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人工透析の費用の助成!5つの重要な申請とは?

      2021/06/20

私は、約20年前に人間ドックで腎機能の低下が発見されてから、徐々に腎機能が低下を続けて、59歳の時に、いよいよ人工透析を受けることになりました。
やっぱり人工透析というと、精神的にもダメージを受けましたが、特に心配だったのは医療費等の費用面についてでした。

実は、幸いなことに、我が国の人工透析の医療費の助成制度はとても充実しているんですね。
今回は、自分の人工透析の経験を通して感じた費用の助成について、とっても大切なポイントをご紹介します。ご参考になれば幸いです。

なお、以下は千葉県の場合をご説明していますが、自治体によって多少手続き方法など異なる点はあると思いますので、詳細は最寄りの市役所や役場の障害福祉を担う部署に聞いてみてください。

 

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人工透析の費用はいくら?助成はあるの?

人工透析には血液透析と腹膜透析があります。
いずれも費用は月間数十万円かかると言われます。

数十万円という大金は一般の人には払うことができませんよね。
当然、私も場合も普通のサラリーマンですからとても無理な金額です。

しかし、幸いなことに、現在の日本の医療制度では、医療費の補助を受けられるので、実際には負担する金額はそれほど大きくはありません。ほとんどの金額が助成されると言ってもいいぐらいで、自己負担額は非常に少ないものです。

人工透析を始める時には、精神的にも肉体的にもダメージを受けるものですが、少なくとも経済的にはそれほど心配しなくて大丈夫です。
ただ、そのためには申請手続きをする必要がありますので、そこをしっかりと抑えて置くことがとっても大切なことになります。

 

人工透析になったら絶対必要な5つの申請とは?

1.特定疾病療養受療証(マル長)

まず、1つ目は「特定疾病療養受療証」(通称、マル長)です。

これは、健康保険組合から発行してもらいます。
これがあると、特定疾病については最大で1万円または2万円の自己負担で済むんです。
私の場合の特定疾病は、慢性腎不全となっています。
1万円と2万円の違いは年収の違いで、概ね年収600万円以上だと、2万円になります。

通常なら、月に数十万円かかる透析治療が1万円(または2万円)で済むわけです。
これは助かりますよね。ってか、これがなかったら、ほとんどの人は生きて行けないわけで、日本に生まれてよかった~って話です。

入院中に病院の事務局から説明を受けて、勤務する会社経由で健康保険に依頼すると、1週間程度ですぐに発行されました。
診断書があれば、比較的簡単に入手できるようです。

ちなみに、マル長では透析治療についての上限は設定されるものの、その他の医療費については通常の負担ということになりますので、要注意です。

 

2.身体障害者手帳

2つ目は「身体障害者手帳」の申請です。

透析患者は、ほぼ自動的に身体障害者に認定されます。
身体障害者手帳を市役所に申請すると、通常は「身体障害者1級」に認定されます。
これは知りませんでしたね。

パラリンピックとか身障者って自分とは関係ないと思っていましたが、なんといつのまにかその当事者になっていたんです。
身障者って意外に身近なものなんだってことに気付かされました。

退院の翌日に、診断書と申請書など必要書類を持って、市役所に身体障害者の申請に行きました。
その場で受理されましたが、審査の結果は2ヶ月後ということで、ちょうど2ヶ月後に市役所から郵便で連絡がきて、取りに行きました。

身障者手帳はいろいろな助成や優遇のために必要となる手帳ですので、とにかくすぐに申請するのがおすすめです。

 

3.自立支援医療受給者証(更生医療)

3つ目は、「自立支援医療受給者証(更生医療)」の申請です。

これは病院に意見書を書いてもらって市役所に申し込みをすると、「自立支援医療受給者証(更生医療)」を受け取ることができます。これによって、透析に関わる医療費の負担を1割かつ上限金額まで抑えることができます。
上限金額は市民税の課税状況で異なりますが、私の場合は月額1万円でした。
透析治療費の1割とは数万円程度になるはずなので、実質は上限が月額1万円ということになりますね。

ちなみに、これも透析治療についての上限は設定されるものの、その他の医療費については通常の負担ということになりますので、要注意です。

 

4.重度心身障害者医療費助成受給券

4つ目は、「重度心身障害者医療費助成受給券」の申請です。

これは身体障害者手帳を市役所で受領するときに申請することができました。
この助成が最強でして、医療費の自己負担額が入院1日300円、通院1回300円、調剤無料となるのです。

ちなみに、これは医療費全般について適用されるため、例えば風邪で通院する場合も、皮膚科や歯科に行く場合にも使うことができます。これは助かりますよね~。

今までの医療費助成をまとめると、私の場合はこうなります。

①特定疾病療養受領証(マル長):透析治療の月額条件が2万円
②自立支援医療受給者証(更生医療):透析治療の月額1割負担、月額上限1万円
③重度心身障害者医療費助成受給券:医療費全般の入院1日300円、通院1回300円、調剤無料

これら3枚を病院の窓口では健康保険書と一緒に提出する必要があります。
①~③は併用できますので、実質の自己負担は③だけということなります。
これで、いかに医療費助成が充実しているかがわかりますよね~。

本当に日本に生まれてよかった~。

 

5.障害年金

5つ目は、「障害年金」の申請です。

これは、身体障害者が受け取ることができる年金なんですが、通常の場合、透析患者は2級に認定される資格があります。
認定されれば、年間で最低でも78万円程度の年金を受給できるので、透析患者にとっては、大きなメリットになりますね。
すでに老齢年金をもらっている人は障害年金をもらえませんが、まだその年齢に達していなければ、もらえますので、是非とも申請すべきですね。

ただ、これは今まで説明してきたような簡単な手続きでは済まないんです。
特に面倒なのは、初診時の医者の診断書が必要なことです。私の場合、もう20年前のことですから、カルテが残っているのかから確認する必要がありました。

要は、病気にかかった当時に年金を支払っていたかどうかが問題であるはずなのに、相談窓口では、絶対に初診時の診断書は必要と言われます。

はじめは、年金事務所に相談に行ったのですが、対応が事務的で冷たい印象でしたので、不安になりました。その後、いろんな人に聞くと、障害年金の申請は一般に簡単ではないし、その地域によっても審査の厳しさは随分違うようです。また、私の住んでいる千葉県はその審査が厳しいらしいなんて話も聞こえてきます。

いろいろと情報を集めてみると自分で申請するのは非常にリスキーであることがわかりましたので、ここは、社会保険労務士にお願いすることにしました。
料金は成功報酬で年金の2ヶ月分程度でしたが、受給できない場合を考えると、とても安いものですよね。

結局、年金の申請が完了したのが、透析開始後の2ヶ月後でした。
申請日から年金の支給がカウントされるので、早く出したほうが有利なわけですが、医師の診断書とか必要になりますし、これぐらいはかかると思います。

その後申請から2ヶ月後に、社会保険事務所から自宅に電話で、年金の給付が決定したとの連絡があり無事完了しました。

 

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障害年金申請時の注意点とは?

以上の5つの申請について説明しましたが、やはり一番むずかしいのは障害年金の申請ですね。

私の場合は、まず地元の年金事務所に行って相談したのですが、これはやめたほうがいいと思います。

これは、プロの社労士さんにお願いするのがベストです。私の場合だと、手数料は支給額の2ヶ月分でしたが、それぐらい払ってもやってもらったほうが確実ですし安心です。

もし、万が一自分ですべてやって申請を拒否されてしまうと、それを覆すのは非常に大変ということですし、申請書の書き方にもノウハウがあります。私が勝手に記入した内容では問題があったことを社労士さんに指摘されて、修正してもらった部分もありました。

なお、申請には過去の状況を説明する必要がありますので、現在腎不全を患っていて、今後もしかしたら、人工透析になる可能性が少しでもあるのでしたら、簡単な通院のメモや日記のようなものを書くようにしておくことを強くおすすめします。

私の場合には、はじめにかかったお医者さんに病状はメモするようにしておくように言われて、なんとなく書いていたんですが、それが今回の申請ではとっても役に立ちました。
20年も前のことを細かく覚えているわけないですからね。これは大切なポイントだと感じました。

 

まとめ

●人工透析にかかる費用は月数十万円だが、様々な助成によって負担は少なくできる。

●一番強力な「重度心身障害者医療費助成受給券」を提示することによって、入院1日300円、通院1回300円、調剤無料となる。これは、透析以外のあらゆる病気が対象となる。

●障害年金の申請は、プロの社労士に頼むのがおすすめ。

 

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