ラッシュガードの正しい選び方とは?ラッシュパーカとの違いは?
2018/05/01
夏といえば海水浴ですね。
たとえ泳がなくても、やっぱり夏には海に行きたいものです。
でも、海には強烈な日差しが降り注いでいるので、日焼け止め対策はとっても重要ですね。
特に女性にとっては、日焼け止め対策はなによりも重要といってもいいでしょう。
ちょっと前までは日焼け止めといえば、日焼け止めクリームを顔から体中に塗りまくっているのが普通でした。
海に入って濡れたらタオルで拭いて、また日焼け止めを塗ることの繰り返しが必要でした。
ところが、最近では、水着の上にラッシュガードを着ることで、日焼け止めクリームを塗る場所を大幅に限定することができるようになってきました。
特にシュノーケリング等で一番焼ける背中や肩をばっちり守ってくれます。
ここでは、そんな日焼け止めの強力な見方、ラッシュガードの正しい選び方や、似たような製品のラッシュパーカとの違いについてご説明しましょう。
ラッシュガードの正しい選び方とは?
ラッシュガードは本来rash guard(擦り傷防止)のためにサーファー等が着ていたものですが、UV効果もあるということで最近では一般の人たちも着るようになってきたものです。
通気性や吸水性がなく、水分はそのままたらたらと下へ流れ落ちる感じです。
Tシャツ等と比べると水はけがよく、すぐに乾きます。
ラッシュガードは、それを来て泳ぐことを前提にしていますから、体にピッタリしたものである必要があります。
ゆったりしていると、体とラッシュガードの間に水が入って、とても泳ぎにくいことになってしまいます。
また、色についてもUV対策が目的であるのなら、絶対、紺や黒がオススメです。
白は見た目は素敵ですが、紫外線を最も通す色ですので、UV対策には最もよくない色です。
色が濃いほうが紫外線透過率は下がります。
黒のラッシュガードを着ているのを傍で見ていると、暑そうに感じるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
素肌に直接日光をあびるよりも、日差しの暑さは感じないものなのです。
UV対策が目的であるなら、ロングスリーブがいいでしょう。
ただ、長袖のラッシュガードはとても脱ぎにくいので、ファスナー付きがいいですね。
ラッシュガードの生地も重要です。生地の目が細かいほうが紫外線遮蔽性能(UPF)は高くなります。
そのために参考になるのが生地の重量です。
業界の標準では160g/m2ですが、ものによっては220g/m2といった上質のものもあります。
あまり薄いものではなく、厚いほうが紫外線遮蔽効果は高くなります。
紫外線カット率表示は参考程度にする程度として見る程度にて、実際には、生地の細かさや厚さで比べてください。
また、ラッシュガードには保温効果はありません。
特に、濡れたラッシュガードはとても防寒にはなりませんので、ご注意ください。
なお、体にピッタリとしているほうが、温かいと感じるものです。
但し、逆の意味では、暑すぎる日に濡れたままのラッシュガードを着ていると熱中症予防にいいでしょう。
なお、本格的なラッシュガードは、本来の体を擦り傷から守るためのものですので、ちょっと泳ぐだけで、UVカットが主目的であるなら、あまり高価なものでなくても、長袖で着脱の楽なものを選ぶことで充分に目的は達せられるでしょう。
ラッシュガードとラッシュパーカの違いとは?
ラッシュガードと同じ生地をつかったもので、少しゆったりしたラッシュパーカというものがあります。
パーカですから少しゆったりとしていて、フードもついていますね。
これは似て非なるものですので注意が必要です。
ラッシュガードは先程ご説明したように水着の一部ですから、からだにピッタリとしている必要があります。
これに対して、ラッシュパーカは、水着としては使うことを想定していないので、せいぜい水遊び程度で多少濡れる程度の場合に使うものです。
目的は、完全にUV対策のみということになります。
したがって、いわゆる通常のUVカット加工済みのパーカーでも充分でしょう。
ただ、ラッシュパーカのほうが、濡れてもすぐに洗えてすぐに乾くので、使うシーンによって決めればよいでしょう。
また、ラッシュパーカは、ラッシュガードと同じ目の細かい生地を使っているので、通常のUVカット加工済みのパーカよりはUV遮蔽率は高いかもしれませんので、その点も考慮してもいいでしょう。
なお、ラッシュガードは防寒性能は期待できないので、防寒用としてラッシュパーカを準備しておくのはいいと思います。
特に女性の場合、ビキニにラッシュガードを着ていると、ラッシュガードを脱いで、Tシャツ等に着替えると胸だけ濡れていたりしてあまり恰好よくありません。
そんなときに、乾いたラッシュパーカに着替えれば、スマートですね。
ラッシュガードにハーフパンツで決まり!
紫外線対策を徹底するためには、ラッシュガード以外にもいろいろと配慮すべき点はありますね。
まず、足ですが、足の日焼けも避けたいのであれば、ラッシュレギンスがオススメです。
その際には、水着用ショートパンツかハーフパンツを合わせて着るのもいいでしょう。
また、頭にはつばの広めのサーフハットをかぶるのがいいでしょう。
顔にはたっぷりと日焼け止めクリームを塗ることと、何度も塗り直すことが必要になりますが、顔だけですから随分と楽ですね。
日焼け止めクリームの人気トップスリーは、花王の「ソフィーナ パーフェクトUV」、資生堂の「アネッサ」、カネボウの「アリイ」です。
自分の肌にあったものを使いましょう。
また、どうしても強力なものは、肌への負担が大きくなりますので、クレンジングと保湿ケアはしっかりと行ってください。
目の日焼けは気をつけましょう。これはサングラスでOKですね。
まとめ
●海水浴で日焼け止めにはラッシュガードは非常に効果的。
●ラッシュガードは保温効果はないので、陸上では乾いたラッシュパーカを上に羽織るのが便利。
●ラッシュレギンスやハーフパンツ、サーフハットやサングラスで完璧なUV対策の完成。