別府の地獄めぐりを車で回ってみた!お薦めのコースと見どころは?
2019/07/08
別府の観光といえば、なんといっても「地獄めぐり」ですよね。
今回は、車で7つの地獄をレンタカーで回ってみました。
3時間程度で回れると思っていきましたが、相方がゆっくり見るタイプということもあり、時間はもっとかかりましたね。
ということで、今回はお薦めの地獄めぐりのコースと見どころのご紹介です。
そうそう、このあたりで絶対に食べておきたいグルメもご紹介しますよ~。
地獄めぐりをするなら、まずはここで腹ごしらえ!
私たちが、地獄めぐりのある鉄輪(かんなわ)あたりに到着したのは、ちょうど11時半頃でしたので、地獄めぐりの前に腹ごしらえをしようということになりました。
ここなら、やっぱり「地獄蒸し」ですね。
温泉の高温の蒸気で食材を蒸し揚げる料理です。
とってもシンプルながら、別府の100℃近い温泉ならではのお料理です。
ということで、初めにお邪魔したのは「地獄蒸し工房 鉄輪」です。
ここでは、自分で釜に食材を入れる体験をさせてくれるので、自分で料理した気分になれるのがいいですね。
自分で料理したものは、美味しいに決まっていますからね。
芋や人参などの野菜や鶏肉や豚まんや玉子などいろんなものを食べる事ができます。
詳細はこちらで紹介していますので、興味のある方はどうぞ。
食事の後には「足湯」と「足蒸し」があります。
特に、足蒸しは蒸気の中に足をいれて蒸す感じなんですが、これはなかなかおもしろいです。
10分も温めると足が軽くなった感じで、まるでマッサージを受けたような感じです。
これはおすすめです。
その後で、足湯もあるので、そこでもまったりできます。
という具合にゆったりしていると、13時頃になりましたので、いよいよ地獄めぐりに出発です。
車で、まずは「海地獄」に向かいます。
地獄めぐりの前半の5つの地獄をめぐる
「海地獄」近くの駐車場に停めて、車から出て歩き出そうとしたら、前の建物から女性が出てきて、「ここは山地獄の駐車場なので、海地獄に行くなら、ここに停めないでください」と言われてしまいました。
そうだったのか、ここは山地獄?の駐車場だったんだ・・・と驚き。
地獄めぐりは通常7つの地獄なんですが、それ以外にもこのルートに入っていない地獄ってあることを、その時初めて知りました。
「それはそれは、すいません」ということで、すぐとなりの海地獄の駐車場に移動しました。
ただ、その時、「山地獄には絶対に行かない」と心に決めたのは内緒です。
さて、海地獄の入り口に到着です。とっても立派な門ですね。
ここで、7枚綴りになっているサービス券2,000円を購入します。
それぞれの地獄で入場券を買うよりも、セットで買ったほうがお得なんですね。
あとで気づいたんですが、こちらのクーポンを持っていくと、さらに10%割引になったんですね。
失敗しました。
今回の旅で気づいたんですが、観覧料にはだいたい割引があることが多いので、そのつもりで探したほうがお得です。
事前にホームページで見てもいいし、レンタカー屋さんでもらった冊子にもクーポンありましたし、いろんなところにありますので、節約できますよ~。
さて、海地獄の門をくぐって、中に入ると、大きな池があって蓮の葉が浮いていて、遠くには白い蒸気がモクモクと上がっいます。
まさに天国と地獄って感じです。
白い蒸気のほうに近づいて行くと、見えてきました。
青い綺麗な池と白い蒸気です。
蒸気の吹き出しているところは迫力満点で、沸騰しているお湯と蒸気が吹き出し続けています。
ちょっと高台にある展望台から見下ろすと、青い水が綺麗ですね。
ここを最初に見るというのは、正解ですね。
全部見た中でも最も規模も大きく美しく蒸気の音と共に迫力がありましたからね。
さて、2つ目の地獄は、すぐとなりにある「鬼石坊主地獄」です。
歩いてもすぐの距離です。
こちらは、地味な感じの地獄です。
灰色の泥の中から、ボコッと空気がゆっくりと出ている感じです。
ボコッ、ボコッていうかんじで、蒸気も出ていませんし、音も静かです。
庭をぐるっと一周すると、すぐに終わりになります。
ちょっと、物足りなさを感じるところでした。
いたるところに、足湯がありますが、足湯に使っている人はいませんでしたね。
やっぱり、屋根がないと日射が辛いですからね。
ここで、車を少し移動して、「鬼山地獄」の駐車場に入りました。
ということで、3つ目の地獄は、「鬼山地獄」です。
こちらは、普通の地獄といっては変ですが、まあ池があって、高温蒸気が吹き上がっているのは、海地獄と同じです。
池の色は薄い緑で、あまり綺麗という感じではありませんね。
これで終わりかな?と思っていると、順路に進むと、なんとワニがたくさんいます。
ここでは、温泉の熱を利用して熱帯に住むワニを飼育しているんですね。
中には長さ数メートルもあるような巨大なワニもいて、驚きです。
ちょっとしたワニの動物園になっています。
地獄というよりもワニ園といったほうがいいようなところですね。
4つ目の地獄は、「かまど地獄」です。
ここにも、鬼がいてなんだがややこしい感じです。
こちらには、いろんな池があって色もいろいろでした。結構広いですね。
淡いブルーの池。
ゴボッ、ゴボッと吹き出す茶色の池。
青い大きな池。
茶色の池。
ここには団体の観光客がどっと押し寄せていて、団体さんように説明の方がついて、数珠つなぎになっていて、順番に説明してくれています。
ちょうどいいので、一緒に聞いていると、いろんな池の蒸気の出ているところに、火のついたタバコ越しに空気を吹きかけると、蒸気が多くなるという芸(?)をやっていました。
なんで?と不思議に思っていましたが、相方はあれはインチキくさいと言います。
私はインチキじゃないだろうと思いましたが、なぜなのかわかりませんでしたね。
不思議です。でも、見ていると面白いですね。
さて、かまど地獄を出て、次の「白池地獄」に向かいます。
歩いている途中で、ちょっと疲れたので、ソフトクリームを食べました。
それがこちらの「GOEMON」というお店です。
偶然、ここに入ったというわけではなくて、ここには、なんと金箔のソフトがあったからなんです。その看板を見た途端に、相方の足がピタッととまりました。
それがこちら。
作っているところを見ていましたが、まずは普通の抹茶ソフトを作りますよね。
その上に、金箔を1枚そっと載せるんですよ。1個680円です。
普通のソフトは300円です。
相方は金箔ソフトで、私は当然ながら普通のソフトです。(笑)
抹茶のソフトを頼みましたが、美味しかったですね。
そして、なかなかのスグレモノで、食べていても一番下から溶けて水が滴るようなことがありませんでした。
というのも、コーンの一番したにコーンフレークが敷き詰めてあるんですね。
これはちょっとした工夫ですね。納得です。
さて、5つ目の地獄は、「白池地獄」です。
入り口のところにゴミ箱があったのですが、これが洒落ています。
思わずパチリ。
白池というわりには、白というよりは薄緑色という感じでしたね。
ここには、ピラニアやピラクルといった珍しい熱帯の魚の水槽があります。
小さな水族館という感じです。
やはり、熱帯魚を温泉の熱を熱源にして、温水をつくりやすいんでしょうね。
ただ、いかにも、後付け感があって、なんとなく屋台の見世物小屋のような雰囲気です。
魚をみるなら、やっぱり別府を代表する有名な水族館「うみたまご」のほうがずっといいですね。
以上で、前半の5つの地獄を見ました。
やっぱり、せっかく別府まで来たんですから、一通り全部見てみるという意味はあると思いますが、ある意味では「海地獄」だけ見れば十分なんじゃないかって気もします。
時間がないときは、海地獄をおすすめしておきますね。
さて、この先の2つの地獄は場所がちょっと離れるので、車に戻って、車で移動します。
地獄めぐりの後半の2つの地獄をめぐるはずだったけど・・
さて、6つ目の地獄は、あの有名な「血の池地獄」です。
駐車場に車を停めて、入り口に立ちます。
入り口は、なにやらホテルのエントランスのように立派です。
きっと、観客が多いんでしょうね。
中に入ると、土産屋があってそこを通り抜けたところに、血の池地獄はありました。
あれ?赤くない?
それに、半分青い?
思っていたような血のような赤ではなくて、赤茶色なんですね。
どうも、いろんな条件によって色は変わるようですね。
ポスターのあの真っ赤な色を期待していくとちょっとガッカリするので、あまり大きな期待をしないほうがいいかも。
30年程の学生時代に九州を一人旅をしたときも、たしかこんな感じだった思い出があります。
もしかしたら、あの血の色は滅多に見れないかもしれません。
高台の展望台から見た景色はこんな感じでした。
展望台の坂の下のところに、小さなお土産屋さんがあるんですが、店じまいを始めています。
「あれ?もうそんな時間?」
時計を見ると、もう16時50分です。
そして、17時で閉園とのこと。
私達には、まだ「龍巻地獄」が残っています。
「やばい!」ということで、急いで龍巻地獄に行きましたが、本日の営業は終了でした。ガーン。
そこで、冷静な相方は、チケットとにらめっこしていました。
「大丈夫、明日まで有効だって」
ということで、龍巻地獄は明日に回すことにしました。
それにしても、13時~17時まで4時間かけて、4つの地獄しか見れなかったことになります。
まあ、時間を気にしていなかったこともありますが、ゆっくり回るとそれぐらいかかると思った方がいいですね。
途中で、ワニを見たり、熱帯魚を見たり、ソフトクリームを食べて休憩もしたいですからね。
駆け足でいけばいくらでも短縮できそうですが、せっかくの機会ですから、ゆっくりしたいですよね。
ということで、予定では半日で見終えるはずだった地獄めぐりは、翌日に持ち越すことになりました。
龍巻地獄の準備ってなんのこと?
翌日の朝は、8時前には龍巻地獄の駐車場に到着です。
龍巻地獄といえば、天然の間欠泉で、一定時間毎に噴出が起こることで有名です。
広い駐車場には一番乗りで、龍巻地獄の入り口のシャッターがあいていませんので、しばらく待ってやっと8時過ぎに営業開始です。
入り口のお土産屋さんから入っていくと、いかにも開店直後のお店という感じでした。
チケットを見せると、「ちょっと、待ってください。準備がいいかどうか聞いてきます。」って、どこかに行っちゃいました。
準備?ってなんのこと、お店の準備はできているし・・・つまり、龍巻地獄の準備ということでしょうか。
しばらくすると、「大丈夫です、どうぞ。」って。
よくわからないけど、そうですか、ということで、中に入っていくと、しばらくしてから、龍巻地獄の噴出孔から勢い良く高温の熱湯と噴気が吹き出してきました。
すごい勢いです。
10分ぐらいは続いたでしょうか。
蒸気がかなり上のほうまで、上がっていきます。
その間見ているのは私達だけというリッチな時間です。
観覧席はたくさんありますが、今はガラガラです。気持ちいいです。
噴気が収まると、あじさいを見れる散策道があるので、少し散策してみます。
散策しながら、あの噴水は自然現象なのか、それとも人工的に調整しているのか、と考えていました。
たしか、30年前に見たときも同じ疑問をもったことを思い出しました。
どうみてもだれかがバルブを操作しているように感じたんですよね。
今回もそんな感じが・・・
まあ、商業的に見せようとすると、自然現象にままってわけにはいかないのかもしれませんね。
これ以上詮索するのはやめましょう。
2日がかりでやっと7つの地獄を全部見終えました。
別府の代表的な観光を制覇した満足感を感じることができました。
ただ、時間がないなら、以下の3つを見れば十分かとも思いましたので、まとめておきます。
1.海地獄。ここは必見でしょう。地獄とはこうゆうものだということがわかります。
2.血の池地獄。あまりに有名なのでは一度は見ておきたい。そして、血の色ではないことを確認したい。
3.龍巻地獄。ダイナミックと言う意味ではこれは見ておきたい。あまり、細かいことは詮索しないほうがいい。
まとめ
●別府を代表する観光といえば、地獄めぐり。
●代表的な7つの地獄めぐりは、まとめて買うとお得。クーポンもわすれずに。
●時間がないなら、海地獄・血の池地獄・龍巻地獄だけでも、十分かも。