バーベキューの火起こしを備長炭でも絶対確実に成功させる方法とは?
2018/10/14
キャンプやバーベキューでは、火起こしがとっても重要です。
火がなければなにも料理できませんからね。
我が家でも昔は火起こしに着火剤やガスバーナやらいろいろ試してきましたが、結局は、火起し器を使うのが、もっとも簡単で確実という結論になりました。
ただ、我が家の方法は、ひと味違います。
今回は、備長炭であろうが多少湿っている炭であろうが、どんな炭でも、絶対に火起こしできる方法をご紹介しましょう。
目次
バーベキューで備長炭や湿った炭にでも、簡単に火起こしする絶対確実な方法とは?
我が家では家族でキャンプに行くときは私が火起こしの係です。
とにかくキャンプ場ではテントとタープを立てて、一休みしたら、夕食の準備になりますから、まずは火起こしが大切なんですね。
結構、着火剤と新聞紙や割り箸を持って行っても、うまくいかないこともあり、初めの頃は、随分苦労したものです。
それで、家庭用のガスボンベにトーチのようなものをつけて、ガスバーナにする方法も試しましたが、そんなに簡単には炭に火がつきませんでした。
そこで、「火起し器」を買って使ってみたところ、抜群の使いやすさです。
確実な火起こしを可能にしてくれました。
以前の着火剤や新聞紙等のネガティブな印象がありましたので、着火するときの熱源としては、はじめから着火剤等は考えもしませんでした。
熱源として使ったのは、ストーブです。
コールマンのシングルストーブをダッチオーブン用のスタンドの下に入れて、そのスタンドの上に火起し器をおいて炭を加熱します。
この方法では、絶対確実に着火します。
一度火がつけば、煙突効果で火は自力で燃えますから、ストーブは消してしまいます。
炭に火が付いても、ストーブをそのままにしておくと、ストーブが炭の熱で加熱されて、危険ですから、火が着いたらストーブをスタンドの下から取り出してしまいましょう。
そうですね、炭に火がつくまで5分ぐらいでしょうか。
準備するもの
1.炭
・種類は備長炭でも豆炭でもなんでもいいです。
・例えば、こんな感じのものですね。
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2.火起し器
・我が家で使っているのはこれよりも古いタイプですが、ただの筒になっているものですので、ほぼ同等品です。
・ただ、これは円筒形なので結構嵩張るんですね。最近は、折りたたみ式のものが出ていますので、これから買うならこちらがオススメです。
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・この他にも、いろんなタイプのものが出ていますが、たかが火起し器に高価なものは不要だと思いますよ。
・一番安いので充分です。火が付けばいいだけですから。
3.ダッチオーブン用のスタンド
・こちらは、本来はダッチオーブン用として購入したものです。
・ダッチオーブンをスタンドの上に載せて、下の受け皿に炭を入れて使うのが本来の使い方なのですが、ここでは、火起し器をのせるスタンドとして使います。この場合は、下の受け皿は使いません。
・特に、これでなくてもいいのですが、たまたま我が家にはこれがあったので、これを使っているだけです。
・下にストーブを入れるので、ストーブの入る高さを確保できるスタンドなら何でもいいですよ。
ただ、あまり低いものは避けましょう。
炭の熱がストーブ側に伝わると危険ですから、少し距離があったほうが安心です。
・火起こし器をストーブの上に直接のせるのはちょっと安定性も悪いですし、特に、安全性に欠けるのでやらないようにしましょう。
4.ストーブ
・私は古いタイプの人間なので、ストーブやランタンの燃料は、ガスではなくホワイトガソリンを使っています。
・我が家のストーブはコールマンのPeak1ですが、最近似ているのが発売されていますね。(好きだなぁ~この形)
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・もちろん、ガス派の方は、ガスストーブでも当然OKです。
但し、ガス缶が異常に高温にならないように、気を付けましょう。
ガス缶は高温になると爆発する可能性もありますから、炭からの熱が直接ガス缶には当たらないように、厚手の銀紙をガス缶にかぶせるなどの対策をしたほうがいいでしょう。
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5.火バサミ
・燃えていない炭は手で触ると手が真っ黒になりますし、燃えている炭は火バサミでないとつかめませんので、火バサミと軍手は必須ですね。
・これも一番安いので充分です。炭を運ぶだけですから。
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6.チャッカマン
・ストーブに火をつける時に使います。
・花火等にも使えますから、なにかとあると便利ですね。
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7.うちわ
・炭をバーベキューコンロに移した後で空気を送るときに使います。
・初めの着火の段階ではなくても大丈夫です。
8.軍手
・できれば革手袋が理想ですが、最低限やけどをしないためにも軍手ぐらいはしましょう。
ストーブと火起し器による絶対確実な火起し方法の作業手順
1.まず、火起こし器をのせるスタンドを組み立てます。
2.火起し器に8分目まで炭を入れて、スタンド上にセットします。
3.ストーブを着火します。
4.着火したストーブをスタンドの火起し器の下に置きます。
5.すぐに、炭がパチパチと音を立て始めます。
6.しばらくすると、火起し器の中で炭が燃え始めます。(5分程度ですかね)
7.炭に充分に火がついたら、スタンドの下からストーブを取り出して、ストーブの火は消します。
8.後はほっておいても、火起こし器の中の炭は、煙突効果でどんどん火は大きくなります。
9.すべての炭に火が回って、赤くなってきた(つまりオキになってきた)ら、火起し器からバーベキューグリルなどに炭を移して完了です。
以上が、私がいつもキャンプ場で火起こしするときの方法です。
一般的には、ストーブを使わずに、着火剤や新聞紙を丸めて熱源に使うと思いますが、たまに、うまくいかない場合もあるようですね。
特に、備長炭や湿った炭は、火がつきにくにので苦労しているようです。
せっかく高価な備長炭で美味しい炭火焼きを食べようと思ったら、火起こしが出来ないというのでは悲しすぎます。
上の方法では、強制的に熱源を与えますから、絶対大丈夫です。
ただ、相手は火ですから、火の取り扱いには充分に注意してくださいね。
こんなことで、やけどでもしたら大変です。
炭の火起こしの「ガッテン方式」とは?
この方法は、私自身はまだ試したことがないのですが、ガッテンで紹介された方法です。
これは、動画がわかりやすいので以下を参照ください。
動画を見る限りは、たしかに簡単そうに見えます。
ただ、形の整っていて積み上げられる炭を準備するのがポイントのようですね。
切炭と呼ばれているのが良さそうですよ。
バラものでは、やぐらが組めないので、難しそうです。
この方法をまとめると、
1.新聞紙を小さくねじってやぐらを組みます。
2.その周りに炭を積み重ねます。(これが煙突の役割をするんでしょうね)
3.新聞紙に火をつけて待ちます。
と、たったこれだけです。
たしかに、これは「ガッテンしました」っていう感じですね。
今度、挑戦してみてはいかがでしょうか。
以上、バーベキューやキャンプでの火起こしの方法について説明しましたが、BBQでお腹一杯になると、焚き火でもしたくなりますよね。
焚き火のやり方や後片付けの方法は、こちらを参考にどうぞ。
「キャンプで焚き火の初心者講座!簡単な着火と後始末の方法とは?」
まとめ
●どんな炭でも着火する方法は、ストーブを熱源とした火起こし器を使った方法。
●新聞紙だけで火起こしをするガッテンの方法は試してみる価値あり。 但し、積み上げやすい炭を選ぶこと。
●火を扱うときは慎重に取り扱いください。やけどに注意です。