東京から長崎へ最も格安で行く方法とは?飛行機?新幹線?高速バス?
2018/05/03
長崎は鎖国をしていた江戸時代から国際貿易をしていた異国情緒のある港町として有名ですね。
ここでは、東京から長崎に格安で行く方法をご紹介しましょう。
やはり飛行機で行くのがメインとなりますが、新幹線や高速バスもありますし、フェリーという手もなくはないです。
とにかく長崎へのアクセス方法は沢山ありますので、選ぶのも大変です。
旅費のコストは、旅行の日程によって大きく変動するため、実際にはここに書いた情報をもとにご自分の計画日によって再度見直すことが必要ですので、気をつけてくださいね。
ここでの試算条件は、以下の通りです。
■出発地は「東京駅」、到着地は「長崎駅」とする。
■10㎏以下の受託荷物ありとする。(飛行機のカウンターで預ける荷物)
この時期はクリスマス前のちょっとした閑散期とも言えるでしょうね。
ただ、JRの運賃は「通常期」の料金となります。
従って、比較的安目の時期を想定して、調査していることを頭に入れておいてくださいね。
目次
東京から長崎へ飛行機で格安に行く方法とは?
飛行機は羽田空港から長崎空港まで直行便が最も便利ですが、その間には関西空港という大きなハブ空港もありますので、そこでの乗り継ぎという手もありますね。
羽田空港から長崎空港への直行便で行く方法
直行便ならフライト時間は2時間程度ですが、飛行機というのはその前後にそれなりの時間がかかります。
旅程はこんな感じです。
羽田空港でチェックイン・荷物預け 60分
羽田空港⇒長崎空港 飛行機で2時間
長崎空港で荷物取り・ 30分
長崎空港⇒長崎駅 バスで43分(900円)
以上、合計所要時間は、約5時間となりますね。
さて、直行便なら以下の3つの方法があります。
大手航空会社(日本航空JAL・全日空ANA) で長崎へ
羽田⇒長崎の普通運賃は46,390円です。
2ヶ月前からの予約なら、特割で29,290円です。
一般に、どこのキャリアでも、早目に予約して安くなるタイプの運賃は、キャンセルや変更不可が多いです。
株主割引なら23,340円なので、6,000円程度で株主優待券を買えれば、約3万円です。
往復割引の設定はありません。
JALは1日6本、ANAは1日8本、合計14本運航はとても便利です。
欠航時に振替もこの安心感がありますね。
まあ、約3万円を基準と考えておけばいいでしょう。これがMax値です。
ソラシドエア で長崎へ
羽田⇒長崎の普通運賃は40,790円ですので、大手よりも若干安いですね。
7日前まで予約する「特売り7日前」では、20,900円~21,900円です。
10日前までに予約する「ソラシドカード割」では、14,790円が安いのですが、クレジットカードを作る必要があります。
年会費は1250円(税別)なので、年に1度ぐらい使うならもっていてもいいカードですね。
1日4本運航で午前2本、午後2本とバランスのいい時間帯で使いやすいです。
スカイマーク で長崎へ
こちらは、羽田⇒神戸、神戸⇒長崎の乗り継ぎとなりますが、同じ航空会社なので、直行便扱いとしてここに記載します。
ただ、乗り継ぎのため時間は2時間程余計にかかるので、合計7時間程度ですね。
普通運賃は22,190円です。
これは普通運賃としては大手の半額以下ですから、1番安いですね。
3日前までの予約なら、「前割3」で、17,590円です。
前日までに予約する「いま得」なら、10,990円もあります。
一番価格的には安いのですが、1日2本のみの運航というのが、万が一の欠航の場合の代替便について不安が残りますね。
ただ、払い戻しにも対応してくれるのは嬉しいです。
・10日前ならソラシドエアの「ソラシドカード割」14,790円+電車バス1,480円=16,270円が安い。(5時間)
・3日前ならスカイマークの「前割3」17,590円+電車バス1,480円=19,070円が安い。(7時間)
・前日前ならスカイマークの「いま得」10,990円+電車バス1,480円=12,470円が安い。(7時間)
・普通運賃なら、スカイマークの22,190円+電車バス1,480円=23,670円が安い。(7時間)
・最後の手段は、JAL・ANAの株主優待で約3万円+電車バス1,480円=約3.2万円が一番高いけど、便利で安心。(5時間)
関西空港で乗り継ぐ方法
東京と長崎の間には大型ハブ空港の関西空港がありますので、そこで乗り継ぐ方法があります。
成田空港⇒関西空港はドル箱路線で、LCCも就航しているので、激安になります。
しかし、関西空港⇒長崎空港はピーチが1日1便だけの運行となりますので、旅程は、ジェットスターからピーチへの乗り換えの一択のみで、便も決め打ちとなります。
成田空港でチェックイン・荷物預け 1時間
羽田空港⇒関西空港 【ジェットスター】9:45発、11:20到着(1時間40分)
関西空港で乗り換え 2.5時間
関西空港⇒長崎空港 【ピーチ】 13:50発、15:10到着 (1時間20分)
長崎空港で荷物取り・ 30分
長崎空港⇒長崎駅 バスで43分(900円)
以上、合計所要時間は、約9時間となりますね。
ジェットスター で関空へ
この成田⇒関空便は税込みで、4,670円です。
ただ、LCCで気をつけるのは、受託荷物があったりすると価格が上がります。
例えば、受託荷物10㎏まで等のサービスを追加すると+1850円となり、合計6,520円となります。
また、一般的にLCCはキャンセルや変更は不可ですので、要注意です。
ピーチ で関空へ
この関空⇒長崎は、4,290円です。
ただ、受託荷物10㎏までなどの追加をすると、6,190円となります。
・フライトはLCCが飛んでいる成田空港⇒関西空港⇒長崎空港が安い。
・キャリアは、ジェットスターとピーチの組み合わせしかなく、便も指定する必要あり。
・飛行機のコストは、ジェットスター(6,520円)とピーチ(6,190円)=12,710円(受託荷物込)
・成田までの電車代と長崎でのバス代を加えると、12710円+3,920円=16,630円となり、直行便の1番安い金額(ソラシドエアの「ソラシドカード割」)とほぼ同額となる。
・時間は9時間かかるので、ここは考えどころ。
飛行機で福岡へ、福岡からバスで長崎へ行く方法
福岡までのフライトは各社便数が多いため便利ですね。
福岡から長崎への電車は、特急指定だと4,450円かかり、時間は2時間程度なので、それなら、高速バスの2800円で、2.5時間のほうが有利でしょう。
ということで、ここで、は高速バスを利用することで検討します。
羽田または成田からの旅程は以下のようになります。
成田の場合、成田エクスプレスで1時間(3,020円)
羽田空港で荷物預け 60分
羽田空港⇒福岡空港 飛行機で2時間
福岡空港で荷物受取り30分
福岡空港⇒博多駅 地下鉄で6分 (260円)
博多駅⇒バスターミナル 徒歩1分
バスターミナル⇒長崎駅 バスで2.5~3時間(2,570円)
合計所要時間は、約7.5~8時間。
大手航空会社 JAL・ANA で福岡へ
羽田⇒長崎の普通運賃は43,890円です。
2ヶ月前からの予約なら、特割で28,090円です。
株主割引なら22,090円なので、6,000円で株主優待券を買えれば、約3万円です。
往復割引の設定はありません。
JALは1日17便、ANAは1日26便、合計43便運航しており、これは凄い便数ですね。
スターフライヤー(SFH) で福岡へ
羽田⇒福岡の普通運賃は38,890円ですので、大手よりも5,000円ぐらいやすいですね。
往復割引の設定もあり、片道29,790円なので、お得感あります。
7日前までの予約なら、STAR7で、11,990円~16,990円です。
株主優待割引運賃は19,590円なので、6,000円で株主優待券を買えれば、2.5万円程ですね。
1日8便運航しており、使い勝手も悪くないですね。
スカイマーク で福岡へ
羽田⇒福岡の普通運賃は22,190円ですので、大手の約半額ですね。
3日前までの予約なら、前割3で、15,190円~19,190円です。
前日までに予約するいま得なら、8,990円~10,990円もあります。
1日11便運航しており、使い勝手もいいですね。
ジェットスター で福岡へ
ジェットスターは成田からの出発となります。
成田⇒福岡の普通運賃は、5,590円~7,390円です。
10kgの受託手荷物が必要なら、1,850円プラスで、税込みで7,820円~9,620円となります。
1日5便運航ですが、安さが魅力です。
ピーチ で福岡へ
ピーチも成田からの出発となります。
成田⇒福岡の普通運賃は、5,990円~6,890円です。
10kgの受託手荷物が必要なら、8,490円~9,390円となります。
1日2便しか運航しませんが、こちらも安さが魅力です。
福岡空港から長崎までの高速バス
九州急行バスを使います。出発頻度は、15分~20分毎に運行しているので非常に便利です。
福岡からの旅程は以下のようになります。
博多口⇒博多バスターミナル 徒歩1分
博多バスターミナル⇒長崎駅 約2.5時間 (2,570円)
バスの出発頻度は15分~20分毎に運行しているので非常に便利。
・飛行機の福岡便は、便数の多さと欠航の対応などを考えるとJALとANAが一番いいが、コスト的には株主優待券で、片道3万円程度になります。
・スターフライヤーを使うなら、7日前に予約するSTAR7の1.7万円を使うことが前提になるでしょう。
株主優待もあり、2.5万円程度で買えそうなので、大手より若干安いです。
・スカイマークは普通運賃が2.2万円と一番安い上に、便数も11便もあり使いやすいですね。
前日までに予約する、「いま得」なら1万円程度で買える場合もある。
・ジェットスターとピーチは、LCCらしく安さで勝負ですね。
手荷物のオプション等を入れても、6,000円~10,000円程度で済みます。
便数は1日5便と2便と、最も少ないので、欠航等の不測の事態の対応に不安は残りますが、安さならここでしょう。
■飛行機で福岡へ行く場合の所要時間のまとめ
・東京駅から長崎駅までの所要時間は、合計約7.5~8時間はかかる。
■結論
・旅行日程を早めに固定できる場合はジェットスターで予約をとる。
・予約で一杯の場合には、スタフライヤーのSTAR7、スカイマークの普通運賃で予約をとる。
・旅行日程がぎりぎりまで固定出来ない場合は、スカイマークの「いま得」が買えないかを一応確認して、一杯の場合は、JAL・ANAの株主優待割引で行く。
・バスは、九州バスで行く。
裏技:飛行機で佐賀へ、佐賀からバスで長崎へ行く方法
裏技として、成田から佐賀へ春秋航空日本が飛んでいるので、これを活用するという手もあります。
1日1便しかないけど、これはちょっとした裏技で、安いですよ。
機内持ち込み手荷物と受託荷物の合計が15kg以下なら、7,140円です。
旅程は以下の通りです。
成田空港で荷物預け 1時間
成田空港⇒佐賀空港 2.5時間
佐賀空港で荷持受けとり 30分
佐賀空港⇒佐賀駅 バスで40分(600円)
佐賀駅⇒長崎駅 JRで1.2時間(特急指定で4,270円)
合計約7.5時間。
合計コストも約1.5万円で済みますので、魅力的ですね。
ちょっと乗り換えが多いのと、1日1便のリスクをどう見るかですね。
東京から長崎へ新幹線で格安に行く方法とは?
飛行機は飛んでいる時間は短いのですが、その前の空港までの移動時間や搭乗手続きのために、早目に空港に行く必要がありますよね。
そう言う意味では、無駄な待ち時間がどうしても発生してしまいがちです。
その点、世界一正確な運行と言われる新幹線は、時間がカチッとしているところや、もし、何らかの原因で乗り遅れても、次の便もすぐに来るので、柔軟に対応できるのがいいですね。
また、電車には出発ギリギリまでに行けばいいので、時間効率もいいですよね。
それに、「移動」というよりも、「旅」という意味では、飛行機にはない旅情が感じられるのも特徴でしょう。
最近は「空弁」もありますが、やっぱり「駅弁」のほうがピンときますし、種類も豊富ですよね。
東京駅から博多まで新幹線、博多⇒長崎を在来特急で行く方法
東京駅からの新幹線は朝から夕方までありますから、旅程は自由に組めます。
通常料金は以下の通りです。
新幹線指定席特急券(のぞみ):東京→博多 9130円
指定席特急券 :博多→長崎 1890円
合計:26,250円
東海道新幹線の割引運賃では、3日前までの予約のEXIC早得なら、東京⇒博多で19,850円(▲3,100円)がお得です。
博多⇒長崎の特急乗車券の割引運賃では、「九州ネットきっぷ」なら、3,090円。
3日前までの予約なら、九州ネット早得3で、2,500円となります。
以上、割引運賃の合計:22,350円となり、通常料金よりも▲3,900円お得となります。
合計所要時間は、7.5時間。
いろんな乗り換えしなくていいので、余計な気を使わずにドーンと乗っていればいいので、その点は楽ですね。
■新幹線を使う場合のコストのまとめ
東京⇒博多まで新幹線を使い、そこから特急で長崎まで行くと、通常料金で26,250円ですが、EXIC早割と九州ネットきっぷを使えば、22,350円となる。
■新幹線を使う場合の所要時間のまとめ
東京駅から長崎駅までの所要時間は、合計約7.5時間。
■結論
正確な運行、便数の多さや飛行機よりも旅情を感じられる点はいいですね。
時間的にもコスト的にも、ジェットスター・ピーチ・春秋航空等のLCC以外であれば、飛行機で福岡まで来てそこから高速バスの場合とくらべても遜色ないですね。
東京から長崎へ高速バスで格安に行く方法とは?
ちょっと大変そうですが、全部バスを使うという方法もありますね。
どれくらいのコストでいけるのでしょうか。
また、時間も相当かかりそうですが、どれくらいかかるのでしょうか。
東京駅⇒新宿駅⇒博多バスターミナル⇒長崎駅のルート
このルートの旅程は以下の通りです。
新宿⇒博多BT 高速バスで14~16時間 (12,000円~16,000円)
博多BT⇒長崎駅 高速バスで2.5時間 (2,800円)
合計約17時~19時間で、1.5万円~1.9万円。
新宿から博多までは、14時間~16時間かかりますので、3列独立シートは必須でしょう。
博多号の3列独立で、12,000円~16,000円です。
4列シートで行く勇気がある方は、もっと安くなりますね。
それにしても、思ったよりも安くない印象ですね。
東京駅⇒大阪⇒博多BT⇒長崎駅のルート
本当は、東京から大阪の夜行便が安いのですが、バスの接続を考えると、東京から大阪は昼便として、夜行で、大阪~博多に行くことになるでしょう。
このルートの旅程は以下の通りです。3列シートを前提とします。
大阪⇒博多バスターミナル 夜行便の高速バスで約16時間(6,800円~)
博多バスターミナル⇒長崎駅 高速バスで2.5時間 (2,800円)
合計約27時間で、約1.5万円。
■高速バスを使う場合のコストのまとめ
東京⇒博多まで直行便でいくなら、約2万円程度かかり時間も19時間程度かかるので、メリットは感じられない。
徹底的に安くするなら、4列シートのバスで、大阪で乗り換える方法だろう。
これなら1万円ちょっとぐらいかな、でも、相当の覚悟必要。
■高速バスを使う場合の所要時間のまとめ
東京駅から長崎駅までの所要時間は、合計約17時間~24時間。
■結論
バスの3列独立シートは快適な空間だし、個人的には好きだけど、さすがに20時間も乗るとなるとちょっと厳しいかも。最も安くするなら、4列シートは必須。
東京から長崎へフェリーで行く方法は? パックツアーは?
フェリーを使う
オーシャン東久フェリーで、東京から徳島経由北九州行きが毎日1便出ています。
旅程は以下の通りです。
国際展示場⇒フェリー乗り場 送迎ワゴンタクシーで約6分(無料)
東京(有明乗り場)⇒徳島 フェリーで約17時間、1時間停泊
徳島⇒北九州着(新門司) フェリーで約16時間、合計34時間 (約16,000円)
新門司⇒門司駅 乗り合いタクシーで約30分(310円/人)
門司駅⇒博多駅 JRで約1.3時間、1,470円
博多口⇒博多バスターミナル 徒歩1分
博多バスターミナル⇒長崎駅 高速バスで約2.5時間 (2,570円)
合計約40時間で、約2.1万円。
東京発19時30分、北九州着3日目の05:40分という、フェリーだけで約半額34時間で、なんと2泊3日の旅です。
よっぽどの船好き以外は、あまりメリットを感じない方法ですね。
時間が一番かかるわりには、値段はそれほど安くもないですし、2泊3日の食費の費用もかかりますので。
パックツアーを使う
ここまでは、交通機関とホテルを別に予約する方法を前提に述べてきましたが、ホテルをパックにしたパックツアーが安い場合もあります。
パックツアーは、どれを選ぶのかも一苦労ですね。
コツとしては、初めに長崎で泊まりたいホテルを決めることです。
そうすると、いろんなツアーを比較するときに、わかりやすくなります。
また、一見安く見えても、飛行機の便指定をした段階でドーンと料金の上がるツアーもありますので、その点も注意したほうがいいですね。
まとめ
●東京から長崎へ行く方法は、飛行機・新幹線・バス・フェリーと多種多様。
●最も格安でおすすめは、飛行機のソラシドエアの「ソラシドカード割」、スカイマークの「いま得」、またはジェットスターとピーチを乗り継ぐ方法。
●便数の多い成田⇒福岡のLCCを使うのも安い方法だが、時間は結構かかる。
●新幹線は安心・確実で、コストもまあまあ。時間は乗り継ぎ法と同じくらい。
●高速バスだけやフェリーを使う方法は、バスが好きだったり、フェリーが好きだったり、という方以外にはメリット少ない。
●さて、あなたなら、どの方法で行きますか?