夏休みの工作!100均で作るアイディア集!素敵な3Dの影絵編!
2019/08/19
今回は、小学校高学年向けの夏休み工作・ペーパークラフトで作る「3Dの影絵」です。
海外では「ライトボックス」といいますが、日本ではなんと呼べばいいのかわからないので、とりあえず「3Dの影絵」としておきますね。
イメージは上の絵の通りで、立体的に見える影絵のようなもので、バックライトを照らすことで、奥行きを感じることができます。
とっても素敵なインテリアにも、お洒落な間接照明にもなりますね。
素材は紙ですから、加工も簡単ですよ~。
では、早速作り方を見ていきましょう。
目次
「3Dの影絵」の作り方は難しい?
3Dの影絵の作り方の基本は、1枚の絵をいくつかのパーツに分けて、重ね合わせるだけですが、そのときに紙の間にスペーサーをいれて少し間を開けることで、立体感を出すようになっています。
森の中の湖の前に佇む馬の影絵の作り方は、こちらの動画で丁寧に説明しています。
英語なので、細かいところはわかりにくいとしても、直感的に作り方のイメージはできましたよね。
では、はじめに、必要な材料や工具から具体的に見ていきましょう。
材料や工具はなにがいるの?
材料は、全て100円ショップで買うことのできるものばかりです。
さっきの動画では、木製のケースまで自作していますが、今回は、夏休みの工作なので、ここはもっとシンプルにしちゃいましょう。
材料はこちら!100均で全部揃います!
材料は、こちらの5つです。すべて100均で買えるものばかりですよ。
1.ペーパークラフト紙
・カードストックともいう厚めの紙や、ペーパークラフト用の紙です。
・100均でも、ペーパークラフト紙を売っているところもありますし、なければ、インクジェット用の印刷紙で厚口のものでも使えます。
2.スチレンボード
・100均では「カラーボード」という名前で売っていることが多いようです。
・厚さ1cm程度のボードを、幅約1cmに切って、1cm角の細長い棒状にして、スペーサー(影絵の間にはさむもの)として使います。
3.トレーシングペーパー
・半分透けているような紙で、湖に写った絵を表現するようなときに使います。ちょっとボケた感じが出せます。
・100均でも、A4で20枚入りなどで売っていますよ。
4.外装ケース用ダンボール
・外装になる箱は、100均で買えるA4サイズのダンボールや、ちょっとお洒落なペーパーボックス等を加工して使います。
・廃材のダンボールで自作するのでもOKですね。
5.フォトフレーム
・これはなくてもいいですが、作品を正面から見たときに、見た目が綺麗になるように、A4サイズのフォトフレームがおすすめです。
・100均でも売っていますね。
6.バックライト
・影絵の後ろから明かりをつけて明暗を浮かび上がらせるためのライトです。
・LEDライトだと点光源になってしまいますので、ある程度の広さを持ったライトいいですね。
・100均では、クリスマス等に使う光る電飾ライト(フェアリーライト)がおすすめです。
工具はカッターがポイント!100均でも全部揃います!
1.カッター
・影絵を切り抜くので大切な工具です。100均で使いやすそうなカッターを探しましょう。
・有名なカッターなら、オルファのアートナイフが定番です。それほど高くないので、これでもいいかも。
OLFA(オルファ)アートナイフカッターナイフ 10B |
2.カッティングマット
・カッター専用の下敷きです。これがないと机の上がガタガタになってしまいますので要注意です。
・これも100均で売っていますので、A4サイズよりちょっと大きめのB4サイズのものがおすすめです。
・大きめのほうが使いやすいですからね。あまり薄すぎるのはカッターが突き抜けそうなので、厚さ3mm程度を目安にしましょう。
3.金属製定規
・ステンレススチール製の物差しも100均で買えます。
・プラスチック製の物差しだと、カッターで切るときに、物差しも一緒に削ってしまうことがあるので、金属製の定規はあったほうがいいですね。
4.接着剤(のり)
・木工用ののりで十分です。紙の接着に使いますが、これでOKです。
・こちらも100均で売っていますね。
肝心のイラスト素材の絵はどうやって作る?
ところで、材料や工具は揃ったけど、肝心の絵をどうするかって?
そこが問題ですよね。
もちろん、自分でオリジナルの絵を考えて作るのがベストですが、なかなかそうも行きませんよね。
実は、今回の動画で紹介している馬の3Dの影絵のテンプレートは、無料でダウンロードできるんですね。
8枚の影絵のセットになっているので、これをこのまま使うことができます。
>>>ダウンロードはこちら
さらに、こちらでは、いろいろなテンプレートを無料でダウンロードできます。
>>>ダウンロードはこちら
また、これらの無料テンプレートを元にして、自分のオリジナルになるように、自分なりに少し手を加えてみても面白いですね。
さっきの馬のテンプレートなら、真ん中の動物を馬じゃなくて、ほかの動物にしたいってこともありますよね。
そんな場合には、こちらのサイトからシルエットを無料でダウンロードして、馬をいろんなものに変更することも可能です。
例えば、鹿にしたいなら、こんな感じのシルエットをダウンロードできますよ。
このシルエットを適当に縮小拡大してさっきの馬のテンプレートに置き換えればいいだけですので、結構使えそうですよね。
どうですか? できそうな感じですよね?
3Dの影絵の作り方の手順詳細は?
はじめにご紹介した「馬の3Dの影絵」をもとに作り方の詳細をご紹介します。
1.ダウンロードしたテンプレートをA4サイズより1cmほど小さく、縁取りができるように普通のコピー用紙に印刷します。(あとでスペーサーを貼って重ねていくからですね)
2.印刷した紙をペーパークラフト紙に重ねて、ホッチキスで止めます。
3.あとはテンプレートに沿って、カッターで切り取っていきます。全部切り取ったら印刷した紙は取り除きます。
4.これをすべてのテンプレート分作ります。
5.湖に反射しているところは、トレーシングペーパーを使って光を和らげて、反射しているような効果を出します。作品を正面から見て、湖に写っている絵のすぐ手前にトレーシングペーパーを置くことで、バックライトをつけないときには、湖面に映っている絵は見えずに、ライトをつけると見えるという効果を作ります。
6.これらをすべて重ねてみて確認します。作品を正面から見て、一番近くに見えるものが一番上にあって、一番遠くに見えるものが一番下になりますね。
7.これでOKなら、一番近くに見える一番上のテンプレートを取り出して、裏返します。その四方に1cm角に切ったスペーサーを糊で貼り付けます。そのスペーサーの上面にまた糊を塗ります。
8.2番目に近くに見えるテンプレートを取り出して、裏返してスペーサーの上に貼り付けます。
9.このようにして、テンプレートとスペーサーを重ねていきます。トレーシングペーパーだけは、スペーサーなしでテンプレートと直接重ねてOKです。
8.全部重ねたら、正面にはフォトフレームをはめて見栄えを良くします。あとは、外装はダンボールで作ります。
9.ダンボールの深さは15~20cm程度にして、裏側にはバックライトのフェアリーライトを適当な場所に取り付けます。
10.以上で完成です。ライトをつけてみましょう。
最後に、森の風景の3Dの影絵のテンプレートも、無料でダウンロードすることができますので、こちらも参考にどうぞ。
まとめ
●3Dの影絵はとっても素敵です。なんとも言えない不思議な魅力がありますね。
●テンプレートは無料でダウンロードできますし、それに少し修正を加えただけで、自分のオリジナルにすることができます。
●ちょっとカッター切り取るのが大変ですが、その分の達成感はありますよ~。