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函館の正月料理では欠かせないくじら汁を東京で作る方法とは?

      2019/03/30

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函館の正月料理に「くじら汁」があります。

「くじら汁」は、函館では年越しや正月には欠かせない料理で、私の函館の実家でも、親が元気なときは、毎年必ず作っていたものです。

でも、親が他界してからは、すっかり食べる機会も無くなりましたね。

そんな「くじら汁」を東京で作ってみませんか?

ここでは、そんな最高に旨い函館の「くじら汁」を東京で作る方法をご紹介しましょう。

 

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函館の正月料理のくじら汁をつくるための準備とは?

鍋の準備

はじめに、大きな鍋を用意しましょう。

やっぱり、大鍋で沢山つくるのが旨くつくるコツでもあります。

 

ただ、北海道の場合は沢山作って、凍てつく屋外の物置やベランダに出して置いて保存するんですね。

そして、その時食べる分だけを小さな鍋に取ってきて温めて食べるのです。

この一度外で凍らしたくじら汁を温めると、また味わいがよくなっていて美味しいんですよ。

 

東京ではそれはできないので、冷蔵庫に入るサイズまでが鍋のサイズの上限ってことになりますね。

ということで、今ある鍋の中で一番大きな鍋で、冷蔵庫にも入るサイズのものを用意しましょう。

鍋はこれでOKです。

 

材料の準備

次に材料ですね。

材料は10種類以上いれますよ。

ここで記載する量は、直径約50cmx高さ25cmぐらいの大鍋に目一杯の分量ですから、使う鍋のサイズによって、1/4とか1/10とかに適当に減らしてくださいね。

量はそれほど厳密でなくても鯨の出汁が出て美味しくなりますから、気にしなくても大丈夫です。ざっくりと行きましょう。

材料名          量
1.塩鯨(鯨の脂)    600g
2.大根         1本半
3.人参         2本
4.ごぼう        1本(30cm)
5.里芋         1.5kg(12個程)
6.椎茸         適量(500g)
7.蒟蒻(こんにゃく)  2パック(420gx2)
8.竹輪(ちくわ)    3本
9.なると巻き      1本
10.蕨(わらび)    適量
11.ふき        適量
12.筍(たけのこ)   適量
13.長ネギ       2本
14.木綿豆腐      2丁(300gx2)
15.昆布        適量
16.調味料(いの一番等)適量
17.醤油        適量
18.みりん       適量

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この中で特に東京では手に入りにくいのが「塩鯨」ですね。

これは、クジラの表皮近くの脂分のところです。

函館では年末になると普通のスーパーで沢山売っていますが、東京では普通のスーパーではまず見ませんよね。

 

築地あたりでは見つかると思いますが、そこまで行くのも大変であれば、ネットでも入手可能です。

こちらのような初めからスライスしたものも売っていますので、お手軽の手間が省けます。

ただ、ブロックの同じ重量のものと比べると、塩の重さの分が肉が少ないので、コスパ的には、やっぱり、こちらのようなブロックの塊を買ったほうがお得です。

 

材料を切って下準備

それでは、材料を切って下準備をしましょう。

これは料理する前日にやっておいて、材料別にビニール袋に入れておいたり、水に晒しておくのがいいですね。

1.塩鯨

厚さ3mm~5mm程度に薄切りします。

脂が凄いです。包丁もベトベトになります。ビニール袋に入れておきましょう。

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2.ごぼう

包丁で、そぎ取るように細く切って、水に浸して一晩おきます。

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3.里芋

一口大にぶつ切りにして、水に浸して、一晩おきます。

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4.蒟蒻(こんにゃく)

適当な大きさに短冊切りにします。

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5.蕨(わらび)

長さ3cm程度の長さに切ります。

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6.ふき

斜切り(はすぎり)にします。

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7.筍(たけのこ)

斜切りにします。

 

8.椎茸

ぶつぎりにします。

 

9.竹輪

輪切りにします。

 

10.なると巻き

輪切りにします。

 

以上で、材料の下準備まで完了です。

 

函館の正月料理のくじら汁を作る時のポイントとは?

塩鯨の脂は相当強烈ですので、塩鯨を湯通しが必要です。

ここが最も大切なポイントですね。

 

まず、薄く切った塩鯨をザルに入れます。

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そこに、やかん一杯の熱湯を少しづつかけて、余分な脂を取り除き、脂がぎゅっと絞めます。

ここで随分ギトギト感が少し無くなります。

 

湯通しをしたら、鯨の脂を適当な大きさに切り揃えて完了です。

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函館の正月料理のくじら汁の作り方とは?

以上で、材料は全て揃ったので、あとは順番に鍋に入れていきます。

この料理のコツは、前日に下準備をしておいて、手早く料理することです。

 

1.大根を短冊切りにして鍋に入れます。

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2.人参も短冊切りにして鍋に入れます。

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3.昨日準備したごぼうを鍋に入れます。

4.水を材料がひたひたになるまで入れて、調味料と昆布を入れて、火にかけます。

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5.沸騰したら昆布を取り出します。

6.あとは椎茸、蒟蒻、竹輪、蕨、ふき、筍を入れて煮ます。

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7.鍋が再度沸騰してきたら、里芋、なると巻き、鯨の脂を入れます。

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8.このまま30分程煮ます。(里芋が柔らかくなるまで)

9.材料が煮えてきたら醤油を適量(お玉で2杯程度)とみりんを少々加えるます。

ここは味見をしながら、すこしづつ入れていって味を調整します。

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10.木綿豆腐を手て握り潰しながら鍋に入れます。

11.最後に長ネギを斜切りにして入れます。

12.味の調整をして完成です。

 

北海道ではこのまま外に出しておいて凍らせることで味に深みが出てきます。

東京では外に出すわけにもいかないので、粗熱をとった後で、冷蔵庫に保管して一度冷やしてから、食べると美味しいですよ。

 

これが食べ方のコツですね。

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まとめ

●函館のくじら汁は年越しや正月には欠かせない正月料理。最高に旨いよ。

●塩鯨は東京では手に入りにくいため、築地市場やネットで買うのがおすすめ。

●作り方のポイントは鯨の湯通しをすることと、下準備をしておいて、料理は手早くやること。また、食べるときは一度冷やしてからが旨い。

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