潮干狩りのあさり!その日に砂抜きして味噌汁を作りたい!
2018/03/29
潮干狩りって楽しいですよね。
砂をホリホリしていて、あさりが出てきたときの感動はやっぱり楽しい。
特に、子供たちには、しっかりと体験してほしい風物詩ですよね。
ところで、沢山採ってきたあさりは、新鮮な内にすぐに食べたいものですよね。
できれば、その日の内に食べたいのですが、砂抜きをしなくちゃいけないので、普通は翌日の朝食が一番早いタイミングになっちゃいます。
そこで、今回は、潮干狩りでたくさん採ってきたあさりを、その日の内に砂抜きして、美味しい味噌汁を作る方法をご紹介します。
やっぱり、採ったその日に食べるのってタイミング的にベストですもんね。
新鮮なあさりの味噌汁って最高に旨いですよ~。
砂抜きを手早くやる方法とは?
潮干狩りでたっくさん採ってきたあさりをまずは砂抜きしましょう。
これをやらないと、あさりを食べたときにあの「じゃりっ」って砂を噛む事になっちゃいます。
砂を噛むと、なんともいや~な気持ちになるので、砂抜きはマストですね。
そんな絶対に必要な砂抜きですが、方法は3つあります。
一つ目の方法は、一番メジャーな方法で、海水並の塩水に一晩つけて置く方法ですね。
これはこれで、あさりが潮を「ピューッ」と吹くところを観察したりして、個人的には結構好きで、結構楽しいんですが、やっぱり一晩置いておく必要があるので、時間がかかっちゃうんですよね。
この方法では、潮干狩りの当日中にはあさりの味噌汁を食べれませんね。
ちなみに、昔、あさりの砂抜きをするときに、「古いくぎ」を入れていませんでしたか。
私の母もそうしていましたが、実はこの釘は、科学的根拠はなく、ほとんど効果がないようですね。
そこで、二つ目の方法ですが、これは漁師さんがよくやる方法で、あさりをこじ開けて、そこに水道水を入れて直接洗う方法です。
こんな感じです。
なるほどって感じですが、コレ全部のあさりに対して1個づつやるのって、ちょっと気が遠くなりますよね。
ただ、本当に今日の味噌汁分だけなら、一人分10個としても40個ですね。
1個につき30秒ぐらいでできそうなので、1200秒=20分ということになります。
まあ、これぐらいなら我慢してできないこともなさそうですね。
あの先の平べったいナイフを準備するだけなので、これもアリですね。
三つ目の方法が、1番簡単なんですが、通称「50℃洗い」と言われる方法です。
50℃のお湯を用意して、そこにあさりを入れて15分置くだけで、砂抜きが完了するというまるでマジックのような方法です。
塩も入れる必要がないので、とっても簡単ですね。
いやー、こりゃ簡単ですよね~。これなら、誰でもできそうです。
でも、お湯は正確に50℃じゃないといけないのでしょうか?
実は、これが結構シビアで、43℃以下になると菌が繁殖しますし、60℃以上だとあさりが死んでしまいます。
ということで、あまりラフすぎてもいけないんですね。
じゃあ、どうやって50℃のお湯を作ればいいのでしょうか?
「50℃洗い」に使うお湯の作り方とは?
50℃のお湯があれば、あとは簡単そうなのですが、この50℃のお湯をどうやって作るのかがポイントですね。
最も簡単なのは、沸騰したお湯に温度計をいれて、そこに水を足していって50℃のお湯を作る方法ですね。
温度計があれば、これが一番簡単です。
買っても500円ぐらいですので、この際用意しても天ぷら等にも使えますし、買っておいても損はしないですよね。
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または、給湯器の温度設定が50℃に設定できる場合は、ズバリそのお湯が使えますので、そのまま使えばいいですね。
給湯器の温度設定は、普通は40℃程度までなら設定できると思いますから、40℃のお湯と、100℃の沸騰したお湯を混ぜても作れます。
例えば、40℃のお湯1000mlと、沸騰した100℃のお湯200mlを加えると、ほぼ50℃のお湯になります。
温度のわかっているお湯と沸騰したお湯があれば、自由に作れますね。
このときに使うカロリー計算は、以下の通りです。
40℃の水1000mlのカロリーは、40℃x1000ml=40,000カロリーとなり、100℃のお湯200mlのカロリーは、100℃x200ml=20,000カロリーとなります。
これを加えると60,000カロリーとなり、量は1200mlに増えますから、60,000カロリー÷1,200ml=50℃となりますよね。
温度のわかっているお湯がない場合には、水道水をそのまま使う方法もあります。
ちなみに東京の水道水の温度は、5月が約19℃、6月が約22℃、7月が25℃、8月が約27℃、9月が約25℃となっていて、結構変動するんですね。(平成28年度の東京都水道局のデータから引用)
ただ、1日でみると水道水の温度は、気温の上下に比べると隨分少ないんですね。
例えば、平成28年4月1日の気温は日較差が9℃でしたが、水温の変動は1.4℃でした。
ですから、潮干狩りに行った月によって、水温を平均値として計算しても、大きくは外れないようですね。
例えば、5月の連休に潮干狩りにいったのなら、水道水の水温は19℃として計算して、例えば、水道水1,000mlに、沸騰したお湯を600ml入れると、約50℃になります。
19℃の水1000mlのカロリーは、19℃x1000ml=19,000カロリーとなり、100℃のお湯600mlのカロリーは、100℃x600ml=60,000カロリーとなります。
これを加えると79,000カロリーとなり、量は1600mlに増えますから、79,000カロリー÷1600ml=49.3℃となります。
東京の場合ですと、大雑把に水道水と同量の沸騰したお湯を混ぜても、50℃のお湯にはならずに、高目の温度になってしまうので、要注意です。
北海道では水温がまた大きく違うので当然変わってきますよね。
まあ、こうやっていろいろと考えると、やっぱり温度計買ったほうがいいんじゃないでしょうか^^
ちなみに、この「50℃洗い」をした場合には、手早く食べるようにしましょう。日持ちしないんですよね。
もし、食べきれないときは、すぐに冷凍保存しましょう。
味噌汁をつくるとき、あさりは水から入れる?お湯に入れる?
あさりの砂抜きができれば、まずは定番の味噌汁を作りたいですよね。
しかし、味噌汁を作るとき、気になるのは、あさりを「水から」いれて火にかけるのがいいのか、お湯を沸かしてから「お湯に」あさりを入れるのがいいか、ってことですよね。
結論から言うと、実はどっちも有りなんですね。
あさりを水から入れた場合には、あさりから旨味たっぷりの出汁が取れるんですね。
この場合は貝の出汁だけで美味しいので、他に出汁はなくても美味しいです。
ただ、身が小さくなってしまうため、あさりの身を食べるよりも、美味しい出汁を飲む味噌汁になるんですね。
一方、あさりをお湯から入れた場合には、旨味が貝の中に多く残りますので、あまり煮込まずに口が開いたら火を止めて、ふっくらした身を美味しく食べれます。
煮込んじゃうと、身が固くなってしまいます。
出汁もでますが、水からの場合よりも少な目ですね。
ということで、あさりの出汁を楽しむなら「水から」、身を美味しく食べるなら「お湯から」、と考えていいでしょう。
これはどちらが正解ということではなくて、好みの問題ということですね。
ちなみに、冷凍物のあさりの場合は、お湯からに入れてすぐに解凍したほうが美味しいですよ。
まとめ
●潮干狩りで採ったあさりを当日の夕食に味噌汁にすることは可能。
●砂抜きは、こじ開けて水道水で洗うか、50℃洗いをするかで可能。50℃のお湯をつくるときは温度計があると楽。
●味噌汁をつくるとき、あさりを「水から」入れると、出汁が沢山出て「美味しい汁」を楽しめる。一方、あさりを「お湯から」入れるとあさりの「美味しい身」を楽しめる。