熊野の花火大会の日程と概要は?名古屋からのアクセス方法は?
2018/05/02
熊野大花火大会は三百年以上の歴史を持つ伝統ある花火大会で、お盆の供養をするために始まったとされています。
この花火大会の特徴は、空の花火はもちろんのこと、陸で爆発する花火や、海の水面の上で爆発する花火があることです。
ここでしか見られない凄い仕掛けの花火が続々と登場します。
さて、ここでは、名古屋から熊野大花火大会を見に行くためのアクセス方法について御説明しましょう。
熊野の花火大会の日程と見どころは?
熊野大花火大会の概要は以下のとおりです。
名称 : 熊野大花火大会
開催日 :例年8月中旬 19時10分~21時30分
会場 : 三重県熊野市 七里御浜海岸周辺
打上数 : 10,000発
人出数 : 17万人
交通 : 電車の場合⇒JR熊野市駅から徒歩5分、
車の場合⇒大泊ICから国道42号を南へ車で5分、または
尾鷲北ICから国道42号経由で南へ車で40分
※当日は尾鷲南IC~大泊IC間で交通規制あり(9:00~21:00)
駐車場 : 1000円/1日 (※一部2000円/1日)
有料席 : 1マス席 ¥10,000 180cm×180cm 定員5名
半マス席 ¥6,000 180cm×90cm 定員2名
(なお、2歳までは定員にカウントしません)
概要を見ただけなら、打上数1万発で、人出も17万人ということなので、ちょっと大きめの花火大会かな?という印象かもしれませんが、これが実は並の花火大会とは一味も二味も違うんですね。
例えば、全速力で走る2隻の船から点火した花火を海に投げ入れていく「海上自爆」や、400m沖合に浮かぶいかだの上で三尺玉がその場で爆発する「三尺玉海上自爆」、また、フィナーレには世界遺産の鬼ヶ城の岩場や洞窟を利用した仕掛け花火「鬼ヶ城大仕掛け」など、どれもため息の出る物凄さです。
また、熊野大花火大会の特徴として、特殊な地形があります。
岩場での反射音や共鳴音もあり、音と光だけでなく、体がブルブル震える感じは他では味わえないものでしょう。
花火による天然のボディーソニックというところでしょうか。
さあ、ここでは、三尺玉海上自爆をご覧ください。
ちなみに三尺玉とは直径90cm、重量250kgの玉で、通常なら高さ600m(スカイツリーーの高さ)まで打ち上げて、直径550mの大輪の花を咲かせる花火ですが、これをここでは打ち上げずに海上で直接爆発させるのです。 驚きです。
熊野の花火大会に名古屋からのアクセス方法は?
この熊野大花火大会は、本当に一見の価値ありなのですが、1点だけ欠点があります。
それはアクセスが悪いことですね。
JRは単線ですので臨時列車の増発もそれほど出来ないですし、国道42号線は片側1車線で名古屋方面に北上するには、抜け道もほとんど無いため、とにかく大渋滞は覚悟する必要があります。
行きは早めに行って場所取りをするなり、近くで観光するなり、いろいろとできますからいいのですが、やっぱり気になるのは帰りですよね。
電車の場合、21時30分に花火終了してから、駅に向かって電車に乗るとすると、急いでも22時前には乗れないでしょうね。
そうすると、昨年の時刻表はこちらですが、名古屋まで帰るには特急ワイドビュー南紀(全席指定)に乗る必要があり、概ね22時20分、23時、23時40分頃の3本となりそうです。
その電車に乗っても、名古屋に着くのは、午前2時~3時頃になりますから、そこからの接続も非常に苦労しますね。
また、全席指定の特急券は花火当日の朝7時からの販売開始なので、相当高い争奪戦になります。
ゆえに、電車で行く場合は、帰りの切符をとるのも大変ですし、もし、仮に切符をとれたとしても名古屋着は2時~4時ということになりますので、そこからの先の足がないと、ちょっと厳しいかな、という感じですね。
次に車の場合ですが、車で名古屋に帰る場合、結局は42号線を使う必要があります。
途中で若干の迂回路があったとしても、最後は42号線しかないので、渋滞覚悟で帰るしかありません。
渋滞の中をノロノロと移動して、朝方にやっと名古屋着ということになるでしょう。
もうへとへとですよね。
車の場合もなかなか大変そうです。
そう言う意味では、車中泊という手は有効かもしれません。
最後に、電車と車のハイブリット方式をご紹介しましょう。
たとえば、尾鷲あたりまで車で行って、尾鷲のどこかに車を停めて、そこから電車で熊野まで行く方法です。
帰りも、花火が終わったら、熊野から尾鷲まで電車で行き、そこから車に乗り換えるのです。
熊野と尾鷲は普通電車で50分ぐらいです。
その間は、42号線を車で行くよりはずっと早いでしょう。
あとは、尾鷲から先は紀勢自動車道がありますから、それほどひどい渋滞もなく帰れるでしょう。
まとめ
●熊野大花火大会の見どころは、「三尺玉海上自爆」や「鬼ヶ城大仕掛け」などの他では見られない花火が満載。
●熊野大花火大会に名古屋か電車で行く方法は、帰りの切符の入手の困難さや、到着時間から、おすすめしにくい。
●熊野大花火大会に名古屋から車で行く場合には、42号線が激混みのため、車中泊するか、尾鷲あたりに車を停めて、電車で行く方法がおすすめ。