長崎くんちのお下り、お上り、庭先回り!どこで見るのがいい?
2017/10/07
「長崎くんち」の見どころは、やっぱり「お下り」「お上り」の迫力あるお神輿と、「奉納踊り」ですね。
桟敷席が取れなかった場合でも、奉納踊りは「庭先回り」をいろんなところで見ることができます。
ここでは、無料で見ることのできる長崎くんちの「お下り」「お上り」「庭先回り」を、どこで見るのがおすすめなのか?についてご紹介しましょう。
なお、長崎くんちの基礎知識については、こちらを参考にどうぞ。
「長崎くんちとは?日程や場所は?奉納踊りのスケジュールは?」
長崎くんちの「お下り」はどこで見る?
前日に、諏訪神社から本宮の3体のご神体(お神輿)が出てきますが、これを「お下り」と言います。
前日の午後1時に諏訪神社を出発して、馬町、市役所前、県庁前を通って、午後2時頃に大波止のお旅所に到着します。
さて、おすすめの鑑賞する場所は、以下の3箇所です。
まず、一つ目は、馬町交差点から諏訪神社の鳥居が見えますが、そこの階段を勢い良く駆け下りてくる勇壮な迫力のお神輿が見れます。
ですから、参道の両脇がベストポジションですね。
二つ目は、市役所から県庁までの間では、お神輿の行列の傘鉾がついて「傘鉾パレード」が行われます。
重さ120kg~150kgもある傘鉾を1人の担ぎ手が担ぐのも見どころですね。
傘鉾は、数カ所で回りますので、その周囲で見るのがいいでしょう。
三つ目は、県庁の坂を下りたところから、大波止のお旅所に駆けて入るところも迫力満点です。
お旅所の近くで見るのがいいでしょう。
実際には、上記の3つの全ての場所を見るには、お神輿と一緒に移動しないといけませんが、凄い人出ですから、そんなことはことは、とてもできませんから、どこか1箇所に絞って見ることになりますね。
長崎くんちの「お上り」はどこで見る?
3体のご神体(お神輿)は、お旅所の仮宮で中日を過ごして、後日には再び本宮に戻りますが、これを「お上り」と言います。
後日の午後1時に、ご神体(お神輿)はお旅所を出発します。
県庁前を通り、長崎随一の繁華街「浜の町アーケード」を抜けていきます。
その後、中通り、麹屋、八幡町、伊勢町を通って、馬町の諏訪神社下に来ます。
そこから一気に拝殿前まで駆け上がり(「もりこみ」と呼びます)、午後3時半頃本殿に到着します。
さて、おすすめの鑑賞する場所は、以下の4箇所です。
まず、一つ目は、お旅所から出たお神輿が坂の下から県庁へ向けて一気に坂を駆け上がるところですね。
県庁前周辺で見るのがいいでしょう。
二つ目は、浜の町アーケードです。ここは道が狭いので、間近でお神輿を見ることができます。
アーケードの中ならどこでもOKですね。
三つ目は、銀屋町でお神輿が休憩するところです。
ここでもお神輿を間近に見れますし、神輿の下をくぐると福が舞い込むと言われています。
四つ目は、諏訪神社の参道の坂を勢い良く駆け上がる(もりこみ)は圧巻ですね。
参道の両側から見ると間近で迫力を感じることができます。
長崎くんちの「庭先回り」はどこで見る?
長崎くんちといえば、やっぱり奉納踊りですよね。
桟敷席が取れなかった場合でも、無料で奉納踊りを見ることはできます。
庭先回りでは、ショートバージョンではありますが、奉納踊の息吹を感じることができます。
特にお薦めのスポットは、長崎駅ですね。
ここでは、フルサイズの時間で奉納踊りが演じられるので、準本場所と言われています。
長崎駅改札前の広場は大混雑となりますので、その広場を取り囲むように歩道橋がありますので、そこから見ると良く見えます。
または、庭先回りで街中を巡っているので、自分たちも歩きながら探して見るのもいいものです。
庭先回りのスケジュールは、例年9月頃に発表になりますが、毎年大体同じです。
これらの情報を手元におきながら、当日にはリアルタイムでどの踊町がどこにいるのかの情報を、こちらで発信しています。
これらがあれば、自分たちも効率よく奉納踊りを探すことができますね。
以上、桟敷席が取れなかった場合でも、無料で見ることのできる お下り、お上り、庭先回りについて、どこから見ればいいのかをご紹介しました。
これらの情報をうまく活用しながら、長崎くんちを自分たち流に目一杯楽しんでください。
長崎くんちについては、こちらで情報をまとめていますので、ご参考まで。
「長崎くんちの全て!(日程、見所、桟敷席、屋台、駐車場等)」
まとめ
●長崎くんちでは、お下り、お上り、庭先回りを無料で見ることができます。
●お神輿のお下りやお上りは勇壮で圧巻です。そして神様ですので、なにか有り難い感じがしていいですね。
●庭先回りは、長崎駅前で見るのが一番フルスペックに近い形で見れるでしょう。ただ、近くで見ようと思ったら、自分も街中をあるいて探すのが一番です。