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腎不全から透析導入時の不安を和らげる2つのポイントとは?

      2019/06/01

17年前にクレアチニン値の異常がわかってから慢性腎不全を患ってきましたが、徐々に腎機能は低下を続け、先日、医師から「そろそろ、透析が必要ですね。」と言われてしまいました。

自分が透析をするという現実を前にして、やっぱり少し精神的に参っちゃうものですし、いろんな不安が頭をよぎります。

今回は、そんな透析についての感じた不安を和らげるための2つのポイントについてご紹介します。

あなた自身や知人などが透析になるときに参考になれば幸いです。

 

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医師から透析導入を告げられたときの正直な感想は?

慢性腎不全の保存療法を続けてきましたが、ある日、病院で血液検査の結果を見た医師から、一枚の紙を渡されました。

その紙には、「腎機能が低下しているため、残念ながら、そろそろ透析の準備が必要になります。」と書かれていました。

医師も、今まで保存療法で頑張ってきたので、口頭で言いにくいのだと思いました。

その時、私は「とうとう、このときが来たか」って諦めのような気持ちと、僅かな望みを持っていたけど「やっぱり、だめだったか~」という落胆の気持ちとが重なって複雑な感じでした。

 

それでも、次の検査結果が良ければ、望みをつなげるかも、とわずかな期待を持っていましたが、次の診察の日の血液検査の結果を見ても、更に悪化していました。

それを見て、今度は、自分から医師に言いました。

「先生、透析準備を始めたいので、紹介状を書いてください。」

そして、この病院での保存療法による治療は完了となり、次からは、別の病院で透析による治療となったわけです。

まあ、治療とはいっても、腎機能を改善させる治療法はないので、治療というよりも延命措置って感じですけどね。

 

末期腎不全の治療法を選択するときのポイントは?

私のような末期腎不全の場合、治療法は3つあります。

「血液透析」、「腹膜透析」、「腎移植」の3つです。

 

「血液透析」は、血液を機械でろ過してキレイにしてまた体に戻る方法です。

通常は、週3回通院して、1回あたり4時間以上必要となります。

一般的には、この方法が最もメジャーですよね。

 

「腹膜透析」は、お腹に中に透析液を入れて、腹膜を利用して、老廃物を透析液に出す方法です。

これは、1日に数回透析液の交換をしますが、自宅で出来るのがメリットです。

ただ、お腹からカテーテルというホースが飛び出るため、その見た目の問題や、そこから菌が入り込むと腹膜炎になるという心配があります。

通院は月に1・2回でいいので、生活への影響が少なくて済みます。

 

「腎移植」は、文字通り腎臓の移植ですが、これには亡くなった人からいただく「献腎移植」と、家族などからいただく「生体腎移植」があります。

「献腎移植」は、日本ではほとんど普及しておらず、平均待ち時間が15年ともいわれ、58歳の私のようなシニアには現実的ではありません。

「生体腎移植」は、家族の同意があればできるものです。

 

ここで、これら3つの方法から選択することになるわけです。

ほぼ普通の生活に近い状況になることができるのは、なんといっても「生体腎移植」ですよね。

これがやっぱり一番いいに決まっています。

 

でも、これって、「ねえ、腎臓1個くれない?」とは簡単に言えないものです。

健康な人から腎臓を取り出して、もらうわけですから、こちらから頼むってことは絶対にできないですよね。

それをやっちゃあ、人間として失格のような気がします。

もし、相手から申し出があったら、そのときに初めて考えるというものです。

 

事実、私の母も透析をしていましたが、その時、腎移植のことを考えたことは一度もありませんでしたね。

すでに、その頃、私の腎不全が発症していたこともありますが、健康だった兄もそんなことは考えたこともないと思います。

そのとき、母は78歳でしたら、仮にこちらから腎臓の移植を申し出たとしても断っていたとは思いますが、そんな可能性があることを家族の一人として知らなかったのは、ちょっと恥ずかしいことです。

腎不全=透析って、決まっていると思い込んでいましたからね。

 

自分がいざ末期腎不全になってみると、やっぱり、腎移植が一番いいし、そこにすがりたい気持ちになるのが人情です。

まあ、甘えが出るわけです。

 

しかし、冷静に考えると、私の母の家系には腎不全に人が多いんですね。

母も叔父さんも透析をしていました。そして、私も透析になろうとしています。

ということは、私の二人の子供達が腎不全になる可能性があるってことですよね。

 

そこまで考えて、「そうだ!もし提供できる腎臓があったとしても、それは子供達のために温存しておいたほうがいい」という思いに至ったわけです。

ここまで、考えをまとめるまで悶々とするわけです。

 

ああでもない、こうでもない、と人を責めたり、自分を責めたりして、ドロドロした気持ちになったりするものです。

しかし、やっと、いろいろな気持ちの整理をして、自分で方針を決めました。

私は、「腹膜透析」にすることに決めたのです。

 

一度、方向性を決めちゃうと、やっと心が落ち着きました。

今までのイライラがとれて、平常心に戻ることができました。

ここが、1つのポイントだと思います。

 

自分で、自分の治療の方針を立てるのです。

生体腎移植のように、人の好意にすがるようなことを期待してはいけませんね。

自分で治療方針を決めれば、楽になります。

あとは、決めたことを病院と一緒に、粛々と進めるだけでいいのです。

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透析導入に伴う医療費の不安を払拭するポイントは?

さて、次に私が不安を覚えたのは、やっぱり、経済的なことです。お金です。

透析というと医療費が相当掛かりそうですし、私には、まだ大学生の息子がいて、その授業料を払い続ける必要があります。

これからの生活の経済的な面を考えただけでも、暗くなってきます。

 

そこで、いろいろと調べてみました。

すると、知らなかったことがたくさんわかってきました。

結論から言うと、透析を開始しても経済的には心配がいらないことがわかったのです。

 

それには、3つのポイントがありました。

 

1つ目は、透析患者は、自動的に「身体障害者1級」になるんですね。

まさか、自分が身体障害者になるとは思ってもいませんでしたが、そのおかげでいろんな優遇を受けられるなら、有り難いことです。

というか、透析ってそれぐらい大変なことなんだなと、今更ながら実感したわけです。

 

2つ目は、透析患者への医療費助成制度が充実していて、「特定疾病療養受領証」と「重度心身障害者の医療費助成」を申請することで、透析に必要な医療費は、ほぼ無料となることがわかりました。

これも、なんとありがたいことか、行政に心から感謝します。

今までの人生で、お上の制度でありがたいと思ったのは、大学の授業料免除ぐらいしかありませんでしたが、今回の医療費助成は非常に助かります。感謝、感謝です。

当面の経済的な負担は避けられることがわかりました。

ここまでで、一安心です。

 

3つ目は、透析患者は「障害年金」をもらうことができるんですね。

これは、最低でも年間約80万円はもらえるもので、サラリーマンなどの厚生年金の場合には、もっと高額の年金をもらうことができます。

正確には、近くの年金事務所で調べて貰う必要があります。

65歳未満まで、この「障害年金」をもらえて、65歳からは通常の「老齢年金」にシフトするようになります。

これからの65歳までの約7年間、仕事も続けながら、年金ももらえることになるので、少なくとも経済的には、全く心配しないで良さそうです。

 

これだけ手厚く保護を受けられると、お金の心配はいらいないので、これからの人生を前向きに考えられそうです。

そこのところが、もっとも重要なんでしょうね。

たとえ、透析患者になったとしても、いかに残りの人生を有意義に生きていくかってことは、これからの私の人生の課題です。

 

自分の予定では、腹膜透析をしながら会社勤めを65歳の退職まで続けるつもりです。

そして、その頃には腹膜透析から、血液透析に移行せざるを得ないでしょうから、退職後は血液透析になる予定です。

その後は、人生二毛作として次のステージに進みたいと思います。

 

さて、来週から入院してお腹にカテーテルを埋め込む手術を受けます。

また、報告しますね。

 

まとめ

●末期腎不全の治療法として、生体腎移植には過度の期待を抱かないこと。

●血液透析と腹膜透析の選択は自分で明確に方針を決めて、割り切ること。

●透析患者の経済的支援は充実しているので、経済的には心配不要。

 

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