アメリカン航空のファーストクラス搭乗記!ダラス行き機内の食事編!
2018/06/02
先日、仕事のため、アメリカン航空でダラス経由で地方都市まで行ってきました。
今回の海外出張は、ちょっとした理由から、なんと、あのファーストクラスで行けることになったんですね。
前回は、搭乗前の手続きから、空港ラウンジを利用や機内で座席について説明したところまでをレポートしました。
今回は、いよいよ、憧れのファーストクラスの機内の食事サービスをご紹介しましょう。
サービスの内容がわかれば、それに見合った値段かどうかはご自分でご判断いただくことが可能になりますね。
ファーストクラスのフルコースを堪能!
さて、上空で水平ひこうになると、すぐに、食事の準備が始まります。 わくわくします。
まずは、メニューを見ながら、キャビンアテンダント(CA)のMr. Allenが注文をとりに来ます。
和食と洋食を選べるようでしたが、このときは、気分は既にアメリカモードに突入しているので、迷わず、洋食を選択します。
会話は以下のような感じです。
「前菜はシュリンプカクテルか、セラーノハムか?」
セラーノハムって知らなかったので、シュリンプ・カクテルを選択します。
「スープはこれでいいか? 」 ただの確認のようです。OKと回答します。
「サラダのドレッシングは2種類があるがどっちがいいか?」
うまく聞き取れず、聞き取れた方を言いました。 まあ、どっちでもいいんです。
日本人にしてみれば、どうでもいいことを、事細かに聞くのが欧米のサービスなんですよね。
日本人は出されたものを、黙って食べるスタンスで、料理人をリスペクトするというか、ありがたく頂くという感じですが、欧米人は自分の好きな風に、とことん注文つけて自分仕様にして、食べるスタンスなんですよね。
文化の違いですね。
「メインは牛肉フィレ、チキン、タラのソテー、野菜カレーライスのどれがいいか?」
ここは、アメリカモードに入っている私としては、迷わず牛肉のフィレにします。
ただ、焼き方については聞かれませんでしたね。
本当は、ここだけは聞いて欲しいところでしたけど、そこがちょっと残念でした。
以上で、なんとか注文完了です。
しばらくすると、おしぼりが配られます。熱いのですが妙に濡れています。
絞ると水がしたたり落ちそうです。
私の席はファーストクラスの一番後ろの窓側の席ですが、すぐ後ろはギャラリー(スチュワーデスの控室&厨房)となっていて、なにやら、ガチャガチャ音はするし、スチュワーデスの大きな会話は聞こえるしで、ちょっと、座席選定に失敗したことをここで悟りました。
トイレがすぐ後ろにあるものの、そこを使おうとしたら、ここはビジネスクラス用なので、前のほうのトイレを使ってくれ、と言われてしまうし・・・・。
これは、教訓です。ファーストクラスは、一番前の席がいいのです。帰りは一番前の席にしましたが、やっぱりよかったですね。
トイレも近いしね。
前菜
初めに、テーブルを出してくれますが、これが大きく使いやすいテーブルです。
エコノミーの3倍以上はありますね。
そこに白いナプキンを敷いて、水と温めたナッツが置かれます。 器は和式ですね。
ファーストクラスの給仕は、エコノミークラスのように大きなワゴンを押しながら配膳するということはしません。
トレイにその人の分だけを持ってきてくれます。これって感じいいですね。
このナッツ、温めただけのものですが、アーモンドやカシューナッツ等ミックスナッツで、美味しいです。
ずっと手元においておきたかったけれど、食事の途中で勝手に下げられてしまいました・・無念。
飲み物は、まずはビールを注文。色々種類がありましたが、そのなかからアメリカらしいBud Lightを注文。
バドワイザーといえば赤と白のイメージですが、ライトは以外にも青なんですね。
TVでフライトマップを見ると、ダラスまでの距離は1万kmとなっています。
時速1,000km/時で飛んでも、10時間かかる距離です。 やっぱり、遠いです。 太平洋横断しますからね。
パン受けとバターと塩・コショーが置かれます。
パンは自分で選べます。 このパン、とても美味しかったなあ・・・。
前菜のシュリンプ・カクテル登場です。
ビジュアルは、すごく美味しそうですが、味は正直なところ、あまり味のしないエビです。
スープ
次は、スープの登場。
チキンコンソメスープです。
見た目がとても綺麗で、色が澄んでいていい感じです。
第一印象は、塩ラーメンのスープ、です。
不味くはないですし、美味しいと思いましたが、味にあまり深みを感じられないものでしたね。
サラダ
次のサラダは、結構、量が多くていいですね。選んだドレッシングも美味しかったです。
このあたりでビールも飽きたので、ワインを頼みます。 やっぱり、メインが牛肉なので、赤ワインですね。
どれを頼んでいいかわからず、ワインリストから”マルケス・デ・ムリエタ・レセルヴァ”という銘柄を選んでみます。
ワインはボトルで持ってきて、テイスティングまでさせてから、注いでくれました。
一流レストランに来ているような感じでいいですね。 ああ、これは、うまい。
この辺りからほろ酔いモードです。
メインディッシュ
いよいよ、メインの登場です。
ビーフステーキは相当厚いですね。1インチ(25mm)ぐらいはありそうでした。
付け合せは、ポテト、インゲン豆、赤ピーマンで、ソースはマシュルームソースです。
焼き具合はウェルダンでしたね。もう少しミディアムでも良かったな。
味のほうは、まあまあ、こんなもんでしょうか。
全体的に、味そのものよりも見た目で楽しむ感じですね。
デザート
最後に、デザートです。
チーズの盛り合わせなども勧められましたが、既に満腹状態ですし、アイスクリームを頼みました。ベリーソース付きです。
少しにして、と言ったつもりでしたが、出てきたのは大きなアイスクリームでした。 さすがに完食できず・・・。
最後に小さなプレゼントを貰います。中にはかわいいチョコが2個入っています。
ちょっとした心遣いですね。お洒落です。
夜中の間食も食べちゃう?
食事のあとは、シートをフルフラットしてに就寝です。
既に現地時間では、午後11時頃になっています。
フルフラットシートに、Boseのノイズキャンセリングのヘッドフォンをすると、とても快適な眠りが待っていました。
少し寝てから、ふと目が覚めたのが午前3時頃でしょうか。
シートをもとに戻すと、CAが来て、「蕎麦かサンドイッチはいかが?」と聞いてきました。
お腹が空いているわけではないのですが、なんとなく蕎麦を注文しちゃいました。
このあたりに貧乏人根性がでてしまいます。
これが、冷たくて結構美味しかったですね。果物付きです。 コーラも一緒に。
PCを出してネットにつなげて、ブログでも書こうかな、としたものの、この機材はネット接続できないとのこと。
がっくり。 どうも、777-300シリーズならネット接続できるとか、スチュワーデスが早口で言っていた気がします。
さあ、ダラス到着前の朝食!
間食を食べてから、寝てしまうと時差ボケがひどくなると思い、そこからは起きることに決めて、映画を見たりしました。
午前6時頃に、朝食が始まりました。外も朝日が徐々に登るところで、少しづつ、明るくなってきています。
窓から地平線を見ると青い空と真っ黒な地上の対比が綺麗です。まさに太陽が顔を出そうとしているところです。
窓を開けて光を入れます。
まずは、フレッシュオレンジシュース。すっきりしますね。
朝食は、キッシュ、ハム、フルーツ、パン、コーヒーです。
このキッシュは卵でふわふわの料理でしたが、とても美味しかったですね。
とっても満足な朝食でした。
そして、まもなく、ダラス到着です。 約12時間の旅でした。
やっぱり、ファーストクラスでも、12時間のフライトは疲れますけど、エコノミーに比べると、格段に快適ですね。
特に、食事の時間は楽しいですよね。
カップルで来ている人は、窓側ではなく真ん中の2列に席をとって、椅子を回転させると、二人で向かい合わせて座れるようになっていました。
まるで、まさしくレストランで食事している感じで素敵でしたね。
さて、2回連続でご紹介したアメリカン航空ファーストクラスの旅、いかがだったでしょうか。
このサービスレベルと、価格とのバランスをどう捉えるかは、あなた次第です。
まとめ
●ファーストクラスの料理は、味よりも見た目重視のような気がするけど、十分に楽しめる。
●CA一人あたりの受け持つ客数が少ないので、サービスが行き届く。高級レストランにいる気分になれる。
●フルフラットシートは熟睡できる。机に向かって仕事もできる。至れり尽くせりのファーストクラス。