北海道新幹線に乗るならえきねっと?モバイルSuica?どっちが得?
2018/05/01
待ちに待った北海道新幹線もいよいよ開業しましたね。
これで北海道から九州まで新幹線がつながったことになります。
仕事で以前はよく東海道新幹線を使っていましたが、年に1度以上、大阪出張する機会があるなら、「エクスプレス予約」が絶対に安かったですね。
カードの年会費を払っても、東京⇒大阪の往復の割引料金のほうが大きかったですからね。
しかし、北海道新幹線はどうなんでしょか。
ここでは、北海道新幹線の切符を割引価格で購入できる、「えきねっと」と「モバイルSuica」についてご紹介しましょう。
どうも、JRのホームページの説明はわかりにくいので、ここでは、できるだけわかりやすく説明しますね。
また、結局どっちがお得なの?っていうのも御説明しましょう。
目次
北海道新幹線を「えきねっと」で予約する方法とは?
ここでは、主に、東京から新函館北斗へ行く場合についてご説明します。
東京から新函館北斗までの普通運賃は?
まず、普通に東京から新函館北斗まで、北海道新幹線でいくと、定価でおいくらかというと、
乗車券11,560円+普通特急券11,130円=22,690円となります。
なお、これは通常期の価格で、繁忙期は200円増、閑散期は200円減となります。
閑散期=1月16日~2月末日・6月・9月・11月1日~12月20日の月~木曜日(祝日と祝前日は除く)
繁忙期=3月21日~4月5日・4月28日~5月6日・7月21日~8月31日・12月25日~1月10日)
「えきねっと」の割引を使えるようにするための準備とは?
「えきねっと」で予約すると東京⇒新函館北斗間の普通車で最大25%の割引がありますので、利用しない手はないですよね。
えきねっとを使えるようにするには、会員登録が必要となります。
無料で登録できますが、クレジットカードは必要ですよ。
【えきねっと会員登録手順】
1.こちらの画面から「えきねっと会員登録」をします。
一番下側にある、「□ えきねっとの規約および個人情報の取扱いに同意する。」のチェック欄に、チェックした上で、
「同意する →」をクリックします。
2.メールアドレスの入力をします。上下2段とも同じアドレスをいれて、「メール送信 →」をクリックします。
3.「登録手続きメールをお送りしました。」というメッセージがでますので、すぐにメールを確認してみます。
4.自分のメールを開くと「会員登録手続きのご案内【えきねっと】」というメールが来ていますので、そのメールに記載のあるURLをクリックします。
5.すると「えっきねっと会員登録」という画面が開くので、そこで「お客様情報」の各欄に記入します。
ユーザーIDは半角英数で4文字以上です。
Passwordは半角英数混在で6~12文字とします。記号は使えませんよ。
氏名、生年月日、性別を入力します。
6.その下の「ご連絡先」の各欄に記入します。
これは特に問題ないですね。住所は番地も全角で入力しましょう。
7.以上、入力しましたら、「次へ(入力内容確認)→」をクリックします。
8.問題なければ、「次へ(カード・メルマガ情報の入力)→」をクリックします。
9.次にクレジットカード情報の登録をします。クレジットカード番号と有効期限を入力します。
実際にクレジットカードを見ながら入力してくださいね。
すべて数字は半角ですよ。
10.その下の「メールマガジンの設定」は受信したくないときは、チェックを外しておきます。
受信したい場合はそのままでいいですよ。
11.以上で、「次へ(入力内容確認) →」をクリックします。
12.内容に間違いがなければ、「登録 →」をクリックします。
13.「えきねっとの会員登録が完了しました」というメッセージ出たら終わりです。
お疲れ様でした。
14.メールでも手続き完了のお知らせが届きます。
「えきねっと」の割引を使うときの注意事項とは?
ネット経由で予約できるのですが、最後は現物の切符をJR東日本の駅で受け取る必要があります。
これが結構面倒といえば、面倒なんですよね。
まあ、受け取り場所を一度確認できれば二度目からは迷うことも無いですが、初めはちょっと探すかもしれませね。
タッチアンドゴーとはいかないわけです。
「えきねっと」で予約できる割引チケットは2種類ある
このあたりからややこしくなってくるのですが、「えきねっと」では、予約できる割引チケットは、以下の2種類があるんですね。
1.えきねっとトクだ値
2.お先にトクだ値
「えきねっとトクだ値」とは?
「えきねっとトクだ値」は、5%割引の乗車券と特急券のセットになっています。
東京⇒新函館北斗では、通常期で21,550円となり、定価よりも1,140円安くなります。
お弁当代ぐらいが、お得って感じですね。
予約は、事前受付期間として、乗車日1ヶ月+1週間前の朝5時30分から受付開始します。
この事前受付期間では予約が取れる保証はなく、席もバラバラになる可能性があります。
それでも繁忙期には事前受付したほうが安心ですね。
正式な発売開始は、乗車日の1ヶ月前の朝10時からで、乗車当日の午前1時40分まで予約可能です。
急な出張などにも、ギリギリまで使えますので便利ですね。
予約方法はインターネット限定となります。
【「えきねっとトクだ値」予約方法】
1.こちらの画面から、会員様向けサービスの「きっぷ予約」をクリックします。
2.ログイン画面で、上で会員登録したときの「えきねっとユーザーID」と「パスワード」を入力して、「→ ログイン」をクリックします。
3.セキュリティ認証画面で、画像の文字列を入力します。
あなたが人間であることを確認しているんですね。面倒ですがセキュリティのためですから、仕方ないですね。
4.次の画面で、「指定席」をクリックします。
5.次に、北海道新幹線のある枠をクリックします。
6.「条件を指定してください」と表示されるので、乗車日・出発時刻・利用区間を入力てから、
「以上の内容で空席を確認する →」をクリックします。
なお、ここで事前受付期間の場合には、事前受付に進みますが、ここでは、通常の予約の流れを説明します。
7.すると条件に合致した列車が時間順に表示されますので、「トクだ値/乗車券つき」(05%割引)の欄を確認します。
ここに、○や△のマークがある便に空席があることがわかります。
8.希望の便の○または△をクリックして、1番下の「人数を入力してください」のところおで、おとなとこどもの人数を入力してから、
「座席選択へ →」をクリックします。
9.座席位置の指定方法は、シートマップ(座席表)で指定することも可能ですので便利ですね。
10.最後に「以上の内容で申し込む →」をクリックして完了です。
「お先にトクだ値」とは?
「お先にトクだ値」は、「えきねっとトクだ値」よりも予約期間が短いことと、その分割引率が高いこと以外は、ほぼ同じと考えていいです。
1.なんと、25%割引の乗車券と特急券のセットとなります。
東京⇒新函館北斗では、通常期で17,010円となり、定価よりも5,680円安くなります。
これは結構な割引率ですよね。
2.予約は、「えきねっとトクだ値」と同様に、事前受付期間として、乗車日1ヶ月+1週間前の朝5時30分から受付を開始します。
この事前受付期間も、「えきねっとトクだ値」と同様、予約が取れる保証はなく、席もバラバラになる可能性があります。
それでも繁忙期には事前受付したほうが、やっぱり安心ですね。
正式な発売開始は、乗車日の1ヶ月前の朝10時から、乗車当日の13日前の午前1時40分までとなります。
この13日前までというのが大きな特徴になります。
つまり、こちらは、急な出張には使えないことになりますね。
予約方法は「えきねっとトクだ値」と同様に、インターネット限定となります。
以上は、北海道発の北海道新幹線でも、全く同様で、きっぷを受け取る場所が、JR北海道の各駅となるだけです。
北海道新幹線を「モバイルSuica」で予約する方法とは?
「モバイルSuica」とは?
モバイルSuicaとはおサイフケータイを利用できるスマホ等使えるサービスです。
私のガラケーでも使えますが、iPhoneは残念ながら使えません。
このサービスの凄いところは、なんといっても「タッチ&ゴー」ができることですね。
まずは、こちらも会員登録が必要です。
自分の持っている端末がモバイルSuica対応端末かどうかは、こちらで確認できます。
【モバイルSuica会員登録手順】(新規の場合)
1.まずは、こちらから、アプリをダウンロードします。
通信会社によって方法が異なりますので、自分の契約している通信会社のところから見て下さい。
なお、予めインストールされている機種もありますので、その場合はインストール不要です。
2.「モバイルSuicaアプリ」を起動して、初期設定画面の「初めてご利用の方へ」の「会員登録」を選択します。
3.「新規登録」を選択します。
4.会員規約に問題なければ、「同意する」を選択します。
5.基本情報として、名前や生年月日やクレジットカード情報などを入力して、「確認する」を選択します。
全角入力するところと、半角入力するところがあるので、注意して下さい。
6.会員内容確認画面で、間違いの無いことを確認してから、「登録する」を選択して完了します。
なお、クレジットカードを登録せずに使える「EASYモバイルSuica」というサービスもありますので、まずはこれで試して見るのもいいかもですね。
「モバトク」とは?
「モバトク」とは、「モバイルSuica特急券」のことで、座席や期間の限定なしで、いつでも携帯端末から予約できます。
東京⇒新函館北斗では、通常期で20,630円となり、定価よりも2,060円安くなります。
ちょっと高級なお弁当代ぐらいが、浮く感じですよね。
それで、「タッチ&ゴー」ですし、お茶を買いたければ、自販機に携帯端末をかざせば買えちゃうし、便利ですよね。
【予約方法】(私のN902iというガラケーの場合)
1.モバイルSuicaアプリを起動する。
2.「モバイルSuica特急券」を選択する。
3.パスワードを入力して「モバイルSuicaログイン」します。
4.長々と説明文が続きますが、最後で「確認」をします。
5.「購入する」の「時刻を指定して購入」を選択します。
6.「北海道新幹線」を含むほうを選択します。
7.乗車日や時刻、乗車駅、降車駅を選択して、指定席を選択します。
8.「次へ」を選択します。
9.空席状況を確認して、乗車したい列車を選択します。
10.普通車指定、グリーン、グランクラスのいずれかを選択します。
11.次の座席指定は、シートマップからも指定できますし、指定しないこと等もできますので、画面でお好きな座席を選びます。
12.「次へ」を選択します。
13.最後の確認画面で内容を確認して、間違い無い様でしたら、「購入する(取り消し不可)」を選択して完了です。
「スーパーモバトク」とは?
「スーパーモバトク」とは、「スーパーモバイルSuica特急券」のことで、列車や座席が区間に限定がありますが、条件さえ合えば、最も安くチケットを購入することが出来ます。
東京⇒新函館北斗では、通常期で15,460円となり、定価よりも7,230円も安くなります。これは凄いですね。
ただし、すべての列車に適用されるわけではなく、設定のない列車もあるので、事前にチェックが必要です。。
また、購入後の変更は一切不可となります。
指定列車以外の列車では使えませんので、列車の変更する場合には一旦払い戻しが必要となることというようなリスクを負うことを覚えておきましょう。
「えきネット」と「モバイルSuica」結局どっちがいい?
以上の結果から、通常期の乗車券と普通車特急券の値段だけで比べると、以下のようになります。
旅行の予定が確定的で変更の可能性が無いのであれば、この順番で考えていいでしょう。
第1位は、モバイルSuicaの「スーパーモバトク」の15,460円です。
第2位は、えきねっとの「お先にトクだ値」の17,010円です。
第3位は、モバイルSuicaの「モバトク」の20,630円です。
第4位は、「えきねっとトクだ値」の21,550円です。
一方、旅行の日程が流動的な場合は、モバイルSuicaの「モバトク」がタッチアンドゴーも使えて、変更も楽ということから、おすすめだと思いますよ。
いずれにしても、こう考えると定価の22,690円でそのまま購入するのは、いかにももったいない感じがしてしまいますね。
賢く北海道新幹線を使いましょう。
まとめ
●北海道新幹線で東京から新函館北斗まで行くには、モバイルSuicaの「スーパーモバトク」が最も安い。
●しかし、変更不可という条件付きなので、予定変更の可能性があるなら、モバイルSuicaの「モバトク」が使いやすいでしょう。
●やっぱり、「タッチアンドゴー」は便利ですね。