京都で毎月縁日屋台やフリマがある神社仏閣のおすすめ5選!
京都は神社仏閣がたくさんありますから、毎月縁日が行われるところもたくさんありますね。
大きな縁日となると屋台も多数出て、とっても賑やかになります。
また、京都の縁日では、食べ物の屋台の他にも、骨董品やハンドメイド品のフリーマーケットが多くの寺社の縁日で盛んに行われています。
今回は、そんな毎月縁日やフリマを開催している神社仏閣の中から、特に規模が大きくて屋台なども楽しめるところをピックアップしてご紹介します。
デートで行っても楽しいですし、子供と出かけるのも楽しいですよ~。
もちろん、フラリと1人で行って掘り出し物を探すのもいいですね。
目次
縁日とは? フリーマーケットとは?
縁日ってよく聞きますが、どんな意味があるのかご存知ですか?
一般的な感覚では、縁日といえば、屋台や出店が集まる、というそんなイメージですよね。
でも、本当の意味は、神仏の生まれた日や亡くなった日などの縁(ゆかり)のある日のことを縁日と読んでいるんですね。
この日に参拝すると、普段以上のご利益があると言われていて、昔から多くの人が縁日に参拝してきました。
京都では、その縁日に、通常の食べ物屋台や出店の他に、骨董市やフリマも沢山開催されており、骨董品や陶器・着物・雑貨等の時代物が多く出品されています。
また、手作り品のフリマも京都では人気が高く、沢山の人で賑わいます。
では、人気のあるところはどんなところなのでしょうか?
早速見ていきましょう。
東寺(教王護国寺)の弘法市(こうぼういち)
東寺は、真言宗の歴史ある寺で、世界遺産にも登録されている京都屈指の観光スポットです。
京都駅から歩いて行けるのが、とっても便利ですね。
この東寺では、毎月21日に、弘法市と呼ばれる縁日が開催されます。
弘法大師の命日にちなんでおり、屋台や出店が1,000店以上が集まる京都最大級の縁日です。
来場者も20万人を超えるといいますから、凄いですよね。
今や日本全国で骨董市が開かれていますが、ここがその起源と言われている草分け的存在です。
朝8時頃~16時頃の営業時間で、朝早く開いて夕方早く閉まるって感じですので、早めに行くのがいいでしょう。
露店には、骨董品・古着・植木・漬物・雑貨・食べ物などいろんな種類があって、見ているだけでも楽しめます。
特に、12月21日の終い弘法(しまいこうぼう)は、1年で最も盛り上がります。
■基本情報
住所:京都府京都市南区九条町1番地
アクセス:「JR京都駅」(八条口)下車 1.1km 徒歩15分
開催日:毎月21日
時間:8時~16時頃
問い合わせ先: 075-691-3325
参考URL:http://www.toji.or.jp/mieiku.shtml
地図:https://goo.gl/maps/CU3i8LpgPWP2
北野天満宮の天神市(てんじんいち)
北野天満宮といえば、学問の神様・菅原道真公を祀る神社として有名で、地元では「天神さん」と呼ばれて親しまれています。
菅原道真の誕生日である6月25日と、無くなった2月25日にちなんで、毎月25日に、天神市と言われる縁日が開かれます。
この縁日には、毎月1,000店以上の屋台や出店が並ぶ、京都では東寺の弘法市と並んで有名な縁日ですね。
露店には、食べ物屋台のほかにも、骨董品や古い着物、刀、植木などがフリマのような形で沢山出品されていて、さすが京都という風情です。
屋台で美味しいものを買って、食べ歩きをしたり、掘り出しものを見つけたりするのが、天神さんの楽しみ方ですね。
特に、ひときわ盛り上がるのが、12月25日つまりクリスマスに行われる「終い天神」(しまいてんじん)、1月25日の「初天神」(はつてんじん)です。
また、祥月命日の2月25日には、境内の沢山の梅の花が咲き誇り「梅花祭」(ばいかさい)と呼ばれています。
菅原道真といえば、太宰府に下るときに梅の木が道真を追って太宰府まで飛んでいったという「飛梅伝説」があるほど、梅とは縁の深い人ですからね。
この天神市は、東寺の弘法市と共に二大骨董市と言われていて、京都を代表する縁日と言えますね。
昼には人出のピークを迎えますので、掘り出しものを探すには朝8時頃から行くのがおすすめです。
■基本情報
住所:京都市上京区馬喰町
アクセス:JR京都駅より市バス50・101系統/JR・地下鉄二条駅より市バス55系統/JR円町駅より203系統
開催日:毎月25日
時間:6時~16時頃
問い合わせ先:075-461-0005
参考URL:http://kitanotenmangu.or.jp/
地図:https://goo.gl/maps/3wFxKw4T7b12
鹿ヶ谷・安楽寺のくさの地蔵縁日
安楽寺は、哲学の道から1本山際の通称「隠れ道」にあるお寺で、法然院の南に位置します。
ここは、普段は非公開になっていて、春のさくら・つつじ・さつきの時期、夏の鹿ケ谷カボチャ供養、秋のもみじの時期だけ拝観できるんです。(拝観料500円)
特に、夏の風物詩として有名な鹿ケ谷カボチャ供養や、秋の山門のもみじの美しさは、有名ですね。
また、毎月2日の「くさの地蔵縁日」の日も安楽寺の公開日となっていますおで、ちょっと特別な感じがして嬉しいですね。
拝観料500円は必要になりますが、縁日に来た人には、白味噌の雑煮が振る舞われるのが嬉しいですね。
拝観料を支払うときに引換券をもらえますので、「椛 momiji」で受け取れますよ。
なんとも言えない、白味噌のとろりとした甘さが京都を感じさせてくれます。
先着順で数に限りがあるので、午前中に行ったほうがいいでしょう。
この縁日は、くさの地蔵の誕生日の5月2日にちなんでいますが、まだ、新しい縁日で、2015年のお堂新築の時に始まったものなんですね。
くさの地蔵は、皮膚病やできものにご利益があると言われており、縁日に行ったら、まずは、ここにお参りするのを忘れないようにしましょう。
縁日の屋台や出店では、新鮮な野菜、スイーツ、焼き菓子、お弁当、古本、手作りアクセサリー、雑貨、食べ物など、いろんな露店を楽しむことができます。
このお寺は普段公開していないこともあり、プレミア感がいいですよね。
■基本情報
住所: 京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21番地
アクセス:JR京都駅から市バス5系統/「真如堂前」から徒歩約15分
開催日:毎月2日
時間:9時30分~16時30分
問い合わせ先:075-771-5360
参考URL:http://anrakuji-kyoto.com/
地図:https://goo.gl/maps/3M87DJjMhNp
百万遍(ひゃくまんべん)さんの手づくり市(百萬遍知恩寺)
こちらは、知恩寺で毎月15日開催される手作り専用のフリーマーケットです。
お寺の縁日というわけではないようですね。
なお、この知恩寺は、知恩院とは関係ありませんよ。
このフリマのコンセプトは「私が創りました 買ってください」という表の看板でわかりますね。
自分で創作したものを売るというフリマですので、仕入れてきたものは販売出来ないんです。
1986年に数店からスタートしたこのフリマも、今では400店以上が軒を連ね、なんと毎回1万人以上の老若男女で賑わう盛大なフリマになっていて、凄い盛況ぶりです。
現在では、出店も、毎回抽選で決められ、その倍率も2~3倍ということですので、前回見たお店だからといって、今回もあるかどうかはわからないんですね。
だから、一期一会のつもりで、気に入ったらその場で買っちゃうのがおすすめです。
次回は、出店していない可能性もあるわけですから。
また、人気のあるものは10時頃から売り切れが続出してきますので、朝9時頃には回れるように行くのがいいでしょう。
出店しているのは、手作りアクセサリー、雑貨、パン、お菓子、編み物、陶芸、レザークラフト、ちりめん山椒、チーズケーキ、コーヒー、ベーグルなど、とにかく多様です。
全部手作りですから、見て回るだけでも楽しいですし、食べ歩きもまた楽しいです。
オリジナルの手作り品ばかりなので、ちょっとしたプレゼントを探しに行くにもおすすめです。
■基本情報
住所:京都市左京区田中門前町 知恩寺境内
アクセス:市バス「百万遍」下車/京阪電車「出町柳駅」徒歩10分
開催日:毎月15日
時間:8時~16時
問い合わせ先:075-771-1631
参考URL:http://www.tedukuri-ichi.com/hyakumanben/
地図:https://goo.gl/maps/VLQrVywPJUQ2
上賀茂神社(かみかもじんじゃ)の上賀茂手づくり市
こちらは、2006年3月からスタートした手作り市で、毎月第4日曜日に開催されます。
京都の世界文化遺産である上賀茂神社の境内を流れる「ならの小川」沿いに、手作りのお店が250店以上も軒を連ねます。
手作り雑貨、布小物、アクセサリー、洋服、バッグ、盆栽、陶芸品、木工品、家具、農産物、スイーツ、お菓子、焼き菓子、パン、コーヒーなど、手作りできるものなら、なんでも並びます。
手作りに限定しており、個性的な品やクオリティの高さが目を引きますね。
会場が世界文化遺産の神社の境内でもあり、由緒正しい凛とした空気感があるのが素敵です。
また、日曜の開催ということで行きやすいのも嬉しいですね。
日曜ならではの結婚式の花嫁さんが見れたりするのもちょっと得した気分です。
露店は、一の鳥居と二ノ鳥居の間になりますので、その周辺を散策するだけでも、気持ちがいいですね。
お目当てのお店が有る場合には、朝10時頃には現地に入ったほうがいいですね。
売り切れてしまったら悔しいですからね。
■基本情報
住所:京都府京都市北区上賀茂本山339
アクセス:JR京都駅などから上賀茂神社行きのバスが運行
開催日:毎月第4日曜
時間:9時~16時
問い合わせ先:075-781-0011
参考URL:http://www.kamigamojinja.jp/
地図:https://goo.gl/maps/M6XXyHdsEsr
まとめ
●京都の2大骨董市といえば、毎月21日の「東寺の弘法市」と、毎月25日の「北野天満宮の天神市」が有名ですね。ここの縁日は外せませんね。
●毎月2日の「安楽寺のくさの地蔵縁日」は、普段非公開の安楽寺に入れるのが嬉しいですね。特に、秋のもみじの頃には是非とも訪れたいところです。
●京都の手作り専用のフリマといえは、「百万遍さんの手作り市」と「上賀茂手づくり市」が規模と人気度合いから見ても一番でしょう。手作りの良さを味わいたいですね。