築地の寿司大に行ってきた!店長おすすめメニュー体験レポート!
2018/05/02
2016年9月26日(月)に築地市場の場内で最も有名であるお寿司屋さんの「寿司大」に行ってきました。
ここでは、その日の「店長おすすめメニュー」を画像で紹介しましょう。
あなたも、豊洲に移転する前の寿司大に、一度行ってみてはいかがでしょうか。
あの雰囲気は、移転後には、もう味わえないかもしれませんよ。
築地の寿司大のメニューとは?
寿司大のメニューは、店に入る前に、扉の前に貼ってあります。
非常にシンプルで、「握り寿司2,500円」と、「店長おすすめ4,000円」の2種類だけです。
たしかにこれだけ行列になっていると、できるだけメニューを絞って効率を良くしたほうが、いいネタを安く仕入れることもできますし、作業効率もいいんでしょうね。
オーダーは店の外で並んでいるときに、店員の女性が取りに来ますので、店内に入ってからは、特にオーダーは不要です。
この女性店員は、言葉も堪能で、外人には英語で聞いたりしています。
驚いたのは、我々にも、いきなり英語で話しかけられたことです。
どうも、韓国人あたりに間違えられたらしい・・・複雑な気分です。
まあ、それはそれとして、朝の3時半から待ち始めて、2時間以上も待ったことだし、滅多に来れるところじゃないので、迷わず「店長おすすめ」をオーダーしました。もちろん、日本語で。
食べれないものがあれば、言ってくださいと、優しく確認していましたね。
今日は午前3時半から並びましたが、それでも1クール目には入れませんでした。
5時に開店です。今まで真っ暗だったのが、少しづつ、明るくなってきて、朝らしくなってきます。
5時45分頃、1クール目のお客さんが、どんどん出てきました。1クール目の終了のようです。
店員さんが手早くテーブルを片付けたり、拭いたりしているのが見えます。
新幹線の掃除の人を思い出しました。相当スピーディーです。
そして、5時50分めでたく入店・・ところが、さっきの店員さんから「お二人はちょっと待っててください」と、止められました。
ガーン、3バッチ目か? と最前列に並んで、また待つことに・・。
しばらくすると、あと二人入れますよ、といって入り口直ぐ近くの角の席に案内されました。あー良かった。
席に座ってみると、・・正直、狭いです。
荷物をおく場所もままならず、でも、途中入店もないので、入り口の扉に立てかけて置きました。
一応、カバン用の棚はありました。
もう、キッチキチに詰めて座って13人で目一杯という感じ。
自分のテーブルの割当分としては、約幅30cmというところでしょうか。
でも、握りは一貫づつでてくるし、握りもカウンターに置くタイプなので、結局は、あまり狭く感じなくなりました。
醤油も使うのは巻物のときだけで、あとは使わないので、小皿でいっぱいになることもないですね。
自分の目の前にあるのは、小皿と割り箸だけです。
いよいよ、築地の寿司大の「店長おすすめ」のスタート!
さて、いよいよ、リッチな朝食の始まりです。
まず、カウンター越しに店長から、おしぼりが一人ひとりに渡されます。
カウンターの中には、職人さんが3人、一番奥には若い女性の職人さんでしたね。
3人の職人さんで、13人を相手にしてました。店長は6人、真ん中の若い職人さんが4人、女性の職人さんが3人という感じたと思います。
まず、初めに、お茶とアラ汁が、店員さんが客の後ろの幅30cmもなさそうな狭い通路を歩いてきて配ります。
店員さんは3人程いたと思いますが、しっかりと客を見ていて、お茶がなくなると何も言わずに、お茶を交換してくれます。
このあたりが気持ちいいですね。お茶くださーい、って面倒ですから。
アラ汁はおかわりもOKとのことで、息子は嬉しそうに、おかわりしてましたね。
さて、いよいよ準備も整って、握りが始まります。
まずは、トロからです。
まずは、美しい。まるで神戸牛のような霜降りのトロです。
薄く醤油が塗ってあって光っています。
ここは江戸前寿司なので、基本的に醤油を浸けずにそのまま食べられるように出してくれます。
さて、興奮気味に、食べたので味をおぼえていませんが、脂っぽくもなく、スッキリとしたトロって感じでした。
ちょっと写真では美しさがわからないと思いますが、見た目でも充分楽しませてくれる美しさでした。
次はスズキです。
塩をふってあるので、これもそのまま食べてくださいと言われます。
白身の透明な美しさと、塩に合う蛋白な味わいです。
ご飯のやわらかさがちょうどいいですね。
次の太刀魚も白身魚だけど、ちょっと炙っていて、これがまた旨い。
これは、なんとも言えない旨味があります。
太刀魚がこんなに旨いとはおもいませんでしたね。
熱いですよ、といって出てきたのが卵焼きです。これも美しい。
アツアツを頂きます。
茶碗蒸しのような卵焼きでした。 上品な味です。
マグロの漬けは、見るからにいい色しています。
口に入れると、しっかりとしたマグロの味がじわっと広がります。
漬けがいいかんじです。
これは旨い。トロよりも江戸前寿司らしさを強く感じましたね。
次のウニ。
ちょっと色が綺麗じゃないけど、生うに って感じで、全くミョウバン臭さがない本物の生うにですね。
これは最高ですね。磯の香りが口の中に広がります。
次はサンマ。
季節物ですね。新鮮なサンマだなあ、という味がします。
秋を頂くかんじですね。
次のいくらは、粒がとっても大きくて、これまた美しい。
こんなに大きないくらの粒を見たのは初めてです。
店長が、「これは生のいくら、今しか食べれないよ、今の時期に作って冷凍したものを、普段は出しているんだからね、これは今朝ここで浸けたもの」って、店長が説明してくれます。
柔らかくぷちぷちと弾けて、こりゃうまい。
思わず、日本酒がほしいところです。(車で来ているのでお茶で我慢です)
最後は定番の穴子ですね。江戸前寿司らしいところです。
柔くくてほっこりしています。
そして、海苔巻き4つで一応完了。
鉄火2個とたらことキュウリの巻物2個の組み合わせです。
結構お腹一杯になってきました。
さて、最後のお楽しみ。最後の1貫はお好みでなんでも選べるんですね。
店長はなんでもいいよ、と言っています。
壁のネタの木札をじっくりと見て、結局、ふたりとも鮑としました。
タレの塗られた鮑は厚くて、コリコリです。
そして、塩の香りがしてきて、あー至福の時です。
右隣となりの女性2人はキンメとボタンエビを、左となりの韓国人カップルはホタテを頼んでいました。
どれも皆、美味しそうです。
特に、ホタテは殻から取り出して、さばいているところが、見えるんだけど、これがまた、大きい貝柱が見えてうまそうでしたねぇ。
本当、全部うまそうに見えちゃう。
でも、もうお腹のほうは大満足。
さてと、店員さんを呼んで会計をして8,000円也。
これだけの握りを4,000円で食べることができるのは、やっぱり安いのかな?
って気持ちになって、店を後にすることができました。
まとめ
●寿司大のメニューは、握り寿司2,500円と店長おすすめ4,000円の2種類だけ。
●その後、お好みで追加もできる。ただ、扉の外の行列を見ちゃうと、そんなにのんびりしているわけにも行かないな、という気持ちになる。
●食べ終わった後で、4,000円の値段を振り返ってみると、これは安いんじゃないかと思えてくるのは不思議。