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軽自動車の賢い買い方とは?購入の準備と決め手とは?

      2018/03/20

先日、軽自動車の新車を購入しました。

15年間乗り続けた前の軽自動車からの乗り換えです。

今回は、私の実体験から感じた軽自動車を購入する時の正しい方法と、実際の購入の決め手となるポイントについてのご紹介です。

私の個人的な主観に基いて書いていますが、あなたの軽自動車購入の際に、少しでも参考になれば幸いです。

 

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軽自動車の賢い買い方とは?

軽自動車の購入方法と言っても、簡単にいえば、直接ディーラーに行って見積りをもらって、買うってことですから、特に難しいことではありませんよね。

しかし、軽自動車とは言え、100万円を超える大きな買い物ですし、それなりのビックイベントでもあるわけですから、少し工夫して、できるだけ気に入ったものを、納得できる価格で買いたいものですよね。

そのために私が実際に行った方法をご紹介しましょう。

 

ここで前提とする軽自動車の購入者像とは?

なお、ここでは、一般的な軽自動車を前提にしますね。

趣味で購入するような軽自動車、例えば「ホンダのS660以外は考えれない!」等という場合を除きます。

その場合には、一択ですから迷う必要もありませんからね。

 

つまり、ここでは、以下のような方を対象としています。

・軽自動車のメーカについては、特にこだわりがない。
・軽自動車を移動の道具として考えている。
・軽自動車の最大のメリットは経済性だと思っている。

まあ、簡単に言うと、メーカにこだわりがなく、各社を比較して、納得できる新車をリーズナブルな価格で買いたい方ってことになりますね。

私がまさしくこのタイプです。

中古車市場もいろいろありますが、話が発散しますので、ここでは新車に絞ることにします。

 

軽自動車の購入手順の「全体像」とは?

それでは、まず、軽自動車の購入手順の全体像を把握しておきましょう。

実際に、購入を決めてから、どんな手順で購入まで進めるのがいいのか、私のおすすめする方法は以下の通りです。

■準備編
1)新車の軽自動車の購入を決意する
2)軽自動車のカテゴリーを決める
3)興味のあるメーカを決める
4)各社のホームページで大体の価格帯を把握して予算を決める
5)車のグレードを決め、オプションも決める
6)ディーラーの場所を確認する
7)値引き可能な金額を確認する

■ディーラー廻り編
1)ディーラーへ行く
2)現物を見る
3)試乗する
4)見積書をもらう
5)以上を繰り返す

■交渉編
1)各社の見積を比較する
2)ターゲット金額を決める
3)ターゲット金額を提示して交渉する
4)契約書にサインして完了

 

軽自動車の購入の準備とは?

購入手順の中で最も重要なのが、初めの「準備作業編」ですね。

ここをしっかりしておくと、ブレずにまっすぐに購入までたどり着けますが、ここが曖昧のままだと、営業マンの一言でブレまくって、疲れ果てて、どこにも決められないという事態に陥ります

それでは、準備作業について、一つづつ確認して行きましょう。

 

軽自動車の「カテゴリー」を決める!

軽自動車には、大きく4つのカテゴリーがあります。

①背の低い軽自動車(アルト、ミラ等)
②セミトール型のワゴンタイプの軽自動車(ワゴンR、ムーヴ等)
③トール型のワゴンタイプの軽自動車(タント、N-Box等)
④1BOXタイプの商用の軽自動車(エブリー、ハイゼットカーゴ等)

この中から、自分が買いたいカテゴリーを決めましょう。

 

特に②と③は、見た目では非常に似ていますが、背の高さと車内の広さが異なり、金額的にも随分と差があるので、ここでは区分しました。

個人的なおすすめは、②ですね。

 

①は古典的で小さな軽で、安さはたしかに魅力的ですが、大人4人はちょっと厳しいです。2人しか乗らないならOKですね。

③は車内が非常に広くて使い易いですが、②に比べると、格段に価格が高くなるのが難点ですし、エンジンは②と同じなので、動力性能も劣ります。

④は仕事に使うことが多いタイプなので、ちょっと特殊な場合ですね。

 

ということで、現在の軽自動車のメリットである、車内の広さと安さを両立しているのが②ということになると思います。

予算に余裕があるなら③も、もちろんアリですね。

 

ここでカテゴリーを決めることによって、②のワゴンRと③のタントを比べるような、チグハグなことをしなくて済むわけです。

ここは重要なポイントですね。

 

興味のある「メーカ」を決める!

実際に行くディーラーを決めるということですが、こだわりがないなら全部のメーカを廻りたいところです。

 

②セミトール型のワゴンタイプの軽自動車なら、売れ筋ですから、全てのメーカが作っています。

スズキ・ダイハツ・ホンダ・三菱が主要4社となります。

 

それ以外にも、トヨタ・日産・スバルも軽自動車を売っていますが、基本的にOEMですね。

OEMとは、他社ブランドの商品を自社製品として売ることです。

例えば、トヨタとスバルはダイハツのOEMですし、日産は三菱とスズキのOEMとなっています。

ホンダだけは、OEMを行っていないので、ホンダの販売店でなければ買えないことになりますね。

まあ、特に、トヨタや日産のブランドに拘らなければ、軽自動車メーカであるスズキ・ダイハツ・ホンダ・三菱の4社で必要充分と思います。

 

このメーカだけは避けたいというのがあれば、削除してしまいましょう。

OEMを売っている販売店からも、見積をとってみるのは、間口を広く持つという意味では、アリですね。

なにかの販売店側の都合で、掘り出しものがあるかもしれませんし。

 

各社のホームページで価格帯を把握して「予算」を決める!

各社のホームページでは外見から内装、仕様、価格について全てを調べることができますので、事前にチェックします。

このとき、迷っちゃうのはグレードによる違いですね。

グレードの違いによって価格は1.5倍程度まで変わってきますからね。

まずは、グレードは中間位で想定すればいいでしょう。

 

このとき、FFか4WDか、ターボかノンターボか、も決めましょう。

FFとは前輪駆動のことで、4WDは四輪駆動のことです。

雪国は4WDがおすすめですが、雪がないところならFFで十分でしょう。

燃費もFFのほうがいいです。

 

ターボとは過給器のことで、パワーアップできる装置です。

加速性能は上がりますが、一方で、燃費は落ちますし、本体価格も高くなります。

軽自動車に速さを求めるのは、お門違いと思っている私としては、ノンターボをおすすめしますが、ここはあなたの好みでどうぞ。

 

以上のようにグレードを絞って、各社のホームページ上の見積機能を使って、実際に見積もってみると大体の金額レベルが分かります。

例えば、120万円~130万円とか、130万円~150万円とかのレベルですね。

どのメーカも同じようなグレードなら同じような金額になるはずです。

各社競争しているので、大きな違いは出ないようになっています。

もし、大きな差が出たときには、なにか仕様面やオプション選定での違いがあるはずですので、確認しましょう。

 

ここでとりあえずの購入予算を決めます。

幅があるでしょうから、とりあえず一番安いところに設定します。

120万円~130万円の場合は、まずは、120万円としましょう。

 

ここで、予算として受け入れられる金額レベルならOKですが、予算オーバの場合には、グレードを下げるか、カテゴリーを変更する必要がありますね。

 

車の「グレード」を決め、「オプション」も決める!

先程の概算見積時にグレードは大体既に決まっているでしょう。

私の個人的なお薦めのグレードは、一番下のグレードの一つ上です。

 

1番下のグレードは価格を低く抑えるために、無理して作ったグレードという感じがします。

ですから、3つのグレードがあるなら、真ん中にします。

2つしかない場合には下のグレードでも大丈夫でしょう。

 

実際に、ディーラーに行って営業マンを前にすると、営業マンはいろんなオプションを提案してくることもあるでしょう。

そのときに、営業マンの言いなりにならないように、見積を比較をするときのオプションは予め決めておきます。

 

私のお薦めするオプションは、以下の3つだけです。

・フロアマット
・ドアバイザ(窓の上につくバイザー)
・ラジオ付きCDプレーヤー(現在の車はオーディオレスが標準です)

ナビは高価ですので、コンパクトタイプの後付けでいいと思います。

そもそも100万円の車に、20万円もするナビをつけるって、ちょっとバランス悪いと感じてしまいます。

ポータブルナビで充分にナビとして使えるものもありますし、今時は、スマホのナビ機能でも充分ですしね。

 

 

なお、営業マンがよく言ってくるのが、3年間とか5年間とかの期間中、オイル交換や車検を無料で実施するといった「アフターサービスのパック」を勧めてきますが、これは、きっぱり断りましょう

少なくとも、見積比較するときには余計なオプションなので、削ります。

 

実際、メンテは、オートバックスやイエローハット等でオイル交換等はOKですし、安いです。

車検も民間の車検専門店で安いところがありますからね。

なにより、初めの5年ぐらいは、新車なんですから、そんなに点検しなくても、壊れませんって。

 

「ディーラーの場所」を確認する!

大体は、以上で決まりましたので、実際に行くディーラーの場所を確認します。

これも各社のホームページから、自宅から1番近いところでいいでしょう。

ディーラー各社は、近くに集まっている場合が多いので、1日で全部回ってしまいたいところです。

 

「値引き可能な金額」はどれくらい?

実際に値引きってどれくらいまでしてくれるのかという情報は重要ですね。

軽自動車の場合、車体価格が低めなので、値引きはあまり出来ないものと考えていたほうがいいです。

 

せいぜい、本体価格の10%程度と想定しましょう。

100万円の車なら、10万円がせいぜいといったところです。

それ以上は無理ですから、交渉するのも無駄だと思ったほうがいいです。

 

まあ、値引きは、10%を参考程度にして、あまり拘らないほうがいいです。

交渉事ですから、売れている車種なのかどうか、グレードが高いか低いか、決算期かどうか等、いろんな要素が絡み合いますので、変わってきます。

最後は店長の裁量ということになるでしょう。


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軽自動車の購入の決め手とは?

これで、「準備編」が完了しましたので、いよいよ、次の「ディーラ廻り編」に突入していきましょう。

 

ディーラ廻りは、できれば1日で全部廻ってしまうことをおすすめします。

車を買うのって、実は体力的にも精神的にも、結構な重労働なので、1日でまとめてやってしまいたい、ということと、もっと大切なのは、車の印象などは短時間で比較したほうが比較し易いからです。

翌日になると、昨日のイメージを忘れてしまいますからね。

 

廻る順番は、準備段階で、一番好感をもてたメーカを最後にするのがいいでしょう。

うまく行けば、最後のメーカで決められるかもしれませんから。

 

「ディーラー」へ実際に行く!

ディーラーへ行ったら、自分の見積をお願いしたい車の名前を言って、試乗をしたいことを伝えます。

今日、どれを買うか決めたいと思っていると伝えて、見積もお願いします。

これで、買う気満々であることをアピールしましょう。

 

ディーラーのやる気があれば、試乗車がなくても、社員の車を借りるとか、かなんとかやりくりしてくれるものです。

そのあたりの対応にも差がでるものですので、観察しましょう。

 

このとき、試乗するのは、自分の想定したグレードと同じであることが重要です。

たとえば、ターボ車しかなくて、それに試乗してもあまり意味がありません。

 

また、自分の想定しているグレードよりも、高いグレード高い車に乗るのも意味がありません。

グレードが高いから、よく見えるのはよくあることです。

実際に自分の買うグレードのものを、見て触って運転してみるのが重要です。

 

もし、試乗車がなくても、運転席に座ってみる、後ろの席に座ってみる、後ろのトランクを開けて広さを確かめる、ぐらいは最低限自分の目でみて実際に触ってみましょう。

最初に行くディーラーの車が基準になりますので、次にディーラーに行ったときに印象が前よりいいか、悪いかで判断すればいいですよね。

 

ディーラ廻りの「決め手」とは?

車の印象を決める時の決め手は、なんといっても「試乗」です。

運転してみた感じは皆少しづつ違います。

 

いいなあ、と思ったものは印象に残りますし、なんか印象薄いなあと感じるものもあるでしょう。

この試乗で8割は決まるのではないかと思っています。

 

やっぱり、乗ってみて、「ああ、これ、いいなあ」と思える車があなたにとっていい車です。

だから、試乗は絶対にしましょう。試乗が決め手になります。

自分の希望のグレードを試乗できないところは、なんとかならないか、営業マンに頼んでみましょう。

 

「見積書」をもらって内容を確認する!

試乗が終わったら、オプションを確認して、見積の作成をお願いします。

少し待たされてから、(多分、店長の決済をとってから)見積を持ってきます。

見積の内容を確認して余計なオプションがはいっていないか確認しましょう。

アフターサービスが、5年で10万円とか入っている場合には、削ってもらいます。

 

見積を出し直してもらったところで、「今日、決めたいので、ベストプライスを出してください」と言って、値引きを聞きます。

「とくに拘りがないので、一番安いところに決めますので」などと言えば、これぐらいなら、と言って手書きで書いてくれるか、口頭で言うでしょう。

口頭でいわれたら、その場で見積書にメモしておきます。

あまり、ネチネチせずに、クールに行きたいところですね。

 

以上の「繰り返し」!

以上の流れを4社繰り返します。

もう、4社目には、へとへとになります。

私も、今回は朝10時~夕方5時まで昼食なしでずっとディーラー廻りをしました。

 

OEMメーカに行く場合には、試乗は省きます。見積だけでいいでしょう。

もし、製造メーカのディーラーで試乗できなかった場合には、OEMメーカのものを試乗させてもらう手もあります。

とにかく試乗は大切ですから。

 

そして、最後のディーラーに行く時に、今まで行ったところで一番良かった車との比較をします。

もし、最後のディーラーの車が一番いいと思ったら、その場で価格交渉してサインまで行っちゃいましょう。

そうでない場合には、再度、一番いいと思ったディーラーに行って、最終交渉をして契約しましょう。

 

以上、こんなやり方なら、スムーズに購入までこぎつけると思いますよ。

ご参考になれば幸いです。

 

まとめ

●軽自動車の購入するときは準備作業が大切

●ディーラ廻りは一日で全て終える事

●決め手は、なんと言っても試乗したときの印象が一番大切

 

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