もの歴史を持つ日本三大観音の一つです。
昔の瑜伽山は神仏習合でしたが、明治の神仏分離令によって、現在は瑜伽山蓮台寺と由加神社本宮に分かれています。
昔から厄除けの総本山としても有名で、江戸時代の頃から香川県の金刀比羅宮と瑜伽山の両方を参る「両参り」という習慣があるんですね。
平成19年に完成した不動明王像は、高さが7.5mもある大きな木造坐像で日本最大級と言われ、迫力満点です。
ご不動様の左手から五色の布でつながった仮の手に触れることで、願いがお直接ご不動様に届けられると言います。
蓮台寺の初詣は、約35万人の参拝客が訪れる人気スポットです。
相当混み合いますが、県指定の重要文化財でもある客殿を正月の三が日だけは無料で拝観できちゃいます。
これは嬉しいですよね。
300年も前の木造建築の重厚さを肌で感じることができます。
蓮台寺の初詣の屋台は、参道にずらりと並びます。
たこ焼きや焼きそばなどの定番屋台が多いですね。
そして、瑜伽山の名物として忘れてはいけないのが、「あんころ餅」ですね。
階段の途中に「あんころ餅」屋さんがあります。
ちょっと赤福に似たようなお餅で、あんこの中に丸餅が入っているような感じです。
これは、おいしいですよ。
また、倉敷名物の「むらすずめ」もおいしいですね。
どら焼きのような感じで、和製のクレープ生地であんこを包んだおいしい和菓子です。
これらは、お土産にもピッタリですね。
■瑜伽山蓮台寺 基本情報
所在地:岡山県倉敷市児島由加2855
TEL:086-477-6222
営業時間:
アクセス:JR瀬戸大橋線「児島駅」から車約20分
参考URL:https://www.jalan.net/event/evt_230928/
吉備津神社(きびつじんじゃ)
吉備津神社は、桃太郎の鬼退治のモデルともいわれる神社です。
本殿は、「吉備津造り」と呼ばれ、堂々とした風格ある建物は国宝にも指定されています。
吉備津神社の裏にある吉備山中は、神の山として崇められ、パワースポットとしても有名なんですね。
特に、拝殿へと続く階段がパワーの集中している場所と言われます。
ゆっくりと一段一段踏みしめながら、登っていくとパワーを感じられるかもしれませんよ。
また約400mあるという回廊は一見の価値ありですね。
なんとも素敵な雰囲気です。
ご利益は、夫婦円満・縁結び・安産・現金収入アップといわれます。
ご利益に現金収入アップというのが謳っているのは珍しいですよね。
これは安産から来ていて、お金を安く生むというところからきているそうです。
どうも、ちょっとこじつけに聞こえるのは私だけでしょうか。
吉備津神社の初詣には、約5万人の参拝客が訪れます。
最上稲荷の60万人と比べると随分少ないように思えますが、地元では人気がある神社です。
ピークの時間帯を外せば、それほど混み合わないのでゆっくりと吉備津神社のパワーに浸ることができます。
大晦日には18時に一旦閉門して、23時に開門して、元旦の21時に閉門します。
2日・3日は、5時から21時の参拝時間となります。
吉備津神社の初詣の屋台は、約10店が出店します。
たこ焼きやクレープ等の定番の屋台が多いですね。
屋台で買って食べ歩きするのは、いくつになっても楽しいものですよね。
参道の手前にもお店があって、そこでは、ゆったりとうどんやそばを食べることができます。
ここは桃太郎に由来の神社ですから、「きび団子」がお土産にはぴったりですね。
神社のすぐ近くのお店で売っています。
■吉備津神社 基本情報
所在地:岡山県岡山市北区吉備津931
TEL:086-287-4111
営業時間:拝観:5:00~17:30
アクセス:吉備津駅から徒歩で10分
参考URL:https://www.jalan.net/kankou/spt_33201ag2130016112/
西大寺観音院(さいだいじかんのんいん)
西大寺観音院は、奈良時代に建立された1200年の歴史を持つ真言宗の古いお寺です。
ここは、厳かな雰囲気と趣のある場所ですね。
なんと言っても、ここで有名なのは、2月にある奇祭の「はだか祭り」です。
ご利益は、子授け・安産・子供の成長などが有名ですが、その他にも厄除け・家内安全・交通安全などもあります。
西大寺観音院の初詣には、約1万人の参拝客が訪れます。
他と比べると参拝者がそれほど多くないので、ピークさえ外せばゆっくりとお参りすることができます。
三が日には、新春特別拝観で国の重要文化財の鐘楼の「朝鮮鐘」を撞くことができます。
これは是非とも撞いてみたいものですね。
西大寺観音院の初詣の屋台は、約10店が出店します。
参拝客もそれほど多くはないので、これくらいでも十分に楽しめます。
たこ焼きや焼きそばなどの定番屋台から、射的のような子供も遊べる屋台もあります。
三が日には、境内で「New Year's マルシェ」が開催され、音楽イベントや多くの飲食ブースが出て、賑わいます。
なお、大晦日には境内でうどんの接待をしてくれるんですよ。(数量限定)
23時半頃から始まりますので、ちょっと早めに行ってみてはいかがでしょう。
寒さの中でいただくうどんは格別ですよ。
■西大寺観音院 基本情報
所在地:岡山県岡山市東区西大寺中3-8-8
TEL:086-942-2058
営業時間:拝観:9:00~16:00
アクセス:西大寺駅から徒歩で15分
参考URL:https://www.jalan.net/kankou/spt_33201ag2130013146/
まとめ
●岡山県といえば、最上稲荷が最も有名です。参道入口の商店も屋台もその数はダントツです。ゆずせんべいとご縁まんじゅうは必食です。
●瑜伽山蓮台寺も人気の初詣スポットです。屋台もたくさん出ますね。あんころ餅とむらすずめは必食ですね。
●吉備津神社と西大寺観音院は、上記の2箇所に比べると参拝客も少ないので落ち着いた初詣ができます。屋台の数も少なくはなりますが、十分に楽しめますよ。