ウィルス性イボが足の裏に!液体窒素による治療体験記!
2018/05/03
あれは、半年ぐらい前からでしょうか。
なにか左足の裏の小指と薬指の間辺りに、違和感を感じていました。
でも、痛くもないし、足の裏なのでよく見えないし、そのうち無くなるだろうと思って、余り気にせずに、そのままにしていました。
しかし、徐々に大きくなってきたようで、歩くときに違和感を覚えるようになってきました。
仕方なく皮膚科を受診してみると、ウィルス性のイボであることが判明し、それから、毎週通院しました。
やっと、ほぼ完治したようなので、ここで、治療の全記録を体験記としてご紹介します。
あなたのイボ治療の参考になれば幸いです。
目次
魚の目だと思ってたらウィルス性のイボだった!
いつ頃からかわからないけれど、ずっと違和感を感じていた左足の裏の小指と薬指の間にできた小さな突起物ができました。
歩く時に痛くはないけれど、徐々に違和感を感じる様になってきて、気になるようになってきました。
大きさは直径10mm程度で、出来物の盛り上がった高さも5mm程度になっていました。
盛り上がった先端部は、ザラザラしていました。
そこで、2016年8月29日に、思い切って近くの皮膚科に行って見ました。
それまでは、せいぜい魚の目だと思っていましたし、どっちにしても簡単に治るとタカをくくっていました。
ところが、先生に足の裏を見せると、間髪入れずに、
「あー、これはウィルス性のイボじゃないですか!これは大変な治療になりまよ!」って。
「えー、どうゆうこと?」
「大変ってなにが? そんなに面倒なことなの? 今日、治療すれば治るんじゃないの?・・・・」って、一気に私の頭の中は疑問符だらけになってしまいました。
まさに、パニックです。
魚の目とタコとイボの違いとは?
今回のイボを足の裏にできたのではじめから魚の目だとうと思ったところに、私の大きな勘違いがありましたが、魚の目、タコ、イボの違いってなんでしょう。
魚の目は、長い間に亘って皮膚の一点に圧迫や摩擦が加わって、皮膚表面の角質が厚く固くなることでできるものです。
魚の目の特徴は、中心に固い芯ができることです。
この芯が成長して、神経のある層まで達すると歩く度に強い痛みを感じることがあります。
一般に魚の目ができやすいのは、小指や足指の上側(甲側)、足裏の指の付け根の間です。
タコも魚の目と似ていますが、タコの場合には圧迫や摩擦の刺激受ける範囲が広い場合で、角質が外側に向かって厚く、硬くなります。
魚の目のような芯がないのが特徴で、痛みも感じません。
一般にタコができやすいのは、足裏や関節部分の骨の上ですが、「ペンだこ」のように、足に限らずどこにでもできます。
イボには、いろんな種類がありますが、足にできやすいのは「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」で、これは、ウィルスが皮膚の小さな傷口から入って感染するウィルス性のイボです。
今回の私の場合は、これだったわけです。
尋常性疣贅は、表面が盛り上がって来て、茶色の粒状にボコボコになります。
痛みやかゆみはないものの、ウィルス性なので、削ったりすると、他の部位に広がったり、人にうつったりするので要注意です。
足の裏のウィルス性イボの治療方法とは?
先生の突然の発言に、意味が掴めない私は、再度、落ち着いてじっくりと聞いてみると、大体以下のようなことでした。
1.ウィルス性イボの治療は液体窒素でイボを焼くことになるが、これが結構痛い。
2.週1回の治療で10回以上の治療は必要になるだろう。
3.足の裏は治りにくい。
4.ウィルス性なので、家族に移さないように靴下を履くとか、タオルを分けるとか、気をつけること。
5.しっかり直さないと再発するので、1週間に1度は必ずくること。
一応の説明を聞いた後で、ベッドにうつ伏せになり、こちらからは見えないけれど、患部を少し削った後で、液体窒素のスプレーでシューっと患部に吹き付けているようです。
10秒ぐらい吹き付けていたかな?
「痛いでしょう?」と聞かれて、まあ、少しの痛みはあるけれど、激痛と言うほどではないので、「少し・・」と答えると、「今日はこれぐらいにしておきましょう」ということで1回目の治療終了です。
所要時間5分程度でしょうか?
患部から菌が入り込まないようにするための抗生物質の塗り薬(ゲンタシン軟膏)をもらって帰って来ました。
治療費は1,000円ちょっと。
実は、この液体窒素の治療の痛みは、人によって随分違うようで、私の場合はあまり神経の無い場所だったのか、あまり痛く無かったのは幸いでした。
人によっては激痛のため、歩けなくなる人もいるようです。
患部のほうは、前まで5mm程度盛り上がってザラザラしていましたが、1回の治療で平らになっていました。
表面に出っ張ったところがなくなり、歩くときも違和感が無くなり、ぐっと楽になりました。
まあ、これなら10回もかからないだろう・・・と思っていました。 が・・・。
足の裏のウィルス性イボ完治までの全記録!
2回目 2016年9月3日
2回目からは、診察室ではなく、治療室に直接呼ばれて、横になってくださいと看護婦さんに言われました。
靴下を脱いで、うつ伏せになって待っていると、先生が入ってきて、また、液体窒素を吹き付けます。
今回は長い・・・20秒ぐらいでしょうか。
初めは全く痛みを感じなかったものの、徐々に冷たさを感じてきて、それから、痛みをすこし感じだしたところで、終了。
先生に、「痛いでしょう?」と聞かれ、「前回よりはすこし痛いです」というと、「じゃあ、今回はここまでにして、次回もう少し長くやりましょう」とのこと。
徐々に様子を見ながら、長くしていく作戦のようです。
患部を見る限り変化は見られないけど、まだ固い感じは変わらず。
患部は、こんな感じ。
前回はイボ表面のザラザラが取れたのですこし綺麗になった気がしたけれど、今回は表面の硬さや出っ張り具合はあまり変わりばえせず、もっと焼いてもらってもいいかな、と感じました。
写真をよくみると、小さな黒い点が沢山見えるのがなんだか気持ち悪いですね。
本日の治療費は、1,000円ぽっきり。
3回目 2016年9月10日
前回と同様に、ベッドにうつ伏せになったところに先生が入ってきます。
先生は「どうですか?痛くなかったですか?」と聞いてくるので、「それほどでもないです。」と答える。
通常は、もっと痛いものなのか・・。
先生は「じゃあ、少し削りますね」と言って、カッターで削っている様子。
見えないから何やっているかわかないけど、爪でも切っているように聞こえます。
パチン、パチン。
それから、いつもの液体窒素でシューッと焼く。
今回は少し焼いただけでも結構痛い。
先生に、「痛くないですか?」と聞かれて、「えー、少し」と答えると、「じゃあこの辺でやめておきましょう。また様子見ましょう。」と言って終了。
靴を履いてみると、少し痛い。でも歩けないほどでもない。
これが大変ですよ、って言ってた意味なのかな・・・。
患部は、こんな感じ。
若干、黒い点が減っているように見えますね。
4回目 2016年9月17日
前回同様、先生は、またカッターか爪切りで削っています。
今回はすこし深くまで削っているようでちょっと痛いです。
「いてて・・」ってな感じで、やっと削りが終了。
「それでは焼きますね」と、いってシューッと音がしてきた瞬間から、痛みを感じます。
削ったところが滲みるようです。
「いてて・・」と思っていると、「痛いですか?」と聞かれて、「す・こ・し・・」というと、「じゃあ、ここまでにしておきましょう」といつものパターン。
「まだまだ固くなっちゃいますね」とのことで、どうも、柔らかくならないと治ったことにはならないらしい。
治療費1,000円。 ちなみに、治療費はこれからも、ずっと1,000円均一でした。
今回はすこし痛みが残って、歩くのもちょっとぎこちない。
それでも、2㎞程度、歩いて帰ってこれるぐらいだから大丈夫。
患部を見ると真ん中を深く削った感じで、真ん中がすこし赤くなっています。
血かな?
このまま、何回くればいいんだろう?ってちょっと不安になります。
やっぱり10回はいるのかな?
治療から3日程経っても、まだ少し痛みが残っています。
次回もまた痛いのかな?って考えると、不安を覚えます。
患部は中心が陥没していました。こんな感じ。
5回目 2016年9月24日
いつものように、ベッドに寝て待っていると、先生が、「どうでした?痛かった?」と聞かれたので、こちらもいつものように「少し」と答える。
「それじゃ始めますね」と、いってまた少し固くなったところを削っている様子。
きょうは痛くない・・・よかった。
「それじゃ焼きますね」と言って、いつもの液化窒素をシューッと。
しばらく痛くない。
「痛みますか?」と聞かれて、「いいえー」というと、もう少ししてから痛みがきたので、「痛くなってきました」と、言ってそこで終了。
先生に、「まだまだ、かかりますか?」と聞くと、「そうね、足の裏はかかるんだよね、10回からって感じかな。」とおっしゃる・・・。
陥没部分は平らになっていて、赤く染まっています。
患部は、こんな感じ。
6回目 2016年10月1日
削ってから焼くといういつもの作業の継続です。
いつものように、ちょっと痛いです。
7回目 2016年10月8日
いつものように削っています。
こちらからは、見えないけど、結構力を入れて削っているのを感じるけど、今回はあまり痛くない。
そして、いつものように液体窒素をシューッと。
しみるというか、痛いというか。
「痛いですか?」と聞かれて、「少し」と答え、「じゃあ、この辺にしておきましょう」といういつものパターン。
歩くとちょっと痛いけど、歩けない程でもない。
8回目 2016年10月15日
いつもと同じ様に、削って液体窒素でシューッと。
「まだ、かかりますか?」と聞くと、「足の裏は時間かかるよね」といつもの回答。
今回あたりで、ずいぶん違和感は無くなってきた感じはするものの、ただ、まだ患部を触ると固いかんじ。
見た目はちょっときれいになってきたかな。こんな感じ。
9回目 2016年10月22日
今回は患者が少ないせいか、じっくりと時間をかけて削ってくれます。
痛みは感じない。
いつもよりも長めに液体窒素でシューッと。痛くなってきたところで終了。
「少しよくなってきましたね」と、初めての先生のポジティブな発言。
患部はこんな感じ。
10回目 2016年10月29日
いつものシューってやってから、「良くなっていますね。2週間後に様子みましょう」、となり、今までの1週間通院から開放されました。
いよいよ完治が近いかも?
違和感も全く感じなくなっており、自分でも確かに良くなった感じはしてきたところです。
11回目 2016年11月12日
いつものシューの後で、先生曰く、「良くなっていますねぇ、3週間後にもう一度見て問題なければ終わりでしょう」とのこと。
長かった治療がやっと終わったと思い、ほっとしました。
一応、今回のが、完治宣言と受け取りました。
結局は、8月末から11月中旬までの2.5ヶ月かかったことになります。
これが長いのか短いのか、わかりませんが、先生が10回は必要と言った見立て通りとなったので、そんなものなんでしょうね。
また、人によっては、液体窒素の痛みは相当の激痛のようで、私がラッキーだけだったようです。
2016年11月20日時点の状況はこんな感じです。
まあ、綺麗になっていますよね。
以上で、足の裏のイボの治療体験報告は終わりです。
このあと、気を良くした私は、同じ皮膚科でずっと気になっていた爪白癬(爪の水虫)についても治療をすることになりました。
ご興味のあるかたはご参考まで。
「爪白癬(爪水虫)の治療体験記!塗り薬クレナフィンの効果とは?」
まとめ
●ウィルス性のイボの治療は患部を削って、液体窒素で焼く。この時人によっては激痛となるらしいが、私の場合はそうでも無かった。
●足の裏のイボは皮膚が固いからなのか、足の裏でいつも地面についているからなのか、靴の中で蒸れるからなのかわからないが、治りが遅いらしい。
●最低10回の治療=10週間の治療は覚悟する必要がある。なお、ウィルス性のため、家族にもうつる可能性があるので、配慮が必要。