スケソウダラの白子のタチ汁(タツ汁)の作り方!北海道の味覚
2018/05/03
冬の北海道には美味しいものが沢山ありますが、その中でも私が小さい頃から大好きなスケソウダラの白子のタチ汁(タツ汁)は絶品です。
これは、関東ではマイナーな料理だと思いますが、本当に旨いんですよ。
この頃は、関東でもスケソウダラの白子がスーパーでも見かけるようになりましたので、一度自宅で作ってみてはいかがでしょうか。
タチ汁の作り方は、驚くほど簡単ですので、ここではその作り方をご説明しましょう。
生の白子は、見た目はちょっとグロテスクに見えるかもしれませんが、その深い味わいと旨味に感動すること、間違いなしです。
スケソウダラの白子とは?
タラには、「真鱈」と「スケソウダラ」の2種類があります。
真鱈は大きくて高価なのに対して、スケソウダラは小ぶりで安価です。
身のほうは真鱈が美味しいですが、卵や白子は、真鱈よりもスケソウダラのほうが断然美味しいです。
いわゆる「たらこ」や「明太子」もスケソウダラの卵ですしね。
真鱈の白子は高級品として、そのまま刺身やポン酢で食べるのが多いですね。
でも、汁物にするなら、スケソウダラの白子が絶対におすすめです。
関東では、それほど安くはないようですが、それでも真鱈の白子よりはずっと求めやすいです。
北海道ではスケソウダラの白子のことを「タツ」とか「タチ」と言います。
私の故郷の函館では、「タツ」と呼んでましたね。
なお、本州では、その形から「雲子(くもこ)」「菊子(きくこ)」と呼ぶそうですね。
スケソウダラの白子の汁物、タチ汁(タツ汁)の作り方とは?
タチ汁(タツ汁)の作り方は、とっても簡単ですので、料理の上手や下手は関係ないです。
材料のタチ(タツ)が新鮮でさえあれば、大丈夫です。
タチ汁(タツ汁)の材料は?
約4人分の材料は以下だけです。シンプルですね。
1.スケソウダラの白子(タチ、タツ) 約500g
2.長ネギ 1本
3.調味料 塩少々、調味料少々、たれつゆ少々
タチ汁(タツ汁)の作り方は?
1.タチ(タツ)を水洗いします。
・真鱈と違って真っ白ではなく少し汚れたような色が付いていますが、大丈夫です。
・特によごれを落とそうとしなくいいです。
2.タチ(タツ)をボールに小さじ2杯程度を入れた塩水(約500ml)に浸けます。
3.あまり長く浸けておくと固くなってしまうので、5~10分程でザルにあげておきます。
・タチ(タツ)の固さの度合いは、この時間で決まりますので、適宜調整です。
というか、勘でやってください。大丈夫です。
4.鍋にお湯(約500ml)を沸かした鍋にタチ(タツ)を入れます。
・タチ(タツ)はつながっているので、細かく切りたくなりますが、切る必要はありません。
・細かく切るとタチ(タツ)が溶けてしまいます。
5.鍋の中で、アクが沢山出るので、それをすくい取って捨てます。
・いくらやってもキリがないので、ある程度取れたところでOKとします。
6.調味料(いの一番等)を少々入れ、たれつゆをお玉で半分ぐらい入れます。
・すぐにしょっぱくなるので、たれつゆは少しづつ入れて味を見ながら、調整します。
7.最後に、長ネギを入れて完成です。
簡単でしょ。
さあ、食べましょう。 旨いぞ~。
まとめ
●冬の北海道の味覚として、スケソウダラの白子のタチ汁(タツ汁)は、マイナーですが、絶対に外せない味です。
●作り方はとっても簡単。素材の味が生きています。
●是非ともスーパーでスケソウダラの白子を見かけたら作ってみてください。きっと、その味に、驚きますよ。