ガス給湯器の交換を早く安くするための3つのポイントとは?
2018/02/01
先日の1月25日の寒い朝、いつものように、5時起きで会社に行く用意をしていると、突然お湯が出ないことに気づきました。
ガス給湯器のリモコンの電源が入らないのです。
スイッチを押しても「ピッ」と音はするものの、ランプが付きませんし、お湯も出ません。
みるみる私の顔は青ざめて行きます。 あわわ・・・。
その朝は、悲惨な朝になったことは言うまでもありませんが、結局、その日のうちに、なんとか交換工事を完了させることができました。
実は、私はそろそろ壊れそうだったので、その日に備えて、事前にいろいろと準備していたのですが、それが功を奏しました。
今回は、ガス給湯器の交換をできるだけ安く、そして早くするために、事前に準備しておくべきポイントについてご紹介します。
目次
我が家のガス給湯器の寿命は寒い朝に尽きました!
我が家のガス給湯器は、もう22年も使っているご老体で、隨分前から、お風呂の自動お湯張りはできなくなっていました。
蛇口からお湯を入れて、追い焚き機能で凌いできたのです。
いつ壊れるかは時間の問題だと思っていたものの、よりによってこんな寒い朝に壊れるとは・・。
まあ、真夏の暑い日でも、よりによってこんな暑い日に壊れるとは、と思ったんでしょうけどね。
滅茶苦茶寒い朝に、氷のような水で顔を洗うのは、息が詰まる用な感じがするものですよね。
そんな時に、あらためて、お湯のありがたさが身にしみました。
家族は未だ寝ているので、だれも気づいていません。
とりあえず、出社してから、家族にLineで連絡しました。
ガス給湯器さんに電話をして、修理に来てもらう様に家族にお願いしました。
そして、結局は、その日の内に、新品に交換工事を完了してもらって、午後3時には、もうお風呂に入れるようになったのです。
どうです? 早いでしょう?
たまたま、工事業者の繁忙期に当たらなかったせいもあるかも知れませんが、実はこれには、ちょっとした秘密があるのです。
それは、事前の準備をしっかりとしていたからだと思っています。
事前準備とはなにを準備しておけばいいの?
まず、壊れたその日のことを想像すればわかると思いますが、すぐに工事に来て貰う必要がありますよね。
そのための準備としては、①交換する機種やモデルを決めて、②実際に工事を依頼できる安くて信頼できそうな工事業者を予め探しておいて、③工事費込のコストを調べて概算を掴んで予算措置をしておくこと、の3つが大切です。
順番に見ていきますね。
交換する機種やモデルの選定
まず、自宅に設置されているガス給湯器のメーカーと型番を調べます。
これは外に置いてあったり、壁につけてあったりするので、現物のガス給湯器本体を見れば、すぐにわかります。
当時の取扱説明書が残っていれば、それも参考になりますね。
我が家の場合は、ノーリツの24号(容量を示す数値で、4人家族では通常24号です)の型番はGT-321AWQというものでした。
特に、こだわりや不満がなければ、今ついているメーカーのものと同じものの新型に交換するのがおすすめですね。
もちろん、リンナイ等他のメーカーに変更することも可能ですが、ちょっと面倒ですからね。
というわけで、まずは、ノーリツのHPなどで交換機種を選びます。
壊れた当日に、機種選定で迷わないように、決めておくのです。
壁掛けタイプなのか/据え置きタイプなのか、1つ穴式なのか/2つ穴式なのか、フルオートにするか/オートにするか、普通タイプか/エコジョーズか、などを決める必要があります。
これだけ、選択肢があると、壊れた時には慌てていて、正しく決められない可能性があるので、やっぱり事前にじっくり検討しておきたいですよね。
結局、私が選んだのは、「壁掛けタイプ」の「フルオート」の「エコジョーズ」でした。
壁掛けタイプかどうかは、今の給湯器と同じにすればいいので、問題ないですよね。
フルオートとオートの違いは、通常のお湯張りは自動のところは同じですが、フルオートだと「自動たし湯機能」、「自動ふろ配管クリーン機能」等が追加されます。
まあ、金額差は1万円ちょっとですので、長い間使うものでもあるし、私は最新のフルオートにしましたが、ここはオートでも十分かなとも思いました。
ただ、実際使ってみると、配管をクリーンにしてくれる機能はいいですね。お湯を抜くときに、最期に給湯器の配管内部をキレイにして自動で排水してくれるのです。
また、エコジョーズか普通タイプかというのも、長い間使うことを考えると、エコジョーズのほうが節約できるので、こちらにしました。
価格差もエコジョーズのほうが1万円ちょっと高いだけですから、すぐにもとが取れると思います。
以上は、私なりの基準で選定した結果ですが、結果的には、最も高いガス給湯器を選ぶことになってしまいました^^
とは言っても、オートタイプのエコジョーズでないパターンとの差額は、約2万円程度ですから、それほど高級品を買ったという感じはしません。
工事業者を探す!
ガス給湯器を単体で買っても取付工事は自分ではできませんよね。
ですから、通常は、工事業者からガス給湯器を買って取り付けてもらう場合が多いですね。
工事業者は、自宅近くのエリアを得意としている地元の業者がおすすめです。
ガス給湯器が壊れると、すぐに、急いで工事してもらいたい場合がほとんどですから、近くにあったほうが安心ですよね。
Webで検索する際には、「ガス給湯器 ○○市」のように検索すればいいでしょう。
検索結果の上位の5~6社程度に目星を付けて、以下の点を確認します。
1)施工エリアに自宅が含まれていること。
・近くの工事業者がすぐに来てくれるためには、必須条件ですよね。
2)365日24時間受け付け可能なこと。
・いつ壊れるかわかりませんから、いつでも受け付けてくれるところが安心ですね。
3)無料保証が10年間あること。
・給湯器本体も、工事も、両方10年保証してくれると安心です。
4)信頼できそうで、安いこと。
・信頼できるかどうかはホームページで確認するしかありませんが、給湯器本体の金額だけでなく、工事費についても明確に記載しているところがいいですね。
・できれば、工事費込みのセット価格の提示があるところは安心ですが、工事費別となっている場合には事前に電話などで確認しておくほうがいいです。
以上4点ぐらいを主に確認して、候補として、少なくとも2社程度は、目星をつけておきます。
もし1社がすぐ対応できないなら、他の1社にも頼めるようにしておくことが大切です。
事前にしっかり調べておけば、安い価格の工事業者だけに連絡することができるのがいいところです。
実際に壊れたときには、値段よりもすぐにやってくれるところに頼みたくなるものですが、あとで「損したな~!」ってことにならないように、しっかり調べておくのが大切です。
コストを把握して予算措置をしておく!
工事業者を複数社選んで、工事費込みの概算価格を把握するには、ホームページにセット価格として提示しているところもあるでしょうし、電話で自宅の状況を説明してから見積もり提示するところもあるでしょう。
4人家族で平均的な24号の給湯器であれば、工事費込みで15万円~20万円位になるはずです。
いずれにしても、概略コストは把握できますので、あとはこれをいつでも払えるように、銀行口座などにしっかりと確保しておく必要があります。
工事業者の場合、当日に現金払いを要求される場合もありますから、すぐに引き出せるような銀行口座などに確保しておく必要があります。
当座のお金がなくて、当日に工事が出来ないなんて、悲しすぎますからね。
ところで、ガス給湯器の耐用年数や寿命ってどれくらい?
通常、ガス給湯器の耐用年数は、10年程度と言われますが、実際にはもっと長く使用している人もたくさんいると思います。
ある調査によれば、15年~20年辺りで交換する家庭が最も多いとも聞きます。
機械の寿命って、使い方等にもよるので、はっきりしませんよね。
ですから、10年以上経過したら、早めに交換してしまうって手もありますが、15万円~20万円程度するガス給湯器をまだ使える内に交換しようとする人は、少ないと思います。
やっぱり、ギリギリの寿命まで使い切りたいものです。
実際に壊れたら、諦めて交換するしかないのですから、そこまでは使い切りたいと思うのが人情ですよね。
我が家では、もう22年も経っていましたから、いつ壊れてもおかしくない状況でした。
それでも、やっぱり、実際に壊れないと、出費の決断って出来ないものですよね^^
少しづつ、壊れそうな兆候があったり、一部の機能が失われたりして来ていました。
そんな兆候が現れてくれば、少なくとも心の準備はできますが、それだけではなくて、上述したような具体的な準備をしておくと、壊れたときにも、「じゃあ、まずはここに連絡しよう!」って焦ること無く自信を持ってアクションできますね。
また、突然壊れることだってありますから、やっぱり10年以上経ったら、交換工事の準備をしておくことをおすすめします。
まとめ
●ガス給湯器はある日突然壊れますので、その時に慌てないためにも、事前準備って結構大切です。
●壊れた当日には、予め決めておいた工事業者に型番を指定して工事をお願いすると、とってもスムーズです。
●お金が現金で払う必要があることも多いので、ガス給湯器代として、しっかり確保しておくことも忘れずに。