ふるさと納税で殻付きウニを食べてみた!本当に美味しいの?
ふるさと納税のお礼の品で、今回は「殻付きのウニ」をゲットしました。
今までもウニは何度かゲットしてきましたが、全部「塩水ウニ」を選んできました。
これは、生雲丹を塩水に浸してパックされたものですね。これはミョウバンのない生ウニなので、あまりハズレがないのが理由です。
でも、そればかりでは、飽きてきたので、今回はちょっと面倒ですが、敢えて「殻付きのウニ」20個入り1.8kgを頼んでみました。
北海道根室市のお礼の品で寄付金は1万円です。
さて、殻付きのウニを捌くのって大変なのでしょうか?そして、肝心の味のほうはどうでしょうか?
不安と期待でワクワクです。
「殻付きウニ」の到着で~す!
申し込んでから、時間がかかるんだろうな・・と思ってのんびり構えていたら、寄付から1週間ぐらいで「発送しました」とのこと。
ラッキーなことに、土曜日到着予定なので、じっくりと殻付きウニと格闘する時間が取れます。
荷物は、1.8kgということで結構大きめの発泡スチロールに入ってきました。
思ったよりも、大きいです。
生ものですので、冷蔵便でした。
ウニの冷凍ってのはないよね~って思っていたので、予想通りです。
発泡スチロールの箱に中には、銀色のアルミのような袋があります。
この銀色の袋の上に、ウニの捌き方の説明書と根室市の宣伝パンフレットが載っていました。
説明書はシンプルながらも、それほど難しそうでもなく、「なんとかなりそうかな」って感じがします。
それに、事前にYoutubeでも少し研究していましたしね。
それにしても、私は結構この根室市に寄付してきています。
別に、根室市が好きだとか、納税したいってことでもないのですが、毛ガニなどの海産物を探していると、結構高い確率でお礼の品を探していると、結果的に根室市に当たることが多いんですよね。
つまり、お礼の品のレベルが高いってことです。
実感として、根室市がふるそと納税に真剣に取り組んでいることがとてもよくわかります。
銀色の袋を広げると、まずは、大きな保冷剤です。
ダイソー製でした^^ それにしても大きな保冷剤。
まだまだ、保冷剤はカチンカチンで、冷たくてしっかり冷えているようでした。
発送日が2日前だったのでちょっと心配でしたが、ここで一安心。
保冷剤をどけると、そこにはドサッとウニです。
保冷剤とウニは接していたので、ウニのトゲが保冷剤にいくつか突き刺さっていました。
ウニを数えると22個入っていました。2個おまけなのか、1個あたりが小さかったのか不明ですが、購入するときの説明書きには、こんな説明がありました。
「殻を割らないと中身がわかりませんので、できるだけ良質そうなものを選ぶようにしますが、色の悪いものや、身が小さいものが混じっている場合があります。殻付きうにを少し多めに入れて置きますので、その場合は、ご容赦願います。」
つまり、この2個が「少し多め」にということなのかな、と納得です。
このままでは冷蔵庫に入らないので、お皿に分けてみます。
大きさは若干の大小がありますね。
よ~く見ると、バフンウニの短いトゲが動いています。生きてる~。
ちょっとアップで撮ってみます。
冷蔵庫の中で動いて皿から脱走しないかな?とちょっと不安でしたが、実際にはそんなに動きませんでした。
では、殻付きウニを捌きま~す!
まずは、殻付きウニを捌くための準備開始です。
手前に置いた2つのボールは、左がウニの洗浄用で、右が完成品用です。
完成品用にはザルを入れておいて水切りを簡単にできるようにしておきます。
水500mlに塩大さじ1杯(16g)を入れて塩水を作りました。目安は、1Lの水に塩30g程度です。
この時に使った計量カップと軽量スプーンも見えますね。
本当はピンセットがほしかったのですが、手元になかったので、先の尖った小さな箸で代用しました。
これでもなんとかなりましたね。
また、ウニの身をこそぎ取るためのスプーンも用意しました。ムラサキウニと違って、扁平な形のバフンウニでは、大きなスプーンでは入らないので、小さめのスプーンがいいです。
写真には写っていませんが、キッチンバサミも必要です。
以上で準備完了です。
では、早速まな板の上にウニを1匹置いて、作業開始です。いくぞ~。
まずは、ひっくり返して口のある部分を上に向けます。
口の部分が引っ込んでいる感じになっています。
ウニの口のある部分の周りは妙に柔らかくなっているんですね。
ここに、キッチンバサミでぐさっとさして、口の部分をくりっと取り出します。
こんな感じです。
中には液体のような黒いものがみえていて、臭いがします。ちょっと、クサイ臭いで、一瞬腐ってるの?と思ってしまいましたが、どうもこうゆう臭いがするもののようで、腐っているということは無かったです。
また、この時点で口がうまく取れなくても大丈夫です。ウニの中に落ちちゃっても、あとでも取れますからね。
次に、口の部分を少し広げるように、ハサミで切り込みを細かく入れて、適当なところで深い切り込みを2箇所に入れて、手でパカッと割ります。
こんな感じです。
黒いところは食べられないところで、オレンジ色のところがウニの身の部分ですね。
つまり、卵巣ということになります。
卵巣は、ウニの壁にへばりつくようになっていて、合計5個あるはずなのですが、上手に割らないとよくわからないですね。
まず、右側のほうから、水道水を流しながら、時々洗いながら、黒い所を箸で取り除いていって、最後にスプーンで卵巣をこそぎ取るって感じです。
右側完了です。
もう片方のほうも、身を取り出しました。
さて、実際に取り出した身はこんな感じです。ちょびっとですね。それに、少し細かくちぎれてしまっていますね。
一番初めはこんな感じで少し失敗しましたが、その後は順調にできました。
やっぱり慣れってあるんですね。
黙々と1人で作業していると、バイト帰りの息子が登場して、手伝ってもらいました。
水道を流しながら、箸で黒い部分を取り除いているところです。
この作業を延々と、ウニを12個捌きました。残りの10個は妻と娘の分にとっておきます。
ところで、ウニを捌いてみて、何故ウニが高いのか、その理由の一つがわかりました。
これは、人件費が結構かかるっているんですね。
これは自動化できないでしょうからね。
そして、12個分のウニがこれです。(すこし取り分けた後なので、少し減っていますが)
いよいよ、「殻付きウニ」をいただきま~す!
ちょっと小さめの器にウニを取り分けていきます。2人分です。
息子が1個ずつ丁寧に取り分けていきます。平等に1個ずつ分けてます。マメだな~。
しっかりと二等分した完成品です。
う~ん、凄い量です。どう見ても、一折以上はありますね。
これを寿司屋で食べたら、大変なお金を取られそうですね。
そして、さっそく試食です。
醤油とわさび、そして忘れてはいけないビールを準備しました。
さて、本当に、美味しいのかな? ちょっと、不安をいだきつつ、食べてみます。
「いただきま~す。」
ああ、旨い! 美味しい! ものすごく美味しい!
労働の後の成果物という自分の汗も加わって、抜群です。
こんなに沢山のウニを食べることって滅多にないので、とっても幸せな夕べとなりました。
ふるさと納税さん、そして根室市さん、ごちそうさまでした。
塩水うによりずっと美味しい。殻付きウニがとっても美味しいことを確認できました。
それにしても、ウニ22個からどれくらいのウニが取れたのでしょうか。
多分、通常の折り詰めのうににして、4つ分はあったと思います。家族で1人一折を食べた感じでしたから。
そうすると、400g程度ってことになりますね。
たしかに自分で捌く手間や、多少取り出しが下手なために形が崩れることはあるものの、これは折り詰めのうにや塩水うによりも、相当お得感があります。
なお、エゾバフンウニは相当濃厚な味ですので、すぐにまた注文する気にはならないものですね。
この濃厚な味は、やっぱり、たまに食べるのがいいんでしょうね。