京都の哲学の道の紅葉!おすすめ散策コースとカフェのご紹介!
2018/05/02
京都の紅葉は素敵ですね。何処に行っても街全体が紅葉している感じです。
哲学の道は、都会の喧騒を忘れ、心を落ち着かせ、リフレッシュするには最適の場所でしょう。
哲学の道沿いには、お寺や神社も多く、見どころ満載です。
ここでは、紅葉の季節の哲学の道を中心とした散策コースとその途中にある素敵なカフェをご紹介します。
目次
京都の哲学の道の紅葉を見ながらのおすすめ散策ルート!
ここでご紹介するコースは、銀閣寺から熊野若王子神社までのルートです。
いろんなところに行くのもいいですが、東山の哲学の道にこだわって、ゆっくりと散策するのもいいですね。
京都駅から銀閣寺へ
京都駅から銀閣寺に行くには市バス100系統銀閣行きに乗ると、30分程で、終点の銀閣寺前に到着します。
このバスは10分間隔ほどで運転しているので、便利ですよ。時刻表はこちら。
バス停を下りて直ぐのところに銀閣寺が見えます。
金閣と並んで有名な銀閣寺は、正式名称を東山慈照寺といいます。
そんな人はいないと思いますが、近くまできて、「アレッ?東山慈照寺しかない!銀閣寺が無い!」と勘違いしませんように。
金閣のきらびやかな感じとは対象的なお茶の侘び寂びの世界を表現していて、その控えめな佇まいが美しいですね。
ちょっと強引に例えるなら、金閣がドレスまとった金髪の魅力的な美女になら、銀閣は和服をきた落ち着いたおしとやかな淑女という感じでしょうか。
銀閣寺の拝観
この銀閣寺は室町瀑布の8代将軍足利義政が建立した寺で、1994年には世界遺産になっています。
京都を代表する寺で、修学旅行にも必ず組み込まれますよね。
銀閣寺の前には錦鏡池(きんきょうち)という池があり、その廻りを巡るようになっている池泉回遊式庭園となっており、国の特別史跡・特別名勝に指定されています。
銀閣寺のメインの建物である銀閣(観音堂)の侘び寂びを具現化した姿が素晴らしいですね。
銀閣での見どころは、まずは、枯山水の庭園ですね。
苔寺で有名な西芳寺をモデルにして作られたと言われており、砂を波型に盛り上げた銀沙灘(ぎんしゃだん)や円錐形の向月台(こうげつだい)が美しいです。
また、銀閣寺の庭を抜けていくと、月待山に登る道に通じています。
月待山は山というよりも丘という感じですが、そこの展望台からの眺めがいいです。
すり鉢状になっている京都を一望することができますよ。
向月台にしても月待山にしても、銀閣寺が月をテーマしているのがわかりますね。
最後に、お茶の井があります。
8代将軍義政はお茶をたてるのが趣味だったようで、ここの湧き水でお茶をたてたようです。
現在でも美しい湧き水が湧いているのが素晴らしいですね。
・名称:銀閣寺(東山慈照寺)
・住所: 〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2
・開門時間: 夏季(3/1-11/30)8:30 ~17:00
冬季(12/1- 2/末日)9:00~16:30
・定休日: なし
・電話番号:075-771-5725
・料金: 大人 500円 小・中学生 300円
哲学の道へ
銀閣を出て、バス停の戻る途中に左に折れる小道があります。
そこからが哲学の道です。約2㎞の小径です。
哲学の道は、日本の道100選にも選ばれており、京都の中でも散策スポットとしては一番でしょう。
紅葉スポットとしても有名ですが、ここは紅葉スポットというよりは、心を癒やすリフレッシュスポットとしてみたほうがいいかもしれませんね。
紅葉だけなら、他にも京都には沢山見どころがありますから。
京都大学の哲学者・西田幾多郎が好んで散策したということで、いつしか哲学の道と呼ばれるようになったようです。
法然院のそばには、西田幾太郎が詠んだ「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」の歌が石碑に刻まれています。
自分の人生の応援歌にも聞こえますね。
「大丈夫だよ、自分の信じる道を行きなさい」、といったような意味でしょうか。
琵琶湖の湖水を京都へ流すために作られた琵琶湖疏水の流れは澄んでいて綺麗です。
琵琶湖疏水沿いに植えられた桜などが紅葉して落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
都会の喧騒を忘れられる一時ですね。
哲学の道の左手には東山、右手には京都の街の風景を楽しめます。
・名称: 哲学の道
・場所: 銀閣寺から熊野若王子神社までの約2㎞
哲学の道沿いに銀閣寺から熊野若王子神社までを拝観する!
哲学の道の法然院
銀閣寺をでて、哲学の道を歩き始めます。
道をちょっと外れて、急な坂を登ると法然院が見えます。
通常、法然院は、非公開ですが境内は自由に散策できますから、ちょっと寄って行きましょう。
南側の山門からのアプローチが見どころで、石畳の階段を登っていくと、徐々に茅葺きの山門が見えてくる様は、とても美しくて、その出現の仕方が、楽しいです。
・名称:法然院
・住所:〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
・拝観時間:6:00 ~16:00
・電話番号:075-771-2420
・料金: 無料(伽藍内特別公開の期間中、伽藍内の拝観は有料)
哲学の道の安楽寺
このあたりの道は哲学の道から一本山側に入った道で、通称“隠れ道”といいます。
法然寺の隣には安楽寺があります。
ここも基本的に非公開ですが、道から石段と楓と山門が見えますので、これらが作る空間の造形美を見るだけでも価値があります。
石段が散り紅葉で真っ赤な絨毯になっている様はまさに美しいですね。
・名称:安楽寺
・住所:〒606-8422 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21番地
・拝観時間:9:30 ~16:30
・電話番号:075-771-5360
・料金: 500円(中学生以下無料)
哲学の道の霊鑑寺
安楽寺から、更に少し南へいくと左手にまた石段と山門が見えてきます。
ここは霊鑑寺で、茅葺きの格式張った造りで、存在感がありますね。
普段は非公開ですが、紅葉の頃には公開されますので、是非寄りたいところです。
山裾に広がる回遊式庭園は、樹齢350年を超えるタカオカエデなどの色鮮やかあな紅葉が広がります。
・名称:霊鑑寺(れいかんじ)
・住所:京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町12
・秋の特別公開の日程:11月末頃~12月初旬頃(時期の問い合わせ:075-752-7070)
・拝観時間:特別公開時のみ(10:00 ~16:00)
・電話番号:075-771-4040
・料金:大人600円 小学生300円
哲学の道の大豊神社
さて、この辺から哲学の道に戻りましょう。
哲学の道を南にしばらく行くと、左手に大豊神社が見えてきます。
ここは、狛犬ならぬ「狛ねずみ」で有名なところです。
ねずみさんが縁結びを手伝ってくれるとのことです。
全体にひなびた感じのいい雰囲気をもった神社です。
哲学の道の熊野若王子神社
更に暫くいくと、哲学の道の終点にあたる熊野若王子神社に到着します。
境内の小川に覆いかぶさるような楓の紅葉がいい雰囲気を出しています。
この神社のシンボルである八咫烏(やたがらす)は、サッカー日本代表のユニフォームのエンブレムに使われているんですね。
知ってました?
哲学の道を銀閣から熊野若王子神社まで2㎞を歩いて、途中ちょっと横道にそれたりしたので、歩くだけでも1時間ぐらいでしょうか。
ちょっとした散策で清々しい気持ちになりますね。
ここから先には、紅葉スポットで有名な永観堂や南禅寺と続きますが、それはまた別の記事で紹介しましょう。
哲学の道のおすすめカフェで一休み!
哲学の道沿いにはお洒落なカフェが沢山ありますので、ちょっと疲れたところで一休みするのに最適です。
ここでは、哲学の道沿いのおすすめカフェをご紹介しましょう。
1.カカオマジック
銀閣寺近くの欧米風のカフェで、営業は不定期です。
ローチョコレート(48℃以下で全ての作業をするチョコレート)のお店ですので、もし、カフェが開いていたらラッキーですね。
2.アンティーク迷子
銀閣寺と法然院の間ぐらいにある白い洋館で、アンティークショップがメインでその中でコーヒーが飲めるというところです。
なので、メニューはコーヒーのみとなります。
アンティークに囲まれて頂くコーヒーは格別です。
ここは、法然院の近くのイタリアンのお店ですが、カフェとしてもOKです。
京都に来たら必ず飲みたいソーダ入りの冷やしラムネもあります。
パスタランチ、ベジタリアンランチなど、ボリュームもありヘルシーなメニュー豊富です。
4.Pomme
ここは、法然院近くのカフェで、テラス席なら愛犬と同伴できます。
りんごを使ったスイーツが揃っていて、無添加でヘルシーですね。
ここは、安楽寺近くのあぶらとり紙で有名なよーじやのカフェです。
旧家屋をそのまま利用した座敷スタイルのカフェで、畳の広間でくつろげます。
窓からは日本庭園が見えていい雰囲気です。
カフェ2階では予約制の京のお弁当を出しています。
ここは、大豊神社近くの紅茶専門店です。
セイロンやウヴァ等の定番ストレートティーから、いろいろなアレンジティーもあります。
ボンボンミルクティー、スパイシーロイヤルミルクティー、ロシアンティーなど迷ってしまいます。
7.茶房 小径
ここは、大豊神社近くの和風甘味処風のカフェです。
入りやすい雰囲気のお店で、わらび餅や茶団子とお茶のセットなどがおすすめです。
素敵な秋の京都を堪能して楽しい思い出になるといいですね。
まとめ
●紅葉している哲学の道をのんびりと、寺社に立ち寄りながら歩きたい。
●哲学の道を歩くと都会の喧騒を離れ心がリフレッシュされていく。
●途中、ちょっと疲れたらお好きなカフェで一休みもおすすめ。