養老渓谷の紅葉なら大福山ハイキングがお薦め!最高の見どころは?
2018/05/02
養老渓谷にはいくつかのハイキングコースがあります。
その中でも、特に11月下旬から12月初旬の紅葉時期におすすめなのが、大福山・梅ヶ瀬コースです。
ここでは、大福山・梅ヶ瀬コースの詳細と見どころをご紹介しましょう。
養老渓谷の紅葉を見るなら大福山コースがおすすめ!
大福山コースは、養老渓谷駅から大福山山頂までを1周するコースで約10㎞の行程です。
約3.5時間~4.5時間程度かかります。一部急な斜面もありますので、歩き甲斐十分の中級コースという感じですね。
コースは、「養老渓谷駅 →(0.7km)→ 宝衛橋 →(1.8km)→ 女ヶ倉 →(4.2km)→ 梅ヶ瀬渓谷 →(4.2km)→ もみじ谷 →(0.3km)→ 大福山展望台 →(2.9km)→ 女ヶ倉 →(1.8km)→ 宝衛橋 →(0.7km)→ 養老渓谷」となります。
楽々なコースではありませんが、養老渓谷の紅葉を堪能したいならぜひ挑戦してみてほしいルートです。
千葉県はあまり高い山がありませんが、大福山は市原市では一番高い山で標高285mです。
東京の高尾山のちょうど半分ぐらいの高さですので、そう考えると大したことなさそうにも思えますよね。
山頂には日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀る白鳥神社があり、展望台もありますので、そこが一応目的地となります。
しかし、それまでの道がとっても気持いいので、目的地よりも途中の景色やもみじを楽しむことのほうが主目的になりそうです。
また、このコースは、沢沿いを歩きますので、どうしても水に濡れます。
防水性のある歩きやすい靴が必須ですので、ここだけは要注意ですよ。
特に雨の降った翌日等は川の水かさも増えますので、長靴がベストですね。
紅葉シーズンには、養老渓谷駅から女ケ倉の間を15分~30分ごとにシャトルバスが出ています(160円)ので、これを利用する手もあります。
バスで5~6分のところですから歩いて行っても30分位です。
女ケ倉からは、大福山方面にいくか、梅ヶ瀬渓谷に行くかの二股になっています。
どちらに行っても大福山には行けますが、ここはメジャーな梅ヶ瀬渓谷方面に行ってみましょう。
平坦で歩きやすい道が続きます。紅葉も見えてきます。
途中からは沢沿いの道が続き、渓流の石の上を歩いていくところも沢山通ります。
こんなところでは靴が重要ですね。水の中に入っても少しぐらいなら大丈夫な靴でないとぐしょぐしょになっちゃいます。
沢を抜けると、上りや下りの山道となります。それほど、きつくはないものの、それなりのハイキングコースになります。
養老渓谷の紅葉の見どころとは?
さて、いよいよ梅ヶ瀬渓谷のあたりです。
このあたりはひとつ目の紅葉の見どころですね。
更に進むと日高邸跡の標識が見えてきます。
ちょっとコースを外れて、日高邸跡に寄ってみましょう。
ここは、明治18年に九州高鍋藩出身の教育者であった日高誠実がここに梅を植えて、梅ヶ瀬書堂を開校して近くの生徒を指導したところです。
建物は既にありませんが、屋敷跡にはもみじの老木が数本あります。
ただの空き地に見えますが、これが、実は凄いんです。
このコースの紅葉の最大のポイントと言ってもいいでしょう。
時期がぴったりなら、もみじの絨毯が敷き詰められているのです。
そんなラッキーなときには、素晴らしい赤い絨毯を見ることができますよ。
ここらでお弁当をひろげて食べるのが良さそうですね。
日高邸跡を出て、また元のルートに戻り、大福山を目指します。
このあたりは、もみじ谷と言われるところで、やっぱり紅葉の名所ですね。
もみじ谷を過ぎると尾根のルートの狭い道を進みます。
途中には急な坂もあり、逆ルートで降りてくる人もいるので、ここはゆずりあいながら、ゆっくりと進みます。
ここはちょっとした登山という感じになります。ちょっと、息も上がります。
そして、やっと目的地の大福山の頂上に到着です。 紅葉の時期には露店も出ていますよ。
山頂の白鳥神社でお参りをしましょう。あの日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀っている神社で千葉で一番高い場所にある神社です。
自分的には、パワースポットです。
更に、大福山展望台は鉄塔の螺旋階段を登ったところです。
そこからの景色をじっくりと堪能しましょう。紅葉の山々の絶景です。
285mとはいえ、自分の足であるいた高さから見る景色は格別ですね。
帰りは、養老渓谷駅を目指してゆるやかに下っていく県道の見晴らしの道を歩いて行きます。
紅葉が道路を覆うようになってまるで紅葉のトンネルです。
途中、めがくら橋を渡ります。ここからの景色もいいですね。
そして、来るときの分岐点の女ケ倉に到着です。
タイミングがあえば、シャトルバスを使うと養老渓谷駅まですぐです。
養老渓谷の紅葉の駐車場は?
以上の大福山コースは、4時間ほどの中級コースのハイキングです。
もし、体調が良くないときは、大福山の頂上から300m程下のところに駐車場がありますので、そこまで車で来るまで行くことも可能です。
できれば、やっぱり汗をかいて自分の足で登るのが感動もひとしおですが、例えば、おばあちゃんやおじいちゃんと一緒だったりすと、ちょっと厳しい坂道や滑りやすい沢もあるので、そんなときは駐車場を使うのが便利ですね。
ただ、紅葉シーズンは相当込みますから、朝早く駐車場にいくことをおすすめします。
朝7時頃に到着するように行けば大丈夫でしょう。
そこまでの山道も狭くて、車同士ですれ違うのも難しい程狭いところもありますから、充分注意して行きましょう。
さて、今年の紅葉はいつごろが見頃でしょうね。こればっかりは、行ってみないと・・。
まとめ
●養老渓谷の紅葉をみるなら梅ヶ瀬渓谷・大福山コースのハイキングがおすすめ。
●日高邸跡のもみじの赤い絨毯は是非とも見たいもの。
●紅葉シーズンは込みますから、朝早くからの行動開始がいいでしょう。