生活情報ブログ

毎日の生活に役立つ情報を発信して行きます。

京都の哲学の道の紅葉を散策!永観堂と南禅寺の紅葉とライトアップ!

      2018/05/02

京都の紅葉は有名ですね。何処に行っても街全体が紅葉している感じです。

ここでは、紅葉の季節の哲学の道を中心とした散策コースをご紹介します。

 

前回は、銀閣寺から熊野若王子神社までを紹介しましたので、

今回はその続きとして、紅葉のメインイベントとなる永観堂と南禅寺までをご紹介します。

 

スポンサードリンク

京都の哲学の道の紅葉を見ながらのおすすめ散策ルート!

ここでご紹介するコースは、銀閣寺から南禅寺までの哲学の道を通るルートです。

いろんなところに行くのもいいですが、東山にこだわってここだけで、ゆっくりと散策するのもいいものですね。

 

前半は「京都の哲学の道の紅葉!銀閣から熊野若王子神社まで!カフェで休憩!」で紹介しました。

哲学の道をゆったりと散策して、カフェでお茶でもして、哲学の道を終点まで来ると、もうそこは永観堂の直ぐ側です。

 

そこで、今回は、哲学の道からそのまま、永観堂、そして南禅寺までいきましょう。

銀閣寺の出発が開園時間の8時半として、永観堂に着くのは昼ごろになることでしょう。

途中にどこもよらなければ、哲学の道は、2㎞ほどですから、30分~40分で済みますが、銀閣時を含めた6つの寺社を巡っていたり、ちょっとカフェでお茶したりしてると、すぐに3時間程度はたってしまいますね。

 

そうすると、哲学の道の終点頃では、昼時になっているでしょう。

そんなときは、迷わず、直ぐ近くの有名なカレーうどんの店「日の出うどん」がありますから、そこで「特カレーのうどん」(1,000円)を食べましょう。

辛さは普通・中辛・辛口・激辛の4種類ありますので、お好みでとうぞ。

昼過ぎると行列できるので、ちょっと早めに行くのがコツです。

 

さて、腹ごしらえもして、いよいよ永観堂に行きましょう。

 

永観堂の紅葉とライトアップは別格!

京都には沢山の紅葉の名所がありますが、永観堂(えいかんどう)は良く「別格」と言われます。

千年以上前から「秋はもみじの永観堂」と言われ、今なおその魅力は全く衰えていません。

 

永観堂は、空海(弘法大師)の弟子の真紹(しんじょう)僧都により建立され、当初は真言密教の寺でしたが、その後に永観(ようかん)律師が住職になってからは浄土宗の寺院となりました。

この高僧の永観律師は、敷地内に薬王院を設けて窮乏の人たちや病人救済などの慈善事業も行なうような、とても徳の高い方だったのです。

そんな永観律師を慕い、永観堂と呼ばれています。

 

正式名称は、禅林寺(ぜんりんじ)といいますが、京都市民も永観堂と呼んでいますね。

永観堂の最大の魅力はやはり紅葉ですね。

永観堂のご本尊である阿弥陀如来はちょっと変わっていて、少し斜め後ろを振り返る姿で立っています。

みかえり阿弥陀さま」と呼んでいます。

 

これには、こんな理由があるんですね。

永観が50歳の頃、阿弥陀如来像の廻りをお経を読みながら歩いて修行していると、阿弥陀像が突然、永観を先導して歩き出し、それを見た永観が驚いて立ち尽くしていると、阿弥陀が左肩越しに振り返り「永観、遅し」と声をかけたと言われてます。

その時の姿を伝えているんです。

 

「永観、遅し」という言葉と穏やかな顔!

なにか、自分に対しても言われているような、「早く、一歩前に出なさい」と言われているような、そんな気持ちになります。

 

この他にも、この見返り阿弥陀には、こんな姿勢と考えられています。

・自分よりおくれる者たちを待つ姿勢。

・自分自身の位置をかえりみる姿勢。

・愛や情けをかける姿勢。

・思いやり深く周囲をみつめる姿勢。

・衆生とともに正しく前へ進むためのリーダーの把握のふりむき。

 

永観堂には水琴窟(すいきんくつ)があります。

水琴窟とは、カメや岩の中に空洞があり、その中に水が溜まっているもので、そこに水滴が落ちると、素敵な音を奏でるものです。

その音が琴のように美しいことから水琴窟と言われ、日本庭園によく見られるものです。

 

京都の庭園や寺などにもいくつかありますが、この永観堂の水琴窟の音色は特に美しいと言われています。

こんな感じです。

どうでしょうか?清々しい音色ですね。

洞窟の中にいるようです。

スポンサードリンク

 

永観堂の紅葉が有名なことは、先程述べましたが、ライトアップがまた凄いんですね。

この紅葉には迫力があり、その濃厚な赤と黄色を主体とした強烈な美しさは、その色合いからして、美女の唇を思わせる妖しさを秘めています。

 

昼間見るのとは、また別に来てみたいものです。

 

ちょうど紅葉の頃には、秋の寺宝展が開催されており、それと同時にライトアップもされます。

■秋の寺宝展(ライトアップ)
・期間:平成28年11月8日(火)~12月4日(日)
・拝観時間:寺宝展(9:00~16:00受付終了、17:00閉門)
ライトアップ(17:30~20時30分受付終了、21:00閉門)
・拝観料:寺宝展(大人 1,000円、小中高生 400円)
ライトアップ(中学生以上 600円)
・注意:寺宝展とライトアップは入替え制で、寺宝展とライトアップの継続は不可
■ 基本情報
・名称:浄土宗西山禅林寺派 総本山 永観堂 禅林寺 http://www.eikando.or.jp/
・住所: 〒606-8445 京都府京都市左京区永観堂町48
・開門時間: 通常時 9:00~17:00
・定休日: なし
・電話番号:075-761-0007
・料金: 通常時 大人 600円 小・中・高生 400円

 

なお、蛇足ながら、永観堂のホームページの中に「見返り法話集」というものがあります。

是非、このなかの目次をざっと見て、気になるところを読んでみてください。

近代社会に生きている我々の世界を、ここでは仏教という世界から見ています。

 

少し違った見方を聞いてみる意味でも、みかえり阿弥陀さまのように、まさしく自分を見返すという意味でも、とてもいいお話が収められています。

ちょっと、覗いてみてはいかがですか。こちらです。

 

南禅寺の紅葉とライトアップは秀逸!

永観堂のすぐとなりにあるのが南禅寺です。

銀閣寺を始点として哲学の道を巡るコースの最終地点ですね。

 

南禅寺は禅宗の臨済宗大本山です。

つまり、臨済宗の中でもっとも格式の高いお寺ということになります。

 

なんといっても有名なのは、国宝に指定されている三門ですよね。

日本三大門の一つにも数えられ、禅宗様式独特の圧倒的な質感が力強さを表しています。

高さ22mもある巨大な三門は、近くまで来てみると圧巻です。

 

あの石川五右衛門が、「絶景かな、絶景かな」と言った三門の楼上では、南禅寺境内から京都市内も一望できます。

回廊になっていて一周できるので、いろんな方向から楽しめますね。

 

南禅寺の庭園は、枯山水庭園と池泉回遊式庭園があり、その廻り紅葉が素晴らしいです。

 

南禅寺でひときわ目をひくのが「水路閣」です。

赤煉瓦のアーチ橋で、琵琶湖から京都市内に水をひくための水路で、琵琶湖疏水と言われています。

 

南禅寺は境内に入るだけなら、無料ですが、三門など一部有料となっています。

やはり、ここに来たら三門は登らないといけませんよね。

■ 基本情報
・名称:・住所: 〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町
・開門時間: 12月1日~2月28日 8:40~16:30
3月1日~11月30日 8:40~17:00
・定休日: なし
・電話番号:075-771-0365
・料金: 方丈庭園: 一般500円 高校生 400円 小中学生 300円
三門  : 一般500円 高校生 400円 小中学生 300円
南禅院 : 一般300円 高校生 250円 小中学生 150円

 

なお、南禅寺のライトアップといえば、南禅寺塔頭(たっちゅう)の天授庵ですね。

枯山水の本堂東庭と池和泉回遊式の書院南庭の2箇所です。

 

幻想的な世間が広がります。

■ 基本情報
・名称:天授庵(南禅寺塔頭)
・住所:〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町
・拝観時間: 9:00~17:00 (11月15日~16:30まで)
・ライトアップ時の拝観時間: 17:30~21:00  (11月15日~11月末日)
・電話番号:075-771-0744
・料金: 大人400円 高校生 300円 小中学生 200円
・ライトアップ料金:大人500円 高校生 400円 小中学生 300円

まとめ

●千年以上まえから「秋はもみじの永観堂」と謳われる永観堂の紅葉とライトアップは別格。

●「絶景かな、絶景かな」の南禅寺三門からの紅葉はあたりの景色とともに秀逸。

●天授庵の絵に描いたような紅葉とライトアップで息を飲む。

スポンサードリンク

スポンサードリンク



 - アウトドア

GTM-549BGRJ