竹富島半日ツアー体験記!グラスボートと牛車と星の砂で大満足!
2019/05/25
銀婚式の記念に、妻と二人で石垣島に行ってきました。
ゴールデンウィークのあとの一番安いと言われる時期を狙って、5月18日(土)~5月20日(月)の2泊3日の旅です。
初日の朝は、6時10分羽田発の飛行機で、9時には石垣島に到着するという強行スケジュールです。
そこで、レンタカーをサクッと借りて、石垣港へ行き、まずは、竹富島ツアーに参加しました。
半日コースでしたが、竹富島を感じるには十分なツアーでした。
ということで、今回は、竹富島ツアーの体験レポートです。
乞うご期待。
目次
竹富島ってツアーで行くがいいの?個人で行くのがいいの?
竹富島は石垣島のすぐ近くにある小さな島です。
石垣島から、船で10分程度の距離ですし、定期便が1時間に2~3本ありますし、気軽に行ける島なんですね。
なので、わざわざツアーにしなくても、個人で行けばいいんじゃないかな?と思ったりもしたわけですが、初めての土地ですし、乗り継ぎやら手続きやらで手間取るのも面倒です。
それに、半日しか時間がないので、スムーズに観光したいと思ったので、結局、ツアーを申し込みました。
私達が利用したのは、リーズナブルな価格が魅力のこちらです。
結果的には、ツアーにして良かったと思いました。
ツアーとは行っても、添乗員が付くわけではなくて、それぞれの観光サービスは完全に分業化されていて、現場に行くとそこの担当者が次のところまで、連れて行ってくれるというシステムなんです。
ツアーでないと、あんなにスムーズに回ることはできないと思いましたね。
観光の内容は、ざっくり言うと、石垣港から船に乗って竹富港に行き、そこからグラスボートで海底を見て回ってから、バスで竹富島観光をして、最後に牛車に乗って観光して、また船で石垣島に帰ってくるコースです。
13時10分発で、帰りは16時10分頃石垣着という半日のコースですね。
ツアーのきっぷは、乗船券・グラスボート遊覧券・バス観光券・牛車観光券等が全部くっついていて、順番に担当の係の人に渡していくというものです。
担当の人たちは、普段から大人数を扱っている感じで、慣れたものです。
ロスタイムはほとんどなく、全体にスムーズに観光できたのは、やっぱりツアーのおかげだと思っています。
これで一人4,000円(税込)です。
船が往復1,140円、グラスボート1,200円、牛車1,200円、バス300円なので、ほぼ同額ですからね。
特に、初めてなら絶対にツアーがおすすめですよ。
まずは、腹ごしらえをしてから出発!
レンタカーの軽自動車で石垣港に到着したのが、11時前ぐらいでした。
駐車場はいくつかあるようでしたが、石垣港に一番近い第1駐車場は満車で入れませんでしたが、すぐとなりの第2駐車場に停められました。
この辺の駐車料金は、1時間100円なんです。安い~。6時間停めても600円ですからね。
ちなみにこの軽自動車、3日間で7,000円という格安なもの。
島も小さいですし、二人だけですし、何の不便も感じませんでしたね。
このレンタカーは、「美らレンタカー」で借りました。
ここは格安ですよ~。
もう外は、真夏のような強烈な日差しです。
流石にこの暑さに耐えきれず、車の中で短パンとポロシャツに着替えました。
サングラスと帽子も必須ですね。
ツアーの開始は13時10分なので、少し時間があります。
まずは、昼飯を食べようということで、近くのお店を探しますが、なかなか近くには適当なところがありません。
ちょっと離れるとあるんですが、この暑さでは歩いて行く気にはなりません。
車を駐車場から出しちゃうと、また停められるか心配だし。
レンタカー屋さんでもらった観光案内を見ながら、店を探していますが、なかなか決まりません。
そのうちに、この「石垣港離島ターミナル」の中にもお店があることがわかって、こちらで済ますことにしました。
ターミナルの中には、たくさんの観光会社がひしめいていますね~。
私達は「ソムリエ」というテーブルが2つぐらいしかないこぢんまりとしたお店に入ることにしました。
さて、何にしましょうか。
「お肉たっぷりの八重山ソーキそば」を2つと、地豆豆腐(ジーマミトウフ)1つを注文しました。
ジーマミトウフは、二人で分けることにしました。
料理ができるまでの待っている間に調味料が気になります。
「ぴーやし」というこちらの胡椒が面白い。初めてみました。
香りもちょっと変わっているので、お店の人に聞いてみると、やっぱりこちらの胡椒のようで、観光客に今人気があるとか。
「これが若い人の間で人気みたいよ」と言って、見せてくれたのが左の「ピイヤーシ」です。
譲ってもいいよってことなので、妻が早速両方の胡椒を買っていました。
これ、ソーキそばにかけて食べてみましたが、確かに美味しいですね。
さて、そうこうするうちにソーキそば登場です。
おっと、肉がでかいです。
緑の野菜がアクセントになっていますね。
麺はちゃんぽんのような太い麺ですね。
一口食べてみて、びっくり。
正直なところ、こんな小さなお店で味は期待していなかったんですが、「これが、旨い!」
スープが最高です。あっさりして、コクがあって、美味しい。
ソーキとはあばら骨の付いた肉のことのようで、でっかい骨付きの肉が入っています。
食べごたえも十分。大満足です。
次に、妻のおすすめのジーマミトウフ。
これもまた、不思議な食感と甘いタレとのマッチングが素晴らしい。
とっても美味しかったです。
これはどっかで食べたことのある味だと思ったのですが、思い出せませんでした。
なにか懐かしいような不思議な味です。
さて、お腹も膨れたことだし、いよいよ出発で~す。
扉から外にでると、そこはもう桟橋です。
乗り場はたくさんありますが、私達は7番乗り場でした。
実はこの桟橋は浮き桟橋になっていて、潮位の変化があっても桟橋から直接船に乗れるようになっていました。
さて、この白とオレンジの船に乗ります。
見た目は遅そうなイメージなんですが、実は結構高速で走るんです。
船内は結構エンジンの音が、「ゴーッ」と大きく響いています。
一番下の水面に近い席に行くと、エンジンから離れるためか、少しはましになります。
防波堤を過ぎると、いよいよ高速走行になって、水しぶきを上げて疾走します。
結構速いです。
そして、あっという間に、竹富港に到着。
歩いて行くと、桟橋出口のところで、私たちの名前を書いたプラカードを持っている人が待っていて、その人がグラスボートに案内してくれます。
とは言っても、すぐとなりでしたけど。
トレイ休憩の後、いよいよ、グラスボートの出港です。
グラスボートは水族館よりいいの?
グラスボートって微妙な感じをもっていませんか?
「わざわざ乗るほどのものか?」って感じがするかもしれません。
しかし、乗ってみてわかりました。
やっぱり、水族館の作られた世界ではなくて、本物の海の中を覗けるのは楽しいです。
人によるかもしれませんが、私は水族館よりもいいと思いましたね。
グラスボートは船底にガラスが貼ってあって、それをみんなで覗き込む様になっているんです。
一番うしろにいる船長さんが、船を微妙に調整しながら説明してくれます。
ちょっと深いところを行くのかな、と思いきや、これがものすごく浅いところで見えるんです。
遠浅の海なんですね。
大きなサンゴやシャコガイや無数の魚たちが目の前を通り過ぎます。
ポイントにくると、船長さんが船を停めて、しばらく説明してくれたりします。
デジカメで撮影したのですが、あまりうまく写っていませんでした。
これは生で見るのが一番です。
ちょっと、動画で雰囲気を少しだけ味わってみてください。
約30分のグラスボートを終えると、次は港でバスが待っています。
また、案内の人が、「こっちですよ~」って誘導してくれます。
楽~。
星の砂って見つけるのって大変なの?
さて、次は、バスの運転手さんに、バス乗車券を渡して、バスに乗ります。
ここからは、バスの運転手さんが自ら運転しながら、説明してくれます。
ここでは、とにかくワンマンでなんでもやるんですね。
竹富島には、驚いたことに、道路標識がないんですね。
たしかに制限速度も書いてないですし、駐車禁止もなにもありません。
不思議ですね。
警察もいないんですって。
凄いですね。まるで無法地帯ですが、そこはモラルのある住民のおかげで成り立っているんでしょうね。
素晴らしいですよね。
しばらく走ると、もう、カイジの浜に到着です。
ここは、「星の砂」で有名な海岸ですね。
ここでバスを降りて、星の砂を少し採ってみました。
運転手さんがコツを教えてくれました。
さて、星の砂を探すコツとは、以下の4点です。
1.まず、満潮の時に水が来たところは砂がちょっと濡れています。そこがポイント。
2.潮が満ちたときに星の砂を波が運んでくるので、潮が引いた時に引っかかるところを狙うのがポイント。
3.つまり、岩が少し出ているようなところの陸側の岩の縁あたりがポイントになります。
4.そして、砂はすくうのではなく、手のひらを軽く砂において、持ち上げると砂が手についてくるので、そこから星の砂を探すと探しやすい。
みなさん、説明を聞きながら探していますね。
私も少しは獲れましたが、めっちゃ、ちっちゃいので、すぐに疲れてしまい、途中からは、サンゴのかけらを箸置き用として採取していました。
箸置きはいくらでも簡単にとれますからね。
一方、妻はというと、どっかと腰をおろして、星の砂を辛抱強く探していましたね。
さて、「カイジの浜」の次は、有名な海水浴場の「コンドイビーチ」をバスの窓ごしに見学です。
とっても遠浅で、相当沖のほうまでいっても膝ぐらいだとか。
子供連れには最高ですね。
泳げない私でもここなら安心です。
いつかゆっくりと来てみたいな、と思える素敵なビーチです。
牛車って乗る価値あるの?
さて、次は牛車ですね。
牛車乗り場の建物に入って、牛車の乗車券を渡します。
順番を待って、牛車に乗り込みます。
タイミングよく、一番前の席、つまり水牛のすぐ近くに座れました。
牛を操るのは、おじさんのイメージがありましたが、私達の牛車は、若い女性の方でした。
地元の方のようで、三線を使って沖縄の歌も歌ってくれました。
牛車に引かれてゆっくりと移動するのはいいものですね。
時間の流れの速度が違うんだなって、素直に感じます。
途中で、島で唯一のコンビニの前を通過しました。
いわゆるただの雑貨屋さんのイメージですが、この島には、こんな店が2つしかないそうです。
また、生活必需品のトイレットペーパー等は売っていないそうですので、石垣島に行って皆さん買うんでしょうね。
日常生活はそれなりに大変そうです。
民家の横には、貝殻を袋詰して売っているところもありました。
なんとなく、日本じゃないみたいですよね。
一回りすると、引っ張ってくれた水牛と一緒に写真を撮ります。
買っても買わなくてもいいのですが、妻は必ずこうゆう写真は買います。
私には理解できません。
帰りの竹富港までのバスの待合室で、乗車券と引き換えに、ビニール袋に入った星の砂が貰えます。
さっき、上手に獲れなかった自分には地味に嬉しい。ふふ。
バスの時間まで少し時間があったので、お土産屋さんをぶらぶらと見て回ります。
ここで、お土産になにか買う気持ちは全く無かったものの、なぜか急に自分用のシーサーが欲しくなって、買っちゃいました。
自分の部屋において、魔除けしようと思ったのです。
どうです?
効果ありそうでしょう?
まとめ
●竹富島は石垣島からすぐ近くの秘境とも言えるような場所。石垣島がいかに都会であるかがよく分かります。
●竹富島に初めて行くならツアーがおすすめ。それも、グラスボート+バス観光+牛車観光の3つ揃っているのがいいです。これでも一人4千円とリーズナブル。
●竹富島は道路標識も警察もいない不思議なところです。石垣島まで行ったなら絶対に行くべきスポットですね。