目がチカチカしてギザギザの光で見にくい!私の体験談とは?
2018/01/12
1年ほど前のことです。
朝、会社に出社して、いつものように、メールをチェックしていました。
なんとなく、字が見にくいので老眼がすすんだかな?と思っていると、読もうとするところにチカチカしている光っているようなギザギザのL字型のようなものが見えてきました。
病院での診察結果から、「閃輝暗点(せんきあんてん)」という症状だということがわかりました。
今回は、そんな目のチカチカから始まった一部始終の体験をご紹介します。
目の病気だとばっかり思ったのですが・・・。
朝、メールが読めない?
その日もいつものように朝のメールをチェックしていました。
その頃は、1日100通以上のメールが来ていたので、さっさと読まなければなりません。
初めは、普通にメールを読んでいたのですが、途中からなんとなく字が読みにくくなってきました。
老眼が進んだのかな?と思いながら、なんとか読んでいると、目の前にチカチカとしてギザギザの光っているL字にような形をしたものが見えてきました。
(Wikipediaから抜粋)
この絵のような感じで、もっと光っている感じでした。
そのギザギザの部分が字と重なると完全に読めなくなります。
加齢性黄斑変性で歪んで見えるのともちょっと似ていました。
急性でしたし、直感的に「これはちょっとやばいかも・・」と感じたので、すぐに病院に行きました。
病院で診察をうけると目の病気じゃないって?
病院の待合室で待っている間に、さっきのチカチカしたギザギザの物体は見えなくなってきていました。
以前、この病院には「加齢性黄斑変性」のためにお世話になったことがあり、その再発かな?と思っていました。
また、このところ仕事のストレスも感じていたので、ストレスによるものかもしれないな~と思っていました。
初めに、看護婦さんからヒアリングを受けて、それから、視力検査を受けました。
そして、やっと先生の診察です。
初めの症状からは、随分時間が経っています。すでに、症状はほぼ無くなっていました。
先生に目を見てもらうと、先生曰く、
「目には異常ありませんね。多分、脳の問題のようです。」
「えーっ? どうゆうことですか?」
「いろんな原因がありますが、ストレスを受けたりしたり、チョコレートを食べてもこんな症状がでることがありますが、センキアンテンといいます。脳の血流に異常が起こると、このような症状が出ます。」
「センキアンテン・・・ですか・・・」
「一応、目の断面検査はしておきましょう。」
ということで、病名がわかりました。
後で、調べてみると、漢字でかくと「閃輝暗点」と書くようで、まさに私の症状にピッタリのものでした。
その後、目の断面検査をして加齢性黄斑変性の進行を確認しましたが、特に問題ありませんでした。
なお、脳のCT検査をすることもあるようですが、すでに症状がなくなった今から検査しても、判らないだろうとのことでしたので、脳の検査は止めておきました。
なんだか、目の病気でなくて安心したような、でも、脳に異常があったらもっと深刻だし、ちょっと複雑な気持ちで病院を出ました。
閃輝暗点(せんきあんてん)とはどんな病気?
閃輝暗点の症状とは、まさしく私の場合が典型的なようです。
チカチカやギザギザの光が見える症状が出てから、5分~40分ぐらいで広がっていって、その後、視野の外に出ていくのが多いようです。
私の場合もまさにそんな感じでした。
そして、一般的には、閃輝暗点の症状のあとに、偏頭痛が起こることが多いようで、それも頭が割れるほどの強烈な偏頭痛が3~4時間続いて、強烈な吐き気・嘔吐を伴うこともあるようです。
この偏頭痛や吐き気は、私の場合は全くありませんでした。
このような偏頭痛は若年に多いようで、年齢と共に回数も減ってくるもののようです。
中年の場合で、閃輝暗点だけあって、その後の頭痛が無い場合には、稀に脳梗塞などが原因のこともあるとのこと。
アラカンの私としては、ちょっと、やばい感じですよね。
ところで、閃輝暗点は、ストレスが溜まっていて、ホッとした時にこの症状が出ることが多いようで、その原因は、頭の血管が何かの原因で収縮して、その後異常に拡張することで、血管壁に炎症や浮腫を起こすためのようです。
それがちょうど脳の視覚野の血管を圧迫して、一時的に血の流れが変化するために起こると考えられているようです。
チョコレートやワインの飲食でも、なりやすいと言われているんですね。
前回の閃輝暗点が起こってから、1年ほど経ちますが、あれからはこの症状は出ていませんので、まあ、大丈夫かなって感じでいます。
それにしても、目がチカチカしてよく見えないのに、目の病気じゃないとは、結構ショッキングな出来事でした。
あなたも同じような症状になったら、一度病院で診察を受けることをおすすめします。
まずは眼科に行って、そこから脳関係の検査に回される可能性もあるので、総合病院がおすすめですね。
まとめ
●目がチカチカしてギザギザの光る物体がみえて、前が見にくくなったら、閃輝暗点の可能性が高いです。
●若い人なら、閃輝暗点のあとに、強烈な偏頭痛が起こることが多いようです。
●中年の人なら、稀に脳梗塞などの重大な脳の病気が隠れている可能性もあるので、病院に行って助言を求めるのがよいでしょう。