大曲の花火大会を見に行こう! 電車と車どっちがオススメ?
2018/04/29
大曲の花火大会の正式名称は、全国花火競技大会「大曲の花火」です。
毎年、8月末頃に開催され、昼花火=17:30~ 夜花火=18:50~21:30 の2部構成となっています。
この花火大会の特徴は、一流の花火師が自らの手で打ち上げる真の競技会である、ということと、優秀作品には、内閣総理大臣賞等の花火師にとって最大の栄誉が与えられる、という点です。
ですから、質のレベルが高い大会であるということが言えますね。
昼花火をやるのも、今では、この花火大会だけとなりました。
昼花火は昔から花火通の粋人が好む花火だったようです。
会場は大仙市の大曲地区で、人口は4万人の小さな町です。
それが、この日だけは、20倍の80万人の人が押し寄せるので、どれ位混みあうのかは想像できると思います。
あの激混みで有名な隅田川花火大会でも70万人程度ですから・・・。
大曲商工会議所のポータルサイトでも、混みあうことを注意していますが、更に、以下の文言も入っており、その凄さを感じられます。
”初めて、大曲の花火に来る方は是非とも気合を入れてください”
”とにかく歩くことが基本です”
とても、浴衣に下駄とか、風流に花火を楽しむという、そうゆう世界では無いことを肝に命じておいてください。
大曲の花火大会の見どころは、花火職人の意地を込めた一発一発の工夫を凝らした完璧で美しい花火たちの技の共演と、そして、それ以上に、なんといっても最後近くにやる「大会提供花火」です。
この「大会提供花火」を見るために来ていると言っても言い過ぎではないでしょう。
ド迫力の5分間のファイヤースペクタクルショーです。
これを見ずして、大曲の花火を語ることはできません。
さて、それでは気合を入れて行かなければならない、大曲の花火大会に、関東からどうやっていくのがベストなのか?
その方法について、オススメの行き方についてご紹介しましょう。
目次
大曲の花火大会にはまず桟敷席の確保から!
まず、4月上旬から個人向けの有料観覧席(桟敷席)の受付が始まりますので、申し込みをしましょう。
詳しくは大曲商工会議所のポータルサイトで確認できます。
なお、会場の座席構成も大曲商工会議所のポータルサイトで確認できます。
例年、抽選となりますので、当選することをひたすら祈るしかありません。
もし、残念ながら、外れた場合でも、次の3通りの対策がありますから諦めずに。
1.無料席で見る
これには、前日の15時から入場待機場所に入ることができ、当日の朝9:30から入場待機場所に並んだ順番に無料席に入り、場所をとります。
2.桟敷席は諦めて少し離れたところから見る。
3.予めA席を確保してあるツアーに参加する。
どうしても今年見たいというかたは、ツアー参加が安心確実かな、と思います。
さて、めでたく桟敷席を確保したら、次は宿泊先の手配ですね。
大曲の花火大会の宿泊先の確保はどこがオススメ?
まず、開催場所は、秋田県大仙市の大曲地区となりますが、ここは、関東からだと500㎞程度の距離がありますので、はじめから日帰りの強行軍を考えている方以外は、まず、初めに宿泊先を決める必要があります。
関東から大曲へいく場合、大曲近郊で宿泊するのがベストですが、大曲周辺のホテル・旅館は客室数が少なく、早い時期から満室になります。
それでも、大曲商工会議所のポータルサイトに記載のホテル・旅館に片っ端から電話をして予約をトライしてみましょう。
それで取れないようなら、花火が終了してから、電車で行ける範囲の近くの町で探します。
つまり、横手、湯沢、秋田、新庄、盛岡、北上、一関あたりです。
遅くとも3ヶ月前に動き出せば、ホテルの確保は可能だと思います。
予約するのが遅くなり、どうしても予約が取れないときは、以下の方法もあります。
1.適当な公園などで車中泊、またはキャンプする
2.夜通し関東まで走り通す
3.予め宿泊先を確保してあるツアー、または、夜行バスで寝ながら帰ってこれるツアーにに参加する。
これは、お好きな方法でよろしいかと思いますが、夜通し走るのは、適度な休憩や運転手の交代など、安全第一でお願いします。
大曲の花火大会に車で行くオススメの方法とは?
ホテルが取れたことを前提にすると、車で行くことも電車で行くことも可能です。
どちらがオススメかは、どこのホテルが取れたかによって変わってきますので、ケースバイケースで異なってくると思いますので、以下の情報を元に、検討して見て下さい。
まず、車でいく場合のオススメの方法をお伝えします。
車で行く場合の注意するポイントは駐車場の場所です。
駐車場は、会場に近いほうが便利で、すぐに一杯になると思われるかもしれませんが、実態は当日の15時頃でも会場近くの駐車場は空いていることが多いです。(料金3,000円程度)
それは、その日のうちに市街地を脱出したい人は、そんなところには停めないからです。
会場に近い程、行きは楽ですが、帰りは車と人並みに巻き込まれて動けなくなります。
ですから、地元の方は、帰路幹線道路に戻りやすく、且つ、会場まで40分~50分の徒歩で行ける駐車場を確保します。
例えば、国道13号で帰るのだったら、帰りには、国道13号線に左折で入りやすい駐車場を予約するのがベターです。
関東方面に、帰る場合は、国道13号沿いのガスト大曲店がある近辺がいいかもしれません。
また、当日は大規模な交通規制が朝からしかれますので、予め大曲商工会議所のポータルサイトで確認しておくことを忘れずに。
(まだ2016年のものはアップされていないようですが今後アップされるでしょう)
また、そこには、大曲の花火のオススメの迂回路も載ると思いますので、参考にしてください。
基本的に、帰り道に国道を使ってはいけません。
さて、駐車場に車を止めたら、そこからは、クーラーボックスを持って40分程度歩いて会場入りします。
大曲市内のスーパーやコンビニは売り切れていることも多いため、これを当てにせずに事前に準備してクーラーボックスに入れていくのが確実です。
歩くのが基本という主催者の言葉の意味がこのあたりで合点がいきますね。
大曲の花火大会に電車で行くオススメの方法とは?
次に、電車で行く場合のオススメの方法をご紹介します。
会場のある大仙市は、人口4万人の小さな街ですから、大曲駅もそれほど大きくなく、数十万人レベルの人がその押し寄せると、どうなるか・・・ご想像のとおりです。
時間的には、まず会場から出るだけで1時間、その後、大曲駅まで歩くのに、1時間、改札に並んで電車に乗るまで、1時間として、ざっくり合計2~3時間見ておく必要があります。
ということは、花火終了が21時30分頃ですから、電車に乗れるのは、12時頃になるということになります。
特に会場から出るのが大変です。
この際には、中央のルートではなく、遠回りに見えるルートを通ったほうが早く脱出できるようです。
最後の難関の大曲駅では、臨時電車がたくさん出ますが、それでも大混雑で、改札は方面別に駅の外に開設されます。
帰りの新幹線の切符を入手するのは相当大変ですから、とれたら超ラッキーです。ただ、時間が決められるので、間に合うように早め早めの行動が必要です。
普通電車なら、本数も多いので、あまり気を使わずに済むかもしれません。
いずれにしても、臨時列車の時刻表は大曲商工会議所のポータルサイトに乗っていますので、事前にじっくりとご確認ください。
(まだ、昨年の情報しか載っていませんので、ご参考まで)
なお、時間が遅くなるからといって、20:45~21:00頃の「大会提供花火」を観ずして会場を出ることだけはやめましょう。
これを観ずして、大曲の花火は語れませんからね。
まとめ
●大曲の花火大会は、気合を入れていく大会であり、浴衣でおしゃれしていくような花火ではない
●大曲の花火大会の最大の難点は、車でも電車でも帰りがポイント。 宿泊する場所と帰り方法のことを充分に検討してアクセス方法を決めたい。
●「大会提供花火」は絶対見る価値あり