手荒れしない食器洗い洗剤は石鹸が一番!使い方のコツとおすすめは?
2018/10/15
冬場の乾燥している時期の「手荒れ」は辛いですよね。
この手荒れの最大の原因は、なんといっても「食器洗い洗剤」ですよね。
とくかく、使う頻度が多いですからね。
この食器用洗剤を手に優しいタイプに変えてみても、効果がない場合には、もはや、ズバリ、「石鹸」しかないでしょう。
ここでは、食器洗い洗剤に「石鹸」を使う場合のちょっとしたコツと、多くの方から高評価を得ているおすすめの製品をご紹介しましょう。
手荒れをふせぐ食器洗い洗剤は石鹸が一番!
食器洗いによる手荒れを防ぐ方法は、以下の5つあると思っています。
1.「ゴム手袋」を使う方法
2.一般の食器洗い洗剤(合成洗剤)の「肌に優しいタイプ」を使う方法
3.「液体石鹸」を使う方法
4.「固形石鹸」を使う方法
5.「食器洗い乾燥機」を使う方法
究極的には「5番の食洗機」を使うと、手で洗う必要が無くなるので、手荒れには、一番いいってことになりますね。
ただ、食洗機を使っている方はわかると思うんですが、茶碗一つや皿2枚程度なら、食洗機にセットする手間よりも、その場で、手で「ちゃちゃっ」と洗いたくなっちゃうんですよね。
つまり、たとえ食洗機を使っていたとしても、手で洗うための食器用洗剤は必要ってことです。
そこで、もし、あなたが酷い手荒れなら、迷わず「石鹸」の使用をおすすめします。
きっと、あなたは今まで「ゴム手袋」を試したり、「肌に優しい合成洗剤」を試したりしていると思いますが、それで解決しない場合には、最後の手段、「石鹸」の登場です。
まあ、合成洗剤のあの洗浄力は強力ですから、あの汚れ落ちと比べると、たしかに石鹸はちょっと洗浄力では勝てません。
でも、「手荒れ」についてなら、絶対に石鹸が有利ですよ。
石鹸に変えたことによって、手荒れが治ったという話をよく聞きます。
本当のところは、洗浄力が合成洗剤並にあって、手荒れもしない洗剤がほしいんですが、そんな夢のような洗剤は、存在しないですね。
理屈的に言っても、「食器の油を取る=手肌の皮脂も取る」って図式ですから、原理的に無理な気がしますよね。
もし、ドラえもんのポケットがあったら、絶対に、「透明ゴム手袋」が欲しいですね。
完全に手をコーティングする透明なゴム手袋で、付けている感じさえしないんです。
いいでしょう? でも21世紀の現代ではまだ、発明されていません・・・。
そこで、「洗浄力をとるか」、「手荒れしないほうを取るか」の選択になるわけですが、手荒れで困っているあなたにとっては、手荒れしない方の「石鹸」の一択になるわけですよね。
石鹸って、一般的には、食器洗いにはあまり使われていませんけど、本当のところ、どんなもんなんでしょうか?
石鹸を上手に使うには、石鹸特有の性質に関係する、ちょっとした使うため「コツ」がありますので、まず、それを理解しておく必要があります。
石鹸を食器洗いに使うための「コツ」とは?
石鹸の話の前に、ちょっと脱線して、「アクリルたわし」の紹介をしておきたいと思います。
「アクリルたわし」とは、アクリル100%の毛糸で編んだものです。
アクリルの細かい繊維の沢山の溝に汚れをとって吸着するんですね。
とってもエコな製品で、洗剤なしでも洗浄力がありますので、ちょっとした汚れなら洗剤なしでも汚れが落ちます。
っていうスグレモノで、石鹸との相性も抜群ですので、まず、ご紹介したかったわけです。
なお、編み物ですから、購入しなくても、もちろん、自分で編んで作ってもOKです。
アクリルたわし |
さて、本題の「石鹸の使い方のコツ」ですが、石鹸の性質に関係します。
石鹸は、汚れを分解するというよりも、汚れを剥がして包みこむ感じです。
石鹸で体を洗うと「垢」がでますが、それと同じ「石鹸カス」がでるんですね。
これは「金属石鹸」ともよばれ、これを水に薄めるとまた汚れが出てきちゃいます。
ですから、石鹸であらったものをすすぐ時は、「ため水」でなく、必ず「流水」で流す必要があります。
そうしないと、せっかく洗ったものに再付着して、ヌルヌルになっちゃいます。
また、スポンジは目の細かいものでなく、粗いものにしましょう。
目が粗いほうが、泡立ちがいいからですね。石鹸は、泡立たないと汚れをおとせませんよ。泡立ちが重要です。
あるいは、アクリルたわしもいいですね。
そして、通常の合成洗剤用とは必ず分けて、別のスポンジなどを使います。
合成洗剤と石鹸が混ざるとネトネトになっちゃいますので、気を付けましょう。
このスポンジやアクリルたわしは、油を使うフライパン等用と食器用で分けたほうがいいでね。
どうしても、フライパンなどは油で汚れ度合いが酷いですから専用にしておいたほうがいいです。
また、酷い油は事前にハケで取るとか、重曹をかけておいておくとか、前処理をしてから石鹸を使ったほうがいいです。
アルカリ性の石鹸が、油などの酸性のものにであうと中和されて洗浄力がガクンと落ちちゃいますので、それに負けないだけの沢山の石鹸が必要になります。
このあたりが、石鹸で苦労するところですよね。
これが結構面倒なので、ここだけは、ゴム手袋をして強力な合成洗剤で「ちゃちゃっ」と洗っちゃうのも「アリ」だと思いますね。
あるいは食洗機に任せちゃうのもいいですね。
また、洗う順番もある程度、軽い汚れのものから始めて、最後に油汚れを洗うようにするといいでしょう。
まあ、これは普通の洗剤も一緒ですよね。
以上から基本的な石鹸の使い方のイメージは、以下のような感じでしょう。
1.汚れや油の少ないものから洗う。
2.洗った食器はシンク以外に置く。(シンクにおくと水がかかってため水のようになってしまう)
3.全部洗い終えたら、食器を1枚ずつシンクで流水ですすぐ。
4.フライパンは最後にする。(このときはスポンジやアクリルたわしも専用にものに変える)
5.シンクは石鹸カスで曇るので、最後にシンクも石鹸で洗う。
6.合成洗剤を使っている場合には、使うスポンジを各々専用にする。
7.酷い油汚れのときは、重曹をふりかけてしばらく置いておくか、そのときだけ、合成洗剤をちょっとだけ使うか、食洗機に任すか、ですね。
このように石鹸って、合成洗剤に比べるとちょっと手間がかかるのですが、それでも根強い人気があるのは、なぜでしょうか。
それは、以下のような大きなメリットがあるからです。
手肌に優しいのはもちろんのこと、特に小さなお子さんやペットがいるところで使っても、安心なんですね。
1.手荒れが起きにくい
2.誤って口に入っても無害なので、子どもやペットがいても安心
3.生分解性が高く1日で水と油に分解されるため環境に優しい
4.化学物質過敏症の人でもつかえる
食器洗いに使う石鹸のおすすめとは?
食器洗い用の石鹸には、「固形石鹸」と「液体石鹸」があります。
ただ、単に「固体」か「液体」の違いだろうと思うと、実は、似て非なるものなんですね。
この二つの違いは、まずは成分です。
固形石鹸は「脂肪酸ナトリウム」であり、液体石鹸は「脂肪酸カリウム」です。
肌への刺激は、両方共それほど大きくないですが、固形石鹸のほうが、より低刺激と言われます。
ただ、これは、使った実感としては大きな差はないと思いますね。
洗浄力は、固形石鹸のほうが優れています。
液体石鹸は、石鹸成分の量が水などで薄められており、30%程度しかないためです。
これは液体にするためには仕方のなことのようですね。
石鹸成分をあまり多くすると固まってしまうからです。
取り扱いやすさという意味では、液体石鹸のほうに軍配があがるでしょうね。
でも、コスト的には、固形石鹸のほうが安価です。液体石鹸は水でうすめていますからね。
対環境性では、ゴミの排出量という意味でも固形石鹸が有利ですね。
ほとんど包装の神がプラスチックが少し出るだけですから。
ところで、液体石鹸は、合成洗剤と容器も似ているので、ちょっと間違いそうですよね。
どこで確認すればいいのでしょうか。
それは、容器の裏に成分表が小さい字で印刷されていますので、そこを確認します。
成分表示の先頭に、「石けん素地」や「脂肪酸カリウム」という表記があれば、それは液体石鹸です。
エコ洗剤といわれている「フロッシュ」や「ヤシノミ洗剤」などにも、「合成界面活性剤」が使われていますので、これらは、液体石鹸とは全く別物です。
おすすめの液体洗剤とは?
まずは、とっつきやすい「液体洗剤」からご紹介しましょう。
殆どのメーカは、固形と液体の両方のタイプを作っていますので、始めて石鹸を使うのなら、まずは液体石鹸から始めるのがいいかもしれませんね。
液体ピリカレ
粉石鹸のピリカレに「液体ピリカレ」が出ましたね。
このピリカレは食器洗いだけでなく、選択やお風呂掃除などにも使えちゃうのが便利です。
2006年の国際環境展でエコ大賞金賞受賞製品です。
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シャボン玉 台所用せっけん
「ショボン玉 台所用せっけん」は手荒れの原因になる界面活性剤だけじゃなく合成成分が一切含まれていないため手にはとっても優しい食器用洗剤です。
シャボン玉台所用せっけんに変えてから手荒れが改善したという話をよく聞きます。
安心のブランドです。
シャボン玉 台所用せっけん 液体タイプ 300ml[シャボン玉石けん 環境洗剤(エコ洗剤) キッチン用] |
パックスナチュロン キッチンシャボン
パックスナチュロンシリーズの台所用液体石鹸です。
原料はココナッツで、成分は石けん分、水、グリセリンだけというシンプルなものです。
目の洗いスポンジでよく泡立てて使います。
太陽油脂 パックスナチュロン キッチンシャボン 食器洗い用石けん 600ml |
アラウ 台所用せっけん
「アラウ 台所用せっけん」は、界面活性剤や合成成分が一切含まれていない無添加の食器用洗剤です。
赤ちゃんの食器や哺乳瓶やおしゃぶりにも安心して使えます。
手肌をいたわる植物エキス「シソ葉エキス&アロエエキス」をプラスして、手荒れを防ぎます。
天然ハーブのほのかな香りもいいですね。
アラウ(arau.) 台所用せっけん400ml【RCP】 |
ミヨシ石鹸 無添加食器洗いせっけん
界面活性剤などが一切使われていない無添加食器用洗剤です。
無添加の食器用洗剤は泡立ちが悪かったりするものもありますが、その点、ミヨシ石鹸は泡立ちもよく、気持ちよく洗えますね
もちろん、香料・着色剤・防腐剤など全て無添加なので、手にもとっても優しいです。
ミヨシ石鹸 無添加 食器洗いせっけん 370ml【楽天24】[ミヨシ 無添加せっけん 洗剤 食器用] |
Dr.ブロナー マジックソープ
こちらは、15年連続全米売上No.1のスキンケア用のソープです。
もともとスキンケア商品ですが、これも、食器洗いに使えるので、試してみてはいかがでしょうか。
合成界面活性剤や合成保存料や合成着色量などの合成添加物は使っていないので、とにかく手肌にマイルドです。
これ一本で、顔も体もメイク落としも、そして食器洗もOKです。便利ですね。
ドクターブロナー Dr.Bronner マジックソープ 236mL (ボディソープ シャワージェル ボディケア ボディシャンプー) |
メイド・イン・アースの液体石鹸
これ一本で、洗濯・掃除・食器洗いに使えます。
原料は高品質な天然ココヤシ、純水、苛性カリだけで、香料や合成界面活性剤などは使用していません。
洗濯、食器洗いなどで流す泡も、環境を汚染せず、自然分解されて自然に還るものです。
この会社のコンセプトは、100%地球製。いい感じですね。
おすすめの固形石鹸とは?
固形石けんは、液体石けんに比べると使いやすさという点ではちょっと劣りますが、洗浄力ではなんといっても石けん成分が多いので、優れています。
私が最強コンビとして最もお薦めしたいのが、「アクリルたわし」と「固形石鹸」のコンビです。
これで、殆どのものは手荒れもせずに、綺麗になりますよ。
シャボン玉 台所用せっけん
これを使ってみると、一般の合成洗剤がいかに手肌に悪いかを実感することになるでしょう。
香料・着色料・酸化防止剤等を一切使用していない無添加石鹸です。
天然の保湿成分も含んでいますし、生分解性も高く環境にもとっても優しいんですね。
シャボン玉 台所用せっけん 固形タイプ 110g * |
ニューキラー
「ハチハチ化学」の固形食器洗剤「ニューキラー」は、アトピーやアレルギーや敏感肌の方でも安心して使えるロングセラー商品ですね。
洗浄力も強力で、シンクやグラスの油膜が綺麗にとれますよ。
無添加の天然植物性食器洗い ニューキラー
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ミヨシ石鹸 無添加台所用せっけん固型
香料・着色料・防腐剤等の無添加で、固形ならではの強力な洗浄力が売りです。
毎日、安心して使える石鹸ですね。
ミヨシ石鹸 無添加 台所用せっけん 固型140g
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太田さん家の手作り洗剤
液体洗剤には使われていない良質の珪藻土を沢山使っているのが特徴。
そのため、汚れ落ちがよく、口に入れても大丈夫です。
野菜にも使えるし、生分解率も高くて98.6%。
京都の手作り石鹸、侮れません。
太田さん家の手づくり洗剤 60g 京都はんなり本舗 【太田さん家の手作り洗剤】 |
手作り元ちゃん
佐久福祉事業所「ねば塾」が作ったリサイクル炊き込み石鹸で、食用油の廃油を原料として、古来の製法で作られた素朴な固形石鹸です。
水でもとっても泡立ちがよく、しっとりとした使い心地です。
お値段も安くて嬉しいですね。
手作り元ちゃん(90g*5コ入)[キッチン用洗剤 台所用洗剤 台所用石鹸 手作り石鹸] |
かなせっけん
ラルシュ・かなの家の石鹸です。
知的障害の持つ方々が、真心を込めて作った石鹸です。
贅沢にパーム油(ヤシ油)を原料にした純石鹸分(脂肪酸ナトリウム95%)の家族全員で使える石鹸です。
松の力
これは石鹸ではないのですが、これを薄めて使えば、なんにでも使えちゃう優れものです。
食器用洗剤はもちろんのこと、シャンプーとしても評価が高いですね。
松の樹液から抽出した原料で、石油系化学原料は一切使用していません。
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まとめ
●手荒れには、なんといっても、「アクリルたわし」と「固形石鹸」のコンビが一番でしょう。
●液体石鹸は、使い勝手がいいので、とっつきやすいですね。
●固形石鹸は、その強力な洗浄力と肌への優しさの両立が素晴らしいです。