イタリア旅行!格安ツアー体験記!ベネチアを1日観光!
10月19日~25日の日程で、家族4人でイタリア旅行に行ってきました。
7日間の格安ツアーで行ったのですが、ハプニングもあったりして、いろんなことを教わった気がします。
ここでは、これからイタリア旅行を格安ツアーで行こうとしている人に、参考になりそうな内容をお伝えしますね。
今回は、イタリア3日目と4日目に訪れた都市「ベネチア」についてです。
目次
ベネチアはフィレンツェから列車で約2時間の近さ!
フィレンツェを朝に出て、昼頃にはベネチア到着です。
フィレンツェから、2時間で着くのは便利ですね。
ただ、ベネチアは見どころ満載なので、ローマからフィレンツェのように日帰りするのはちょっと無理かなって感じです。
我々が泊まったベネチアのホテルは、ベネチア本島ではなく一つ手前の駅「Venezia-Mestre」から徒歩5分のホテルでした。
ただ、今回の場合は、駅から近くても、その後、もうこの駅を使うことはなかったので、メリット半減でしたね。
ホテルは「Hotel Ambasciata」といいます。
今回のイタリアツアーの中では一番小奇麗で新しい感じのホテルです。
玄関を入ると、すぐにフロントがあるというまるでペンションのようなコンパクトなホテルでしたが。
ベネチアには、フィレンツェから移動した日の半日と、次の日のフライト時間までの半日を過ごすことになります。
つまり、ここからベンチア本島へ2度往復する必要があるんですね。
ホテルからベネチア本島が、近ければいいのですが、これが結構遠くて、タクシー代も片道20ユーロはかかってしまいます。
電車という手も、今思えばあったようですので、そちらを使えば結構安くすんだかもしれませんね。迂闊でした。
まあ、利便性とベネチアでの時間を有効に使うのなら、やっぱり、多少、本島のホテルが高くても、そっちにすべきだなって感じがしちゃいました。時は金なりですからね。
ベネチアのホテルは狭くて高いと言われますが、ベネチアは離れ小島のようなところなので、ホテルのロケーションはなにかと重要だと思いますね。
ただ、あの石畳のガタガタした道をゴロゴロ荷持を引きずっていくのも大変ですけど、水上バスって手もありますしね。
と、いうわけで、ホテルに荷物を置いたら、すぐにタクシーを呼んで、早速ベネチア本島に出発です。
ベネチアの1日目の観光は?
タクシーの運ちゃんは寡黙な人だと思っていたら、両側が海でベネチア本島に渡る道路に出たところで、一気に説明をまくしたて始めました。
英語でペラペラ喋ってくるので、半分ぐらいしかわかりませんでしたが、まあ、丁寧に説明してくれている感じでしたね。
とにかく、サンマルコと書いてあるほうに進めば、サンマルコ広場に出るって感じの説明でした。
さて、それでは早速、本島の中に足を踏み入れます。それだけで、ちょっとうれしい^^
娘の体調も芳しくないので、いきなり、水上タクシーに乗ろうかと思ったのですが、サンマルコまで60ユーロとのこと、値段を聞いてドン引きです。
あきらめて、やっぱり、歩いて行くことにしました。
ベネチアって、どこもかしこも、とにかく雰囲気がいいところですね。
一気にファンになってしまいました。
正直な実感としては、ディズニーシーの本物って感じですね。それが延々と続いている感じです。
ベネチアは雰囲気がいい町並みが素晴らしい。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
天気も良かったですね。青空が気持ちいいです。
まずは、昼食に、入口近くのレストラン「Osteria Wingled Lion」で、お目当ての「イカスミスパゲッティ」をいただきます。
白いお皿に黒のイカスミスパゲッティが映えます。ちょっと白く見える塊がイカですよ。
イカが沢山入っていてリッチな感じで、イカスミの旨味と潮の香りが相まって、とっても美味しい。
全く生臭さがありません。
イカは明らかに日本のスルメイカやモンゴウイカとは異なる種類で、身がとっても柔らかいのが特徴ですね。
ワインも普通の一番安いハウスワインですが、すっきりした味わいでグッドです。
お勘定は、イカスミスパゲッティx4、スプライトx2、ワインx2で合計70ユーロです。
スプライトはワインより高価でしたね^^
「アッカデミーア橋」の近くまでくると、「サン・マルコ広場」の聖堂のような建物が見えたので、迷わず、そちらに進みました。
途中、トイレ休憩のためにカフェで一休み。
イタリアは、どこに行っても、とにかくトイレ事情が悪く公衆トイレというものが少ないので、お店のトイレを使わせてもらうのがメインとなります。
公衆トイレといっても1.5ユーロの有料ですしね。それなら、お茶したほうがいいわけですね。
私はエスプレッソを頼みました。異様に少なくてほとんど一口で飲み干しました。あっ、砂糖入れるの忘れちゃった。
さて、サンマルコ広場を目指していたはずなのですが、到着したのは「サンタ・マリア・デッラサルーテ聖堂」でした。
初め、ここがサンマルコ広場だと思っていたのですが、どうも様子がおかしいので、確認するとやっぱり違ったという訳です。
大ボケです。
ここも素晴らしい場所でしたね。
聖堂も凄いんですが、それよりも、Grand Canalを挟んで向こう側の景色が素晴らしいんですね。
対岸の遠くにはサンマルコ広場が見えました。(これから、あそこまで行くの~?って感じです・・・)
ベネチアのサンマルコ広場を目指していたら、何故か到着したのは「サンタ・マリア・デッラサルーテ聖堂」でした。でも、とってもいいところでしたね。対岸の街並みが素晴らしい。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
このあたりで、やっと気づくんですが(って遅すぎ?)、ベネチアを歩くときは、詳細地図は絶対に必須ですね。
街全体が迷路のように細い路地の連続ですし、遠くまで見通しがきかないので、地図が必要です。
我々はWifiがあるので、地図はスマホで見るから大丈夫と思っていたのですが、どうもうまく繋がりません。
イタリア人に聞くと、スマホで経路探索してすぐにわかるのに、こちらのWifiは駄目なんです。結局、原因わからずじまいでした。
そんなわけで、地図もなく、妻がイタリア人や観光客に方向をいちいち確認しながら、進む羽目になってしまいました。
イタリア人の男性は女性にはとってもやさしいので、ここは全部妻にお任せです。
皆さん優しく教えてくれてましたね。まあ、イタリア語なので、妻がどれほど理解しているかは別ですが。
まあ、とにかく地図をもって歩くべきですね。
これは、基本中の基本ですね。(って、自分たちは最後まで地図なしで頑張りましたが)
経験的に、「PER S.MARCO」と書いてある方向に行けばいいことがわかってきました。
どうも、イタリア語の「PER」が英語の「TO」とか「FOR」を表しているようなんです。
というわけで、それに気づいてからは、「PER S.MARCO」を目印に行きました。
ベネチアの凄いところは、普通の道でも絵になるってことですよね。
小さな名もない路地でも、なんとなく趣があるんですよね。
「アッカデミーア橋」を渡り、迷いながらもなんとか「サンマルコ広場」に到着です。
サンマルコ広場は、他とは一味ちがう広大な広場です。壮観ですね~。
さすがに、世界一美しいと言われる広場は一味違います。
ベネチア・サンマルコ広場は広大で他とは一味違う広場です。ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ寺院があり、回廊のある大きな建物に囲まれています。世界で最も美しい広場と言われることに納得です。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
もう、夕方になっていましたので、サンマルコ宮殿は明日にして、今日は「ドゥカーレ宮殿」を見学しました。
入場料は20ユーロ/人です。安くはないですね。
娘曰く、お金がないとこうものも見れないんだね・・と。
まさに真実。そうゆうことに気づくようになった娘に成長を感じます。
ドゥカーレ宮殿は広い宮殿で、昔ベネチア共和国であったときの総督邸兼政庁であった建物ですね。
内部には沢山の部屋がありますが、天井にも素晴らしい装飾が施された大きな広間が特に印象的でしたね。
ベネチアのドゥカーレ宮殿は凄い。特に天井の立体的な作りは素晴らしい。ここではしばらく天井を眺めていました。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
運河を隔てて対岸の牢獄跡とはため息橋でつながれているんですね。
全部見終わると、もう辺りは暗くなってきました。
サンマルコ広場もライトアップされています。これもまたいいものですね。
空中に高く投げ上げて、青く光ながら、くるくる回りながら落ちてくる「おもちゃ」を売っている人が沢山います。
「こんなの買う人がいるのかな?」と思いながらも、沢山のおもちゃが空中を舞う姿はまるで花火のようで綺麗です。
ベネチア・サンマルコ広場の夜の風景も素晴らしい。幻想的です。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
ベネチアの夕食は?
さて、暗い夜道を帰ります。
明るい時でも迷子に近い状態なのに、ますますわかりにくくなっています。
方向音痴の私と娘は黙って、妻と息子について行きます。
途中で、夕食を食べようということで、レストランを探します。
良さそうな店は混んでいて入れないし、空いている店は高いって、そんな感じです。
そんななかで、結構空いていて、そんなに高さそうでもなく見えるお店に入りました。
「Trattoria "DA SILVIO"」というレストランです。
外が結構寒くてもイタリアの人は外で食べるのがお好きですね。外のほうが人が多いようです。
寒がりな我々は、そそくさとお店の中へ入ります。
ここでは、私は「Grilled Chicken」と「small salad」を頼みましたが、サイゼリアのチキンをイメージしていた私にとっては、驚愕のチキンが到着です。
このチキン、あまりにシンプルすぎて、苦笑いです。やっぱり、ベネチアは海鮮だな!と思った瞬間でした。
出てきた瞬間、「あれ?これだけ?」と。肉はパサパサでしたね。8ユーロ。
サラダはどこのレストランでもドレッシングなしです。オリーブオイルとバルサミコ酢と塩と胡椒で自作します。
娘のパスタと、息子の頼んだピザが一番美味しかったですし、ボリューミーでした。
バジルのペンネ。量が多くて美味しい。妻とシェアして食べてました。
ピザもビックサイズです。イタリアでは、流石にピザとパスタははずれ無しですね。
お勘定は、チキン、小サラダ、ポーク、ピザ、バジルのペンネ、パンナコッタ、コーラ、ビールで、75ユーロでした。
そこから、なんとかタクシー乗り場まで辿りつき、ベンツのタクシーでホテルへ戻ります。
今回のツアーでは、イタリアで色んなタクシーに乗りましたね。
フィアット、プジョー、フォード、ベンツ等ですね。日本車はイタリアではあまり見かけませんね。
部屋のお風呂が広くて、喜ぶのもつかの間、今度は私が使った浴槽のお湯を流せず、管理人を呼んで見てもらいましたが、結局どうしようもなく、息子は髪を洗うだけになってしまいました。
息子には申し訳ないことをしてしまいました。
とかく、水回りは弱いイタリアのホテルという印象だけが残りました。
ベネチア2日目のメインはゴンドラ!
さて、翌日は、ホテルで朝食後にまたタクシーでベネチア本土へ。
今日は、まっすぐ「リアルト橋」へ向かいます。
少しは道に慣れたのか、比較的スムーズに「リアルト橋」に到着です。
リアルト橋近くの運河沿いのお店は雰囲気がとってもいいですね。
海産物が綺麗にディスプレイされているお店が沢山あります。
丸いイカ、海老、ほたて、貝類、魚が氷の上に載っています。イカスパゲッティーのイカも見つけました。
この辺りは気持ちよさそうなので、トイレ休憩がてら、カフェに入ります。
リアルト橋近くの運河沿いの道はとっても気持ちがいいところです。思わずお茶してしまいました。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
直ぐ近くに「ゴンドラ乗り場」がありましたので、ここで、妻の夢だったというゴンドラに乗ることにします。
ゴンドラは、30分/80ユーロですから、随分高価ですが、奮発して乗ります。
ベネツィアのゴンドラに乗ってみました。ちょっと高い(30分で80?)けど、その価値はありますね。是非とも、ベネツィアに行ったら乗ってみてください。おすすめです。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
遠くにレアルト橋が見えます。
小さな水路沿いに進むのもまた趣があります。
あっと言う間の30分でしたが、最高の体験でしたね。
やっぱりベネチアに来たらゴンドラだけは乗るべきだと思いました。本当に良かった。
さて、ゴンドラを下りてから、直ぐ近くのリアルト橋を渡ります。
ベネチア・リアルト橋からの景色です。凄い人です。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
人気のリアルト橋には人が大勢です。景色は最高!
そのまま「サンマルコ広場」へ行って、昨日入れなかった「コッレール博物館」に入ります。
ここの上のほうからサンマルコ広場がよく見えました。
サンマルコ広場の広さがわかりますね。お天気も最高の青空です。
さて、そろそろ帰りの時間が近づいていて来ました。
15時までにはホテルに帰らないといけません。
昼食は、適当なテイクアウトのお店で、サンドイッチをぐるぐる巻きにしたようなものを立ち食いです。
結構いけます。
ピザ・サンドイッチのテイクアウトのお店も沢山あります。
さらばイタリア! そして長~いトランジット!
ここからは、急いでタクシーの乗り込み、ホテルで荷物をピックアップして、そのまま「マルコポーロ空港」へ向かいました。
いよいよイタリア旅行も終わりです。
マルコポーロ空港では、最後にイタリアビールを飲み干して、お別れです。
全体に、イタリアビールは私の口に合いました。
イタリアを予定どおり離陸して、ドーハでトランジットです。
ここでは、なんと5時間待ち。
これは格安ツアーでは仕方ないんでしょうけど、なんとも時間がもったいない感じです。
寒い空港のロビーで一晩を明かします。寒かった・・・。
隣の黒人のおばちゃんたちがうるさくて眠れず、ブラブラしていると「Quiet Room」なるものを発見。
中に入るとみんな寝ています。
ただし、結構いびきが大きくてQuietとまではいかないですが、話している人はいません。
では、ここで寝ようとすると、・・・・なんか、臭い。これは多分足の匂いですね。
結構臭いのでなんだか気持ち悪くなりそうですが、我慢して眠ろうとすると、今度は、クーラーが効きすぎでどうも寒いです。
仕方なく、そこを出て普通の座席に戻らざるを得ませんでした。
ドーハからの帰りの便は偏西風のお陰でしょうか、9時間ほどで羽田到着です。
行きが酷かったので、とっても早く到着した感じでしたね。
これで楽しかった7日間が終わりました。
次回、またイタリアに行くとしたら、7日間ずっとベネチアにいたいと思いましたね。
ベネチアには本島以外にもアドリア海に浮かぶ島がありますから、そっちにも行ってみたいですね。
アドリア海といえば、「紅の豚」を思い出す発想の貧弱な私です。
今回のイタリア旅行の関連の記事はこちらです。
まとめ
●ベネチアは、イタリア旅行するなら絶対に行くべきと思います。
●ホテルは、やはりベネチア本島内にしたほうが便利ですね。
●ベネチアは、長期滞在したくなる街ですね。イタリア旅行はここだけで充分だと思いました。